#197 アニメ「時をかける少女」:解きかけの謎(その1) 投稿者:LD <2007/07/10 04:09>
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※ここ数日間チャットを断続的に利用し、アニメ「時をかける少女」の謎について話し合っています。手前味噌ながら、紆余曲折を経てかなり真相に近づいているのではないかと思いますが(…そうか?)、その経緯を掲載しておこうと思います。かなり迷走気味でもあるんですが(汗)その迷走具合が「時かけ」の謎の「大きさ」を顕してもいるかな?とも思います。……あ、できれば先に「時かけ」をご覧になって何らかの「疑問」を抱えてから読んでみると事をオススメします。 GiGi >> アニメ夜話時をかける少女の回チェックしました ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm524476 GiGi >> 後半、筒井先生と岡田さんの会話がとてもよかったですね。筒井先生がゲーム的リアリズムからメメントモリに至る可能性を語り、岡田さんはメタな視点の導入の可能性がありながら、日常のリアリティに拘りすぎて閉塞感を生んでいるとセカイ系批判をするという素晴らしい流れ。 GiGi >> 作品解説みながら、最後のタイムリープの段まではまったく不満がない事を改めて確認。そっから先がなんというか、実際に見たものと自分の理想の展開とが混線して、どんな流れだったのかはっきり思い出せなくなってるw。 GiGi >> 時かけは、ゲーム的試行を繰り返した真琴が、最後にスタート地点に戻り、選択不能な正解ルートをなぞりなおすという話に、なりえたんですね。しかし最後にDQNプレイヤーが現れてチートしてクリアしてしまったのでしたチャンチャンw。 GiGi >> これは、本当になんだろうな。思いつかなかったわけはないから、あえて選ばなかったんだよなー。時計の針を自らの意思で進める話だったはずが、結局時の流れに身を任せる話にすり替わっているし。岡田さんの批判は真っ当で、未来ってのは、例えば真琴が何者かになる意思を表明する事、とかそうゆう事でいいんだよね。だが、それがない。 GiGi >> 思い出の女の子に「追いつくから、待ってて」と言わすほうが願望充足度が高いのかな?なーんだったかこんな類型があった気もするんだが。んー足長おじさん? GiGi >> 私は、あなたのために立派になります、と女の子に言わせる。この立派というのは、自己実現ではなくて、あなたの願望を従属させられる存在になりますって事なんだよね。 GiGi >> そういえばゼロ年代の想像力で、宇野氏が時かけに好意的だったのが結構意外だったんだよなー。それとも後で断罪するんだろうか? GiGi >> 真琴が絵を守って生きていく決意をしたというのは、演出意図を汲み取っていけば信憑性の高い解釈ですね。 GiGi >> 何故はっきりと宣言しなかったのか。わざとぼかして解釈の余地を残したのか。どうも、千昭の選択の都合のよさを隠蔽するためという気がしてしかたなかったりしますw。 GiGi >> この物語の中でもっとも罪深く、断罪されるべきなのは千昭なんですね。真琴は巻き込まれたに過ぎなくて、その中でおバカなりになんとか最善を選び取ろうと頑張ってる。 GiGi >> ところが、真琴の選択が正しければ正しいほど、真琴を状況に巻き込んだ千昭の罪深さが浮き彫りになってしまう。全部お前が悪いやんけ、という。 GiGi >> だったら千昭もきっちり断罪すればいいじゃないか、というのが私の希望ではあるんですけどw。千昭の罪を追及するのを避けた。これが曖昧な結びの真相な気がしますね。 GiGi >> 感情移入のポイントの問題でもあるかな。私は千昭の視点をメインで読んだ。あるいは和子おばさん。真琴を客観的に見つめる視点。その場合、自らの罪が裁かれない居心地の悪さが際立つ。 GiGi >> 幸いにも真琴に感情移入して、私だったらどう使うだろう、何を選択するだろう、という視点で楽しめれば、千昭が何を考えていたかは問題にはならない、のかな。真琴の洞察力をどう仮定するかにもよるがw。 LD >> 「時かけ」借りてきて観ました。かなり良かったです。えらい実写志向の絵コンテでw少なくとも通して観ている中でストーリーラインに不満点とか、つっかえみたいなものは感じなかったです。「…ふつう?」という予想は外れましたね。(アニメ夜話はまだ観ていませんけど) LD >> 実は観る前に「ネギま!」の超編の事を思い出したりしていました。僕は以前「やれる事はやってもいいんじゃない?超もそういう考えであって欲しい」的な発言をしていたと思うんですが…今回も近い視点で観ています。それと未来世界も「タイムリープの存在を教えてはならない」としても「タイムリープしてはならない」とはしないんですよねえw…まあ、この件を法律に保証してもらう必要なんてどこにもないんですけど、人間がそういう選択をする事は僕はすごく分かるし、肯定的に捉えてもいます。 LD >> ただ、そこらへん監督も多分、気を回していてタイムリープは真琴が電車事故起こすところからスタートしていますね。つまり「あるがままの未来を受け入れる」と真琴は死ぬって事ですけど。…まあ確信犯というか、言いワケ的というか、僕はもう少しあっけらかんと行ってもいいんじゃないかと思いましたがw LD >> ところで千昭が真琴に告白しようとして真琴がそれを避けるフェーズでは、互いに物凄いタイムリープの応酬(消費)があったのではないかと妄想w…で千昭は真琴が自分を拒絶するのは「変えられないもの」だと思い知ってあの選択をするんしょうね。 LD >> 多分、未来には「変えられるもの」と「変えられないもの」がある。(この話では未来として語られますが、本義的には現在過去未来を含んだ存在そのもの…みたいなものでしょうけど)千昭が真琴と出会って共に過し、でも千昭は真琴を好きにならない…なんて事はできない。 LD >> 「千昭は真琴が好きだ」という事や「千昭がやがて未来に帰らなくてはならない」という事は変えられないもの(千昭の意志)なんでしょうね。だからその変えられないものを一番いい形の物語にしたい…。そうして真琴も「変えられないもの」(真琴の意志)を手に入れて能力を失っても、未来を「変えてゆく」んですね。そういう物語に感じました。 LD >> わざとぼかして解釈の余地を残したのか。> 絵を守って行く事に決めたというのは非常に信憑性高いですね。…というかほぼ確定でしょう(セリフにもあった気がする)。…でも、多分、作り手はその解釈を絶対視してはいないんじゃないかと思います。というのは、それに固定してしまうと真琴の未来が千昭に縛られた…という解釈が成り立ってしまうから…とでもいうか…?あの場で必要なのは真琴が自分の未来を思い描いた事であってそれが何であるか?はそれ程必要な事ではない、むしろぼかしてしまう方がいいのでしょう。 