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#80 東城は何故勝てなかったのか?
投稿者:LD <2005/08/11 01:24>
<<<親記事]
東城は何故勝てなかったのか?

さて「いちご100%」についてですが…。

> いやまあ、作者が東城をラスボスから降ろしたくなった気持ちはわかりますけどね。
> 路線変更で西野によって最終ヒロインの座から蹴落とされた償いに、東城には最大限
> いい役を振ろうとしたんでしょう。実際、雪の日に真中と訣別し、卒業式・同窓会と
> 真中に心揺らす気配のなかった東城は、ストーリーにはもう絡めないけど、ものすごく
> 愛情込めて描写されていたように思えます。

僕もこれに同感でして、つまりは桃栗先生も東城をラストに向けてどう動かすかでそうとう迷いがあったと思います。
というか…学園際でベストカップルか何かの番号合わせで真中と番号が合っていたのは東城さんの方だったワケで、通常あれは「内定通知」でしょ?(笑)ここまで“演出付け”されたヒロインが本命から転落なんてまあ聞いた事ない(笑)
そこから見ても僕はあのラストについて「東城あきらめた説」を展開しますね。西野を選んだし、西野も好きだけど、決して東城よりも好きなわけではないと言うね(笑)思い返してみても真中が東城さんを好きな部分や、エピソードなどは容易に引き出せるんだけど、西野さんはそれが低い。
…そのヒロインがラストに向けてゴールを切るように動けない。なんというか西野さんの発する“オーラ”に既に萎縮してしまってシュート自体に行けない感じなんですね。西野さんは「負けるもんか!」っていう気迫のオーラを出しているワケではなくって「あなた(東城)がシュートを打ったらそれで終ってしまう…」というネガティブなオーラで(笑)
…しかし学園祭後夜でシュート打つんですけどね。今度はそれを真中に拒否られれてしまう。これも真中が東城さんの事を何とも思っていないワケではなくって、西野さんが(好きだからではなく)完全に“棘”になっている。…なので自分がその思いを振り払うような土下座の拒否!(笑)ここが勝負の綾だなあ。東城さんにとって西野さんは本当にラスボスそのもので。東城については桃栗先生が(←しつこい)ラスボスになれる程、動かしたなら多分、もうそのまま西野さんは為す術なくゴールを決められていたと思います。

というより西野さんってラスボスという観点から言ってしまえば、つまり「スチュワーデス物語」で風間杜夫教官に「こんな両手になってしまったのは誰のせいなの!?」って詰め寄るあの義手女(名前忘れた)ですから!!(笑)←ビシッ!言い過ぎ!

上は冗談は冗談なんですが全面戦争になれば、それこそそこまで行った可能性もあるワケです。そこで変にドロドロした話を読者に見せるよりは、それぞれがそれぞれに傷を抱えつつも、納得もしているという「三方一両損」のような終わり方になったのかなあという気がします。

…しかし、そこまで東城さんが弱かったのはなんでなんだろう?……友達がいなかったからかなあ、マジで。普通、東城さんのようなキャラだと活発な親友とかをつけたりしてフォローする。この場合すぐに“あきらめモード”に入る東城さんを鼓舞する…といった動きをとるのですが、そこらへんの駒の足りなさが将(真中)を詰め切れない事になってしまったかなあ。

> いやあ、あの時点ではたとえ「別れてくれ」と言ってももう東城に行く目はないでしょう。
> 作者としちゃああの「雪の日の訣別」で描いた東城の辛い決意を作中で無にはすまい、
> と決めていたんじゃないかと思います。

いえ、作者の選択というより、主人公キャラ・真中の選択として「白紙にしてくれ」なんていうヘタれたお願いでは自縛になってしまったかなあと(笑)それとラブコメならどの位置からでも東城へ走る事はできると思いますよ。それこそ「どんなに前後の“辻褄”が合わない」話になったとしても一番好き合った者同士が結ばれる以上のハッピーエンドはない!というのが王道ですがら(笑)

東城さんの話はそんな感じでしょうか。決してヒロインの座を転落せざるを得ないキャラだとも思えないのですが……不運という事かな。後、西野さんについてもちょっと書いておこうかな。
  • Re:東城は何故勝てなかったのか? 投稿者:井汲 景太 <2005/08/13 02:31>
  • Re:東城は何故勝てなかったのか? 投稿者:井汲 景太 <2005/08/12 02:36>