LD >> …ところで「あの絵」て多分、未来世界から持ち込まれた絵で、千昭はその重要性を語ってはくれなかったけど、真琴がその絵の消失を防ぐというのは可能性の最大値として世界崩壊の未来を変えるくらいまで考えられるんだよなあ…w GiGi >> なるほど。いくつか興味深い視点が持ち込まれているように思います。千昭の動機部分はあまり重視してなかったですね。現実(荒廃した未来)からの逃避くらいに考えてました。未来を救うための何がしかを運んできたのだとしたら、そのミッションは成功したと解釈するほうがスマートかもしれませんね。 GiGi >> 真琴との別れのシーンでどうゆう表情をしていたのかを捉えてなかったのですが、もし、悲しみが表れていたならば、それは真琴に枷を嵌めてしまった事への自責の念の表れとも読めそうです。 GiGi >> 裏でタイムリープ合戦があったという読みも面白いですね。その場合、タイムリープの回数制限自体が千昭の作った嘘である可能性も出てきます(時間の一時停止のシーンから推察して、千昭はタイムリープ以外のテクノロジも持っていると考えたほうが自然)。 LD >> いや、真琴が絵の重要性を聞いたときに何も答えなかったな?とは思っているけどw それを千昭のミッションと捉えるのは最後の解釈だよね。 GiGi >> 下の解釈はLDさんのものとは違って、千昭から真琴への好意は自然のものではなく、意図をもって発せられた(しかし、タイムリープの繰り返しにより好意は積み重ねられていく?)というストーリーになってますw。真琴が千昭への思いを積み重ねるのと裏返しの構造ですね。千昭の声優がセリフ棒読み気味というのも設定に沿ったものと言う事になりますw。 LD >> 最後のワンチャンスを見ると時間渡航者が二人そろえば色々裏技ができそうw GiGi >> これは画面に現れている情報ですが、千昭は功介たちが事故に会う未来を見て、戻ってきているんですよね。 GiGi >> うん、その裏技云々が、実は千昭の作った嘘だったんじゃないかという読みですねw。 GiGi >> 本当はそんな裏技も、タイムリープの回数制限もなくって、真琴に自発的に未来を変えさせるために、タイムリープマシンを渡し、回数制限という縛りで行動を規定したというw。 LD >> いや、ストックの話が本当なら千昭も相当しょうもない事でリープしてたんじゃないかと思ってw GiGi >> LDさんは千昭が真琴に恋をするのは自然な事と捉えてましたが、そこは私はどうしても信じられないんですねw。 GiGi >> 目的があって未来からやってきて、目的を達したら未来へ帰る定めを負った人間が、いや、恋に落ちる事は当然ありえるんですよ?ありえるんですけど、河川敷で何気ない告白をするという可能性は限りなく低いんじゃないかとw。 LD >> 「面白い」解釈だけど…下で罪とか言っているけど、やっぱ何か千昭を悪者にしたい?w GiGi >> もし真琴を落とす為にタイムリープを使っていたとするならば、むしろそれ自体が未来からやってきた目的だと考えたほうが自然に思えます&様々な設定矛盾を解消可能な現状唯一の可能性という気がしますw。 LD >> なるほど。>河川敷で告白 GiGi >> いや、悪者はどうしたって悪者ですよw。ただ、バカか、それとも使命を負った人間かという分岐ですねw。今まではバカだと思ってたけど、どうも釈然としないところもあったとw。 GiGi >> この設定で千昭の心理をトレースしてちゃんと見てみたくなってきたなw。ぼかした理由は、LDさんが挙げたものでほぼ同意です。作り手としては、真琴に感情移入して欲しいでしょうしね。 LD >> 矛盾という程ではないけど、その線は面白くつながってますね。 GiGi >> 現状維持の為にタイムリープを繰り返す真琴と、現状を打開するためにタイムリープをしていた千昭、という裏設定読みですね。両者とも、タイムリープを繰り返す中で相手への感情が累積されていく…結果、ラストシーンでは真琴が心を決めたように、千昭も心を決めていた。そう考えるならば、千昭の罪もまた購われるように思えます。 GiGi >> 未来を変えるというのは、予測不可能性の中で、例えば目的を達したけれども功介たちが死んでしまった未来、もあったんですね。その未来においても千昭は実は目的を達成できていた。けれども、あえてそれはなかった事にして、真琴に賭けた。という可能性もあるな。 LD >> いや、僕は千昭をのぼせたバカだと思ってた。 GiGi >> ニコ動のコメントでもツッコミがあったんだけど、前半の真琴の二の腕には、タイムリープの回数刻印がないんですよね。 GiGi >> うん、フツーにみたら馬鹿にしか見えんよあの男はw>千昭 GiGi >> だからバカが未来からやってきた。その男に女の子が恋をしてメデタシメデタシって…納得以下ねー!って言ってたんでw LD >> そうそう、のぼせたバカだったけど、功介が死んで真琴がすごく取り乱して自分を攻めるところ見て…やっぱ帰らなくっちゃっていうかねw>千昭 LD >> おおう、それは重要かもw>二の腕 GiGi >> 勿論以下の読みはあくまで可能性であって、そう読んでも矛盾がない(むしろ矛盾をなくすために裏技を導入しているw)というだけで。 LD >> 確かめて見ようw GiGi >> 作り手が深く考えてなくても、設定を弄繰り回しているうちに本来の意図よりも整合性の高い解釈が生まれることはままある話です(凄い科学で守ります!メソッド?w) GiGi >> あるいは途中までそうゆう作為でシナリオを構成していて、それはあまりにもSF過ぎだろうと言う事でクシャした残滓という可能性もありますね。 LD >> いや、たとえば理科室に来る人間って最初と最後で変わっているよねw LD >> いやいや、そういう解釈は僕もよくやりますから、全然分かりますよw GiGi >> 理科室は気にしてなかったな?つまり真琴の戻った過去は、戻ったつもりでいたけど実は違う過去だったと? LD >> 今回、かなり素直に観れたんでそういうパッションが少ないだけでねw GiGi >> いやLDさんが誤解しないのは分かってますwこれが唯一の回答だと思われるのも思っていると思われるのもアレなので念を押しただけですw。 LD >> どっかで千昭がリープかけたかもと。…意味が見いだせないから、とりあえず放っておいたけど、ミッション説の補完になるかもって。>理科室 GiGi >> まーいろんなフレームがありますよ。下の解釈とは全然関係なく、魔女おばさんの「思春期の女の子にはよくあることよ」ってセリフがスゲー好きで、そっから展開する読み(ただし矛盾は多いw)を楽しんだりもしましたしw GiGi >> うん、それは千昭がリープした証拠になりえる話だよね。その発想(千昭もタイムリープ乱発してた)がなかったから、全然思いもしなかったが。 GiGi >> ↓のは「タイムリープは時間を遡る技術ではなくて、実は未来予知をする技術」という解釈ですねw GiGi >> 妄想で妄想を重ねて、行き過ぎた妄想をしてストップをかけて現実に引き戻る、というシチュエーションは少女漫画なんかでもよくありますよねw。 LD >> 魔女おばさんはあの絵が未来から来たものだと分かっていると思う。 GiGi >> ん、絵が未来から来たと言うのはLDさんの解釈ですよね?作中で仄めかされてましたっけ? LD >> おおうw >未来を予知する GiGi >> だからその場合は回数制限は、機械の機能というよりは、真琴の決意の問題で、もうタイムリープしないと真琴が決めたら、0になって、そこから先は未知の未来が広がっている、と言う話になるわけですね。 LD >> 僕の解釈です。ただむしろ魔女おばさんの、あの絵の説明の仕方で、その解釈を喚起されました。 GiGi >> ただし未来人とかの話はシランwまー妄想扱いでもええけど、無理はあるよねw GiGi >> 魔女おばさんと千昭が事前に接触していれば、絵の持つ特別な意味を知っていても整合はとれますね。 LD >> この絵が描かれた時期、何百年も昔の荒廃した世界って何時?何でそんな事言うの?って。見直せるなら見直して見てください。>絵 LD >> とりあえず、僕の解釈は修復時に気付いたって感じだけど。 LD >> さて、そろそろ落ちます。 GiGi >> 千昭が旧作の未来人の親族だったとして、未来から舞い降りたときにまず頼るのは、当然事情を知る人物=芳山和子のはずなんですよね。 GiGi >> まーなかなか面白い裏読みが出来ました。 GiGi >> もういっぺん観てみるかなーレンタルが新作落ちしたあたりでw GiGi >> ということで改めて時かけ借りてきました。 GiGi >> それほど好きでもない作品を解読の為に見直すと言うのは、わりと、珍しい行動パターンです個人的にはw。 LD >> GiGiさん、したら魔女おばさんの絵の説明のシーン見て見て。ちょっと記憶たどりなんだけど、下部にある四つの丸って地球(ちたま)じゃなかったか?と思って。 LD >> いや、明らかに地球(ちたま)だと、オーパーツ化するから、そこら辺ギリギリだとは思うんだけどw GiGi >> とりあえず理科準備室までみたところで、絵のところ先にチェックしました。 GiGi >> ああ、なるほど。何百年も前、地球を模した球体のモチーフ、そうゆう類推ですね。筋は通りそうですね。 GiGi >> ところで真琴が力を得る過程はどう考えても見えざる力が働いてるねw。こうゆうところが、いずみのさんの指摘している”動かされている”感なんでしょう。 GiGi >> 黒板のTime waits for no oneはどう考えても千昭の手によるものですね。 GiGi >> あの絵のタイトルは「白梅二椿菊図」と付けられてますね GiGi >> 告白まで。まず千昭が意図的にタイムリープマシンを真琴に渡したという前提で書きますが、この、真琴がタイムリープした7月13日の世界では、千昭は真琴にタイムリープマシンを渡せていない―渡せた千昭は消滅している―んですね。つまりこの段においては千昭は真琴がタイムリープしている可能性を疑いながらも、確信を持つまでは至れない状況なんですね。 GiGi >> 踏切。千昭が胡桃の殻を持っているのは、明らかにおかしい。この時間軸の中では真琴は胡桃を見つけてない。 GiGi >> では、胡桃はどこから持って来たのか。あれは千昭が最初から持っていた、使用済みの胡桃と考えるほうが自然。 GiGi >> うん、千昭の行動をトレースするとかなりシンプルに見えてくる。 GiGi >> まず最後の千昭ですが、「飛び出したりすんなよ」というセリフは、明らかにこの千昭が真琴が事故死した世界から戻ってきた事を示しています。 GiGi >> 真琴が事故死した世界から…真琴を事故から救うため…回数は分かりませんが、恐らく相当数のリープを繰り返している。その間の千昭の心理の変遷は真琴の心理の変遷と重ねあわせて読むことが可能なようになっているのかな。 GiGi >> 何度繰り返しても避け得ない真琴or功介の死を避ける、最後の手段として真琴にリープの能力を付与したんでしょうね、この千昭は。 GiGi >> その千昭が千昭’なのか千昭’’なのか千昭’’’なのかをちゃんと区別して読まないと、各千昭間で心理の断絶があるので、そのあたりが不自然な印象を与えていたところはありますね。 LD >> おおうw(感)>最後の手段としてリープ能力を付与 GiGi >> まあ、観て分かったのは、やっぱり真琴はバカだという事なんだけどw。未来工作員説は仮定以上にはならないかな、とは思ったんですが、真琴を生かすために真琴に旅をさせた、というのはどうやら真のようです。 LD >> それは、合うなら乗りたい気にさせられたw GiGi >> 最後の千昭は、真琴にタイムリープ能力を与えようと一計を案じたものの、それが成功したかどうかが分かってない千昭、ですね。 GiGi >> これは仮説でしかないですが、最後の最後に、一旦消えた後戻ってきた千昭の「未来で待ってる」は、真琴が天寿を全うした事を確認して戻ってきた千昭であるかもしれませんw。 LD >> ふむ。その線でちょっと見直してみますw GiGi >> 千昭主観で追うとこの物語の分岐(選択)は2点だけ。真琴の事故をなかった事にするために戻る、という選択と、真琴がリープ能力を有効活用できるという事を確認して未来に帰る、という選択ですね。 GiGi >> 未来からやってきたミッションが、真琴を生かすことだったとしたら、未来工作員説と基本的に符合しますw。が、リープ能力を過去の人間に教えてはならないというのは、真実なのかもしれませんね。 GiGi >> 少し手前の分岐にもどって、わりと解釈が紛糾する功介の事故の場面ですが。 GiGi >> あの、時を止めた千昭はどこからやってきたのか。その直前、真琴がタイムリープを使っている可能性を指摘しそこねた千昭の何時間後かの世界からやってきてるんですね。 GiGi >> 真琴にリープ能力を与えたが故に功介たちを殺してしまった最悪のバッドエンドの世界から戻ってきてる。 GiGi >> 踏切事故のシーン、真琴の怪我が治っていること、真琴の記憶が保持されている事から考えて、時を戻したのは真琴で間違いない。 LD >> 真琴を救うためにリープ能力を与えたけど、それでもバッドエンドは起こったって事かな? LD >> それは分からないんじゃない?あの止まった時の場面はかなり特殊に思うけど?>真琴で間違いない GiGi >> となると、事故後の世界から事故直前に戻ってきて真琴にチャージする千昭>千昭にチャージされる直前に戻る真琴>真琴がリープするタイミングで時を止める千昭、という流れが正しいように思います。 GiGi >> 記憶の保持と上書きは絶対ルールとして承認しないとさすがに設定の一貫性が消滅しますw GiGi >> 事故をなかった事にするために戻ってきたら、既に事故がなかった事になっていた>「やっぱりお前か」というセリフに繋がるのではないかなと。 GiGi >> うーん、ちょっと足りんな。やっぱり少しおかしい。完全にルール破りだとすると千昭の心理変遷に意味がなくなるからなー。 GiGi >> 自転車はどこから出てきたかだ。 GiGi >> 前向きにリープする現象(未来に戻る)も提示されているので、そこで上手くいくかどうか。 LD >> う〜ん。>真琴がリープするタイミングで時を止める LD >> あ、そっか。そもそも未来に戻る使い方が提示されているのか。 LD >> 「やっぱりおまえか」は重要だね。…なんだろう?同時(?)に逆ベクトルに使って、時間の進行が相殺されて「止まった」? LD >> 同時ってのが意味不明だけどw GiGi >> ああ、ちなみにカウントの問題は無視しています。というかどう考えてもうそですw。カウント自体が嘘か、あるいは中途で補充する方法があるかはわかりませんが。 GiGi >> 真琴の「止まれ」が問題?意図せずにタイムリープマシンの別の使い方をした?w GiGi >> 真琴が時を止めたのだとしたら、「やっぱりお前か」は自然なセリフです。 LD >> 成る程「止まれ」ね。 LD >> ニコでの指摘、二の腕のポイントは見ました?ロングで見えないと言うことは? GiGi >> ロングで見えない、作劇上の要請、そんな感じですね。 GiGi >> おそらくはアラートメッセージみたいなもので、もうじききれるからチャージしてねくらいな意味合いのものでしょう。 GiGi >> カウント06以前の表示は、見つけれられませんでしたね LD >> ふむ。>ロング GiGi >> んーやはりタイムリープ保有者が2人いるときに限る裏技を仮定しないと説明で機内っぽいな。 GiGi >> カウント0になった際に、救難信号的に時を止められる、とかw GiGi >> それにしても問題は自転車だな GiGi >> 千昭が事故以前にまで戻って自転車を回収したとするならば真琴の行動と記憶も上書きされてしまう。 LD >> はは、最寄りの時間渡航者が駆けつけれるとか?w GiGi >> 事故直前で時が止まった状態で自転車を回収したのだとすれば、功介たちの所在が問題になる。 GiGi >> そうそう。同時間軸を通過しようとするとそこで強制停止させられちゃうのw LD >> うーん、やっぱりこのシーンが重要だね。 GiGi >> ま、そんなところで。大筋において、千昭が真琴の分岐以前でタイムリープしていたことは確定と思っていいと思います。 GiGi >> 時かけ、もうちょっとで解けそうです。踏切の前で泣くシーンが“いつ”なのかがポイントになりそうです。 GiGi >> たぶん解けた。千昭、ボンクラボンクラ言いまくってスマンカッタ(笑) GiGi >> 仮定を二つ導入します。一つは、カウンタがゼロになった時にたいむりーぷを使うと時が止まる。二つ目は、止まった時の中で動けるのはタイムリープ保持者だけ。 GiGi >> 真琴は、5分前の踏切にタイムリープして、時を止めた。千昭は時間停止した世界で状況を理解し、踏切にやってきた。こう考えるとツジツマが合う。 GiGi >> チャージの問題は、どうゆうパターンの解釈でも、千昭が真琴に分けたと考えて問題ないかなと。ゼロ回ハマりがあるならば、救済手段も当然あるでしょうし。 GiGi >> さて、ここまで詰めたところで、やっぱり微妙に納得できない心理的なシコリが残るんですね。それは「未来で待ってる」のセリフに集約される真琴の操られてる感、真琴の選択の有意性の低さ…なんですが、 GiGi >> これに関しては“歴史の復元力”という視点を用いる事で概ね丸め込める手応えを得ています。 GiGi >> といったところで、ちょっとまとめてみようかなと。ツッコミがあればよろしく(笑) GiGi >> さて、確認しました。時が止まってるのはやはり4時前の(功介たちが来る前の)踏切ですね。功介たちが実家の接骨院にいるところを、千昭が自転車をパクって着たという構図ですね。 GiGi >> 時かけ話、真琴がタイムリープ能力を得るまでの段を、とりあえずMixiに書きました。今日はここまでw。 LD >> mixiは読んだよ、少し思ったこともあるけど続きで改善されるかもしれないので、まあ全体を見てから。 GiGi >> いや、思ったことは言ってください。 GiGi >> ところで昨晩の踏切の話は穴はないですかね? LD >> 思った事…チャットの部分ハイエナとかに張らしてくださいw …でチャットの過程がないと要点だけまとめると伝わらない部分があるんじゃないかと思った。でもそれは全体を読む前は老婆心に過ぎないよねw GiGi >> そうですね。要点だけだと伝わらないだろうなというところで、まず千昭がタイムリープを繰り返した可能性を念頭においておいて欲しいな、というところで切った感じですね。 GiGi >> 具体的な話だと、真琴にタイムリープ能力を与えた千昭A、真琴が徒歩で登校してきた世界の千昭B、再び自転車で登校してきた世界の千昭C、最後のタイムリープ後の世界の千昭Dがいると考えるとだいたい分かり易いかなと。 LD >> 時間停止している場所では渡航者が強制停止を食らうならwでもかなりややこしいw>踏切の話 GiGi >> むしろ、この場合は変じゃね?というツッコミが欲しいところです。まだ完全に穴がふさげているかどうかわからないので。 GiGi >> そうですね。時間停止の発動要因は、もうちょっとスマートさが欲しいですねw。ただ、真琴の能力によって引き起こされた、というのは間違いないなと。 GiGi >> ちょこっと原作寄りの解釈をすると、時かけのタイムリープは時間の進行方向に対して逆走することで引き起こすんですね。で、前身と後退の速度差が0になると停止する。ということは装置のエネルギーが閾値に達してない状況で無理にしようすると、後退速度が出ずに停止してしまう、という理屈はひねり出せそうですw。 GiGi >> そうですね。時間停止の発動要因は、もうちょっとスマートさが欲しいですねw。ただ、真琴の能力によって引き起こされた、というのは間違いないなと。 GiGi >> 最終的には歴史の復元力の話と絡めて、真琴が何故歴史改変を成し遂げる事が出来たのか、という話につなげる予定です。 LD >> …ややこしいが…面白いw>エネルギーが敷居値に達しないと停止 GiGi >> 時間停止のシーンで「これ、千昭がやったの?」という真琴の問いにはシカトなんですよね。 GiGi >> ガソリンの残量表示と一緒で、0でもエネルギー空じゃないけど、ガス欠になる可能性あるから注意!つー表示?w LD >> うん、この話のすげえのは、最初にチャットででた直感が、セリフなんかでどんどん補完されて行くところなんだな。この順番の感動はチャットを経ないと分からないw GiGi >> 基本的にこのアニメ時かけの世界はドラえもん世界に近似する時間軸構造になっていると思ってますw。結婚相手がジャイ子でもしずかちゃんでもセワシが生まれる世界w。 GiGi >> 最後に千昭がもう一回だけ戻ってくるシーンの説明が、最大の難関で、それを説明するための理屈をこねくり回してたらテーマが立ち上ってきたと言うw。 GiGi >> 印象論的評価で、真琴が未来を選択する話、一回きりの人生を生きる覚悟をする話、という見立てが、構造解釈の課程で実際その通りだったと分かってしまったんですね。これは、ちょっと凄いかも。 GiGi >> つまり千昭は7月13日を100篇繰り返しても歴史を動かせなかった。なんで?という。 GiGi >> さっきの千昭ABCDの話だと、実はABCは同じ一つの未来、千昭が元いた未来に繋がっている。Dだけが、違う歴史の道なんですね。 GiGi >> 千昭が一度去って戻ってきたのは、歴史が書き換わった事を確認したから、それを真琴にどうしても伝えたかったからなんですね。これはバタフライ効果を重視しすぎるとパラドクスなんだけど、復元力の強い世界解釈なら、ギリギリ許容できる行動なんですね。 LD >> そう。時間を変えまくっているから、逆説的に歴史は変えられないことを体感しちゃったんだよね二人とも。それは僕の中にも最初からあった。 GiGi >> 直感は、大抵正しいんですよ。それを理屈づける段階でだいたい歪みが出る。その歪みを歪みとして認識する力が想像力ですね。って、日本沈没の田所教授の名セリフなんだけどさw>直感とイマジネーション LD >> 今、上手い言葉が思いつかないから便宜的に時間と歴史ってわけたけど。 GiGi >> 帰納的か演繹的かという話で、帰納法は証明には必須だけれども、新しい概念を生むのは演繹法だねってだけの話ですね。 GiGi >> 千昭Dの世界で真琴は「飛べるのか」「もう飛べない」「そんなこといいいにわざわざきたのかよ」「うん」という会話があって、これが肝ですね。 LD >> う〜ん、見直して見ますが…会話でそうなっているところがスゴいなあ。 LD >> つか、LDさん、サボり過ぎたので落ちます。 GiGi >> ええと、チャットしながら見てたんですが、「未来で待ってる」でちょっとうるっと来ましたw。あーすげー千昭の気持ちが分かるw GiGi >> お疲れ様ですw。 |
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#198 アニメ「時をかける少女」:解きかけの謎(その2) 投稿者:LD <2007/07/10 04:13>
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GiGi >> ええと、何の話だったっけw。あ、時かけ。昨晩の電話で言った件で多分突破できると思いますが、DVD返却してしまった罠。まだ2、3確認したい事が出来てしまったのだよなあ。借りなおすか… GiGi >> 時かけ考証、書き始めたからには最後まで書くが、果てしないぜっwあと最低4回。補足で2回くらい追記せにゃならんかも。 GiGi >> 悪文につきツッコミ大歓迎。あとセリフもうろ覚えだっ。書き終わったら校正してハイエナかどっかにも転載します。 GiGi >> うーんしかし同時に時かけ講評をぐぐってみたりもしてるけど、世の時かけラバーは本当にSF考証興味ないんだなーとw。 LD >> 「時かけ」観直しました。面白かったです。…で基本的にGiGiさんの話に乗る形なのですが、僕なりの分析をして、これで一通り話を繋げられたかな?(ちょっと強引かもしれませんが)という経路を考えました。結論としては、やはり千昭が真琴を救うためにリープを行ったのは間違いないかなと思いました。 LD >> で、考察前にGiGiさんが千昭を不自然と言っていて、僕はわりとすんなり千昭を観れた事に起因すると思うんですが、ちょっと僕は千昭はウソを言っていないというか、リープ回数の設定とかも(なるべく)そのままという説で組んでみようと思います。…ただし先に言うとチャージゼロからの「踏切」のシーンでは最後のエネルギーを搾り出せた(千昭が未来に帰る程のエネルギーは無い)としました。…まあ、何と言うか8割、いや9割以上、GiGiさんの解釈に乗った形ですねwそれを書き出し羅列先行で僕の考えた千昭の行動と体験を追ってみようと思います。 LD >> 話を始める前にタイムマシンの機能として以下の三つを上げておきたいです。 LD >> 1.リープ、2.リターン、3.リープ・アンド・ストップ、の三つです。まず1番目の機能。これは特に説明の必要はないでしょう。2番目の機能。これは跳躍した場所にアンカーがあり、そこに戻ってくる機能です。真琴がプリンを手にした時の機能で他者と接触すると自動的にアンカー地点に戻ります。極力過去改変を避けたい時間渡航者はこの機能を多用していたと思います。僕の解釈に不可欠な機能ではないのですが、これがある方が状況をイメージしやすいです。 GiGi >> フリーUMLツールJUDEを導入してみました。 LD >> 3番目の機能はモロに「踏切」での時間停止を解釈するためのものです。ただし他のシーンからもこのマシンが時間を止める能力を持っている事は読み取れると思います。あとリターンも正しくはリープ・アンド・リターンですね。とにかく1回の起動でこれだけの動作が行えるとしたいです。…さて。 LD >> おはようwGiGiさん、ちょっとベタベタ張って行きますw LD >> ■7月13日からスタート GiGi >> 拝聴しますw LD >> (1)千昭は功介とグランドに行く途中か、真琴との野球を終えて別れた後、予備の胡桃を失くした事に気が付きます。あせり学校に戻って方々を探した千昭は理科実験室で空の胡桃を発見します。「誰かがチャージした!」と判断した千昭は、ここで心当たりの時間帯で、尚且つ誰にも見られない時間帯に「リターン」して胡桃を回収する事を決意します。 LD >> (2)ここで千昭は真琴と接触してしまいます。上手い事やり過ごす事に失敗した千昭は、リターンが発動します。元の時間に戻ったところで千昭は「あれ?もしかして真琴にチャージされちゃった?」と疑惑を持ちます。まだ他の誰かにチャージされた可能性はあります。しかし、今の接触にリスクを感じた千昭は再度のリターンをやめて、まず確実に真琴の中に「チャージ」があるか様子を見る方針に切り替えます。その間、他の人間だったら?という不安も持っています。 LD >> ※ここでのポイントは二つ。1.真琴は千昭が現れなくても胡桃がチャージされる「運命」を持っていた。2.現時点では千昭は、真琴が事故死する未来を持っている事を知らない。ですね。 LD >> (3)しばらく経過を見守って、真琴がリープ機能を恐らく使っているであろう事を確認した千昭は、今度はハッキリ過去を書き換えるためにリープを敢行して見事胡桃の回収に成功します。真琴に胡桃がチャージされてしまう未来は回避されました。 LD >> (4)意気揚々と真琴と功介と野球を楽しみ、真琴が自転車で帰るのを千昭は送り出します。…そして真琴は踏切の事故で死んでしまいます。 LD >> ※ここで初めて千昭は、真琴からリープチャージの未来を取り上げると、真琴には死ぬ未来が待っている事を知ります。 LD >> ※ここはGiGiさんの言うように胡桃を使わずに未来を変えるトライが何度もあって失敗したと見るのが妥当でしょうね。ただ、ポイントとしては、この千昭は真琴が無事な未来を既に体験しており、胡桃をチャージさせれば、その未来が返って来る公算が非常に高い事を知っているって事です。 LD >> (5)真琴を救うために予備の胡桃は真琴に上げる事に決めた千昭は、もう一度(2)の再現を試みます。真琴にチャージさせた千昭は(1)の時となるたけ差異がないように行動して自転車の真琴を送り出します。この時点で千昭のチャージ回数は残り一回。何事もなければ最後の夏を楽しんでそして未来に帰る予定だったのでしょう。 LD >> ※ここが映画の冒頭の描写になります。また(6)に入るまでは無事な真琴に対して告白遊び等をしているわけです。 LD >> (6)しかし、この過去は真琴の「果穂・ラブ・ミッション」で「上書き」されてしまいますwそうなると(1)を再現するために戻ってきたのに、既にまるで再現性が保持されていない…?おかしい…。あせった千昭は真琴の携帯に電話します。果たして真琴は無事でした。 LD >> (7)「おまえタイムリープしてね?」これは再現できなくなった過去に対して真琴を確実に守る非常措置のために発せられた言葉だと思います。しかし真琴はこの未来を上書きしました。またチャージがなされていれば真琴の無事な未来は強固であると思い込んでいた千昭は結果としてあっさり真琴の上書きに従ってしまいます。 LD >> (8)そして功介と果穂の事故死が起こります。 LD >> ■ここから時間停止の謎です。 LD >> …あ!ダメだ!w 破綻に気が付いたw………でも検討材料としては使えると思うので構わず貼ります(汗) LD >> ※まず真琴の時間軸の説明が必要になります。 LD >> (9)最初に述べたように、ここで真琴はリープ・アンド・ストップ機能を奇蹟的に発動させます。「止まれ!止まれ!止まれ!」から目がさめた真琴は時間が一旦戻って、かつそこの時を止めているので、どうしてもリープ・アンド・ストップ機能を使ったと考える事になります。 LD >> (10)ただし真琴はそこで起こっている事態が把握できなかったんだと思います。カウントゼロと思い込んだのも利いているかも。おそらくそのままむざむざと、時間停止のエネルギー切れを向かえてしまい、もう一度、功介の事故死に立ち会うはめになったと思います。 LD >> ※これは劇中で描かれていない未来です。まだ千昭が来て書き換わる前のですね。 LD >> ※ここで時間渡航者同士が邂逅する可能性が描かれるわけですが、僕はこれは時間の着地点がピタリ同じだと、どちらの記憶も書き変わらないと解釈しました。また千昭は着地してみると世界が止まっているので驚いたんだと思います。…で自転車をかっぱらって踏切に来てみて「やっぱりお前か…」となります。 LD >> ■さて最大の難関、チャージの謎です。 LD >> ※ これは色々考えたんですが、どうしてもしっくりくる解釈が正直出てきません。GiGiさんとも話したんですが、何かのエネルギーの共有化が行われた…と考えるのがいいような気もするんですが…。う〜ん??? LD >> ちょっと一旦の成果として言うと、僕はとりあえず「バグが起こった」と考えてみる事にしようかと思っています。漠然とバグというと何でも片付けられてしまうので、具体的に言うと真琴は最後のエネルギーを振り絞った結果「記憶だけが時間渡航した」と考えます。(く、苦しい!) LD >> もうちょっと付け加えると真琴のエネルギーは「あの時間渡航世界」に入った時点でコマンドだけを残して切れかけになっていて、そこへ一応エネルギー充分の千昭が入ってきた時点で、真琴のコマンドの実行は千昭のエネルギーで行われたとなります。本来的に時間渡航者同士が同じ場所に渡航する際はチャージの消費はどちらか一方で済むという話ですが。 LD >> 真琴の最初の踏切でのリープでは「髪の毛の焦げ」が持ち越されている事を魔女おばさんが指摘するんですね。しかし、時間停止の場面では、真琴が盛大に転んだ怪我が持ち越されていません。つまり記憶以外は正真正銘「過去の真琴」であると考えられます。だからチャージが戻っているんですね。 LD >> また千昭は「今のお前は知らないだろうが」と言っています。これは千昭の認識が「未来から来た真琴」ではなく先ほどの「過去の真琴」だという事かもしれません。単にストップだけを使ったというか「バカな事に乱発しやがって…」くらいの感覚なのかも。 LD >> (12)そしてチャージが残っている事に気が付いた真琴は最後の跳躍を行い全てを上書きし、千昭は言えなかった事「とびだして怪我とかすんなよ」を言います。 LD >> (終) LD >> …さて、僕が「言い張りモード」で言い張れば、何とか丸く収まるかな〜??という気がしないでもないんですが…やっぱりちょっと苦しいかなあ??でも、いい線はついている気もするんですよね。 LD >> 「記憶だけが時間渡航した」は本当にバグ中のバグ。本来は有り得ない奇蹟とすればいいかな? LD >> (10)の真琴をエネルギー切れで時間渡航世界には入れたけど、そこまでで、元の時間に引き戻された。…千昭が上書きの渡航を行うまでは。と修正。 GiGi >> ええと、今手元にDVDがないのですが、髪の毛の焦げについては、これは家庭科実習でついたものでは? GiGi >> 真琴の最初のリープは5分程度戻っただけですので、その前の状態は、当然保存されています。 GiGi >> タイムリープは基本的には記憶だけが渡航する(胡桃は例外のようですが)ものです。 LD >> ああ、そっかw何を言っているんだろうw>髪の毛の焦げ 何か持ち越しばかりに気をとられました。 LD >> うん、ではいずれにしても怪我は持ち越されないと。…ただ場所移動はするよね? GiGi >> 場所は移動しますね。本来渡航者がいた場所へ。時間移動前の運動エネルギーも持ち越されるようですw LD >> …う〜ん、ダメかあ orz GiGi >> 重要なポイントは、真琴がタイムリープをした世界は、どうゆう状態で継続するのか、ということですね。 GiGi >> ヒントは、千昭がタイムリープをした世界は、そのまま継続しているという点です。これは、前進あるいはリープアンドリターンをした場合に限られる、のかもしれませんが。 GiGi >> 直裁的に言ってしまうと、真琴がタイムリープを実行した世界では、真琴が突然神隠しにあった状態で、継続していくのだと思われます。 LD >> いや、ただ今話している「記憶渡航」はタイムリープ基本の「記憶渡航」ではない話ではあるよね。 GiGi >> それは、歴史の長期的スパンにおいては真琴がそのタイミングで死亡したのとほぼ等価で、復元力によっていずれ収斂される事象なのだと思われます。つまり、真琴がリープしたからこそ、真琴がそこで死ぬ未来が強化されるという。 LD >> うん。僕はリターンを使う以外は、アンカーの無いその世界は破棄されると、今はそう設定しています。 GiGi >> では、その真琴が消えた世界に残された千昭がタイムリープをしたら、どうなるのか。 GiGi >> 真琴の死の可能性の強化はここでは関係ない言説ですので無視してください(^^; LD >> だから(10)で真琴はコマンドだけ持って時間渡航の世界には入ったけど、そこでオシマイで元の世界に戻り、功介の死を体験すると。その時点の歴史では真琴はその瞬間何か起きた気はしたけど、結局何もおきず功介の死をみると。 GiGi >> 真琴がタイムリープした後を追ってタイムリープをすると、先行者と同じ時間軸に復帰するのではないかと言う事ですね。 LD >> ほう。>真琴が消えた世界に残された千昭がタイムリープ GiGi >> うん、言ってることはわかる。それだと例外処理が必要ですよね。同日同刻同刹那にリープしたら共有されるとか。 GiGi >> そうではなく、時間停止時の千昭は、真琴が消えた世界から、飛んできたのではないかなと。 LD >> う〜ん?その後追いする千昭はどういう状況でリープするの?ある時点をもって真琴がいなくなっている世界から…って事? GiGi >> 千昭の「なだめるのが大変でさ」はまったく別のフェーズでの出来事の記憶か、あるいは目の前で泣きじゃくる真琴を指して行っているのではないかと。ここは、要確認です。 GiGi >> コースケたちが事故死し、真琴が行方不明になった世界から、ですね。 GiGi >> 今シーケンス図をいじりながら書いてますが、縦軸を時間軸、各オブジェクトを各タイムリープでのフローにしようと思っているのですが… LD >> そう(汗)>例外処理 結局、奇蹟なんだけど、一応というか局所で一回の奇蹟に抑えているかな?ってくらいの話になっているね。 LD >> う〜ん、そうするとその世界観はリープする度に無数の真琴の行方不明世界が生まれるという事になるの? GiGi >> 無数ではなく有限ですけれどもね。7月13日に真琴が行方不明になった世界として波動関数的に収束されるという理解です。 LD >> 多分「誰かさんは責任感じて泣き喚くし…こうするしかなかったんだ」の話ですね。>「なだめるのが大変でさ」 GiGi >> 可能性宇宙≠無限の可能性であって正しくは可能性宇宙=存在可能性の範囲内での確率分布、なんですね。 GiGi >> ああ、それです。セリフはもはやだいぶ抜け落ちてるな、ヤバイw LD >> はい。>無数ではく有限 GiGi >> メッセージの取り扱いが難しいな。慣れれば直感で線を引けるのか…リターンメッセージはそのままリープ&リターンの表記に使えるね。 LD >> うん。今の説明にその世界観はないけど、それを考慮して考えた事はあります。>存在可能性の範囲内での確率分布 GiGi >> だから、最後千昭が未来に戻って感激してまた伝えに来るという最後のシーン(の解釈)だけど、あの未来って、多分もとの世界の変化は、せいぜい本当に絵が現存したとかそんな程度の変化だと思うんだよね。 LD >> うん、チャージの問題が片付いたら「未来で待ってる」の話をしようと思ってたけど、あれは戻ってみたら絵が残っていたんだと思いました。 GiGi >> シュデレンガーの猫の問題で、超越的な観測者がいない限り、千昭の元の世界で絵が現存したか否かは未確定(現存しないらしいというある程度以上の確からしさはあったとしても)ですから、それは変更可能な未来としてありえるなと。 GiGi >> ただ、時間渡航者というのは、まさにその超越的観測者に成り得て、タイムリープを繰り返せば繰り返すほど、可能性宇宙の幅は狭まっていく(といっても、渡航者自身が認識可能な範囲の世界が確定するだけだけど) GiGi >> だから、この映画の範囲では取り扱われないけど、真琴はこの後結局、どこかのタイミングで行方不明になってしまったりする運命の持ち主なのかもしれない。 GiGi >> あるいは歴史の流れからはまったく路傍の石の人生であって、誰にも GiGi >> 誰にも語り継がれなかったというだけかもしれませんが。 GiGi >> チャージに関しては、千昭が嘘をついていると考えざるを得ないかなと。「嘘」に理由があれば、それはそれでありなんじゃないかなと。弱冠苦しいですが。 LD >> はい。ただ「先行者と同じ時間軸に復帰する」と、どうなるのかな? GiGi >> 嘘の理由と言うのは、真琴に「もうタイムリープを繰り返す事は出来ない」という認識を植えつけるため、と考えるといろいろシックリ来る。 LD >> うん。でも単純に言葉の嘘ならいいんだけど、この嘘って真琴に何らかのペイントをした上での嘘だよね? LD >> ああ、僕の世界観でもそれは入れれるかな?>真琴に「もうタイムリープを繰り返す事は出来ない」という認識を植えつけるため LD >> ん〜時間が経つと、再チャージが始まって、とりあえず電池ゲージが立つみたいに、カウント1は戻る?w GiGi >> 真琴も、コースケも、果歩ちゃんもいない世界を目の当たりにして、歴史改変が最悪の方向に進んでいる事を思い知るんでしょうね<千昭 GiGi >> ああ、経時によってチャージが回復する説は考えましたw。ただ、そうすると真琴のタイムリープ能力を解除するフェーズが必要になって(そうでないと、物語終了後にカウントが増えてる事に気付く事になるw)もし、そうゆう行為が観客の目に入らない形でできるのなら、自由意志でチャージを移転するのもどちらも不自然さは同等だろうという結論に達しましたw。 LD >> う〜ん、意図的にチャージさせる世界はあるから。やっぱりその後、リープを乱発しないように「回数制限の意識」を持たせて最後に去る事を千昭は予定していた……と考えれば丸く収まるかな? GiGi >> 正確には「予定」ではないんですけどね。私の見立てでは千昭Aと千昭Bの間には連続性はありません。千昭Bは、状況から全て推理していくしかないんですね。 LD >> …収まらないw カウントが戻る理由にはならないw GiGi >> 千昭Bは「真琴がタイムリープをしているのは明らか。力を与えたのも多分(既に上書きされた)自分。何故そんな事をしたのか?真琴は何をするのか?それを、ずっと追いかけながら見定めていたんですね。 LD >> うん。分かった。>千昭Aと千昭B そこらへんもう、答えがあってmixiに書くという事だね。 LD >> 僕の話は千昭AとBは同一時間線上の人物ですね。 GiGi >> 全てを仕込んで、未来へと消えていった千昭A、千昭Aの意図を推理しながら、真琴を追いかけた千昭B、千昭Bのフェーズで推理を終えて、最後の仕掛けを施して消えて言った千昭C、何も知らない、しかし未来がありうべき姿に変わった事を知る千昭D、ということですね。 LD >> カウントを戻す理由が見当たらないので、僕は一応、同日同刻同刹那に着地する二つのコマンドのエラーで、千昭が「真琴の記憶だけ」カウントのアンカーが外れた状態で持ってきてしまった…としてみます。 LD >> うん。萌える言葉だww>千昭Aの意図を推理しながら、真琴を追いかけた千昭B GiGi >> 私の見立てでは千昭は都合3度の決断を、別々の時間軸上で独立して行っているんですね。 LD >> 強引ですけど、これだと真琴の「あの時、千昭が時間を戻したから!」というセリフにも嘘はなくなります。…誤認識ですけどw GiGi >> 千昭Aの決断は、観測者問題により既に歴史改変の力を失った自らを呪いながら、最後の可能性にかけて、状況を放り投げた。もし、ここで千昭が追っかけてしまうと、千昭の主観によって歴史が収束してしまうので、それは、出来ないんです。 LD >> う〜ん、ええ話やw>都合3度の決断を、別々の時間軸上で独立して行っている LD >> ところで僕の「千昭の経過」はどうでしょう?一応、枝葉に調整はあっても通るんじゃないかと思いますが? GiGi >> しかし、真琴は千昭Aの期待を裏切り、ほいほいと踏切事故よりも過去に戻っていってしまうw。千昭Bにしてみれば、気がついたら真琴がいない世界に残されている事になる。 GiGi >> うん、大筋では多分同じと言うか、だいたい推理の経過でそのラインはおってた気がしますw、 GiGi >> タイムリープ時にアンカーが残るというLDさんの発想は、大いに参考にさせてもらった…というか、コースケの踏切事故から、真琴が時間停止した世界へと飛べたのは、アンカーがあったからと考えるとシックリきますね。 LD >> ああ、僕も大筋に組み込んではいないのですが(6)以外でも「真琴の書換え」を体験した千昭はいたんじゃないかと思っていますw GiGi >> 千昭が、どのポイントへタイムリープして、時間停止に合流したのかというのが弱冠釈然としなかったので、アンカーを指定してピンポイントで同じカウントに戻れると考えたほうが自然です。 GiGi >> 期待を裏切り、というのも変だなw。まさか真琴がタイムリープを使いこなすと思ってなかったのかもしれないw。 LD >> では、とりあえず、僕はこの説で落ち着きます。 LD >> あと、ここ何日か「時かけ」の会話をしていたじゃない。それもまとめて「ハイエナ」にでも掲載しておこうと思います。…あの経過の会話ってけっこうよかった気がするw LD >> で、あとGiGiさんの方は、mixiで叩いて校正してハイエナあたりに上げてもらえるとうれしいかなと。 GiGi >> ん?だいぶ GiGi >> だいぶまだ理路が弱い気もするんだけど?w LD >> うん。やっぱ時間停止が焦点だよね。そこで解釈が違ってくるw GiGi >> はい、まとめます。出来れば表も作りたいんですけどね。なかなか。 GiGi >> 今ぱっと思いついた事を言います。カウントのチャージが消費されるのはどのタイミングなのか、という話。 LD >> あ、そうなの?w チャージ以外は通るかな?と思ったんだけどw GiGi >> 実は、時を巻き戻すときにはエネルギーの消費は起きない、どころか体内のチャージカウントすらも巻き戻った地点の量に戻ってしまうと言う説。 LD >> チャージじゃない。カウント戻しだw GiGi >> いや、イレギュラーの処理が、機械的じゃないなという話ですね。 LD >> 要するに時間停止のシーン以外はこの流れかな?という話。 GiGi >> 消費されるのは、時の流れを元の前進速度にあわせる時。この時、戻った時に回復したチャージは払い戻され、また時間改変に費やされる分のエネルギー(約カウント1回分)も消費される、というのはどうでしょう? GiGi >> あとは場面場面の千昭の心理描写の掘り下げですね。 LD >> はい。それは認めますww>イレギュラーの処理が、機械的じゃないなという話 LD >> おおう!改変されて初めてカウントが減るんですね!!そうか! GiGi >> 真琴は、カウントの残量がない状況で時を戻してしまった。故に元の時間の流れに復帰できず、時の狭間で静止してしまった(この時、既にカウントは01に戻っているが、流れを戻すのには残量が足りない) GiGi >> そこで千昭がやってきて、千昭のカウントを消費して元の流れに戻した。あ″でも真琴の野郎、時間停止中に千昭の残量が00なの確認してるんだよなw GiGi >> あーでも今まで思いついた中では一番筋が通っている。うーん、考えれば出てくるもんだなあw。凄い科学で守っちゃうよ?w LD >> いや、その部分(イレギュラー)は寝かせておいて、一応これでまとめようと思ったんだけどね……それで大体まとまらないかな?>改変して始めてカウントが減る LD >> いや、千昭は自転車ぎってきているからw>千昭のカウントゼロ LD >> 真琴はまだつっ立っていただけ、改変でカウントが消費されるなら、その要素はないw GiGi >> うん、私は千昭はわざと真琴に力を与えたと思ってるから、そこでずれるけど、まあよろしいんじゃないんでしょうか? GiGi >> いや、それでも真琴を元の流れに戻すエネルギーはやはりどっかから持ってくる必要がありげ。でないとエネルギー保存則に反するw。 LD >> 要するにリターンは、本来、カウントを消費しないための機能という事になるかな? GiGi >> ん?何か見えた気が。千昭って、時間停止中、分かれる間際に一瞬消えてやがるよね? GiGi >> あーまだ裏技の領域はでないがw。真琴に00見せ付けた上で、リターンしてチャージして戻ってきた?w GiGi >> ↓はちょっと悪い冗談のような話だが、あそこで千昭が一回消えたのは意味があると考えるべき。 LD >> いや、僕の話も最終的に千昭は真琴にわざとチャージさせたという説になっているからそこは同じだよ。少なくとも劇中に誤ってチャージさせてしまった千昭はいないw …違うのは真琴は千昭が何もしなくてもチャージする「運命」を持っていたという部分になるねw GiGi >> んんん。後進でチャージが戻るとすると、リターンではない前進ではチャージは減る?千昭は自転車パクッた時点から早回しで真琴に合流して(この時点でカウント00)真琴の状態を確認したらリターンして(カウント01?)通常の時間の流れにそって再び停止世界にやってきた?w LD >> いや、僕は千昭が自転車をとった時点で改変が起こったから、カウント消費したと思ったけど…? LD >> 停止世界で自転車をとっても改変にならないのではないか?という視点かな? GiGi >> 踏切事故の未来>千昭、あてずっぽうで4時10分くらい前にリープ>徒歩で踏み切りに向かう途中自転車発見。パクる(カウント01)>そこから早回しでタイムリープ空間にシフト。時間停止中の真琴に出会う(カウント00)>早回し前にリターン(カウント01)>徒歩で踏切。再びシフト(カウント01)うーん、なんてすごい科学w GiGi >> ここまでくると、解釈ではなくこじつけやねw。うーん、でも突破口は見えたかも?また一晩なり寝かせたら違う解法が引き出せるかも。 LD >> いや、でも何かいいところまでは来れた気がするねw LD >> それでは落ちます。 GiGi >> ちょっとこの設定を整理しよう。タイムリープによって過去に戻ると、復元力としてのエネルギーが術者の体内に蓄積される、とする。 GiGi >> ただしエネルギー変換効率は十全ではないので(この、漏れ出したエネルギーが歴史改変の原動力となる)渡航者は、保険として時間跳躍エネルギーを貯蔵した胡桃を持っていると、 GiGi >> すると真琴にタイムリープ能力を受け渡した千昭は、元の未来には帰れない?(ガクブル GiGi >> うーむ、この説を採用すると千昭の悲劇性が更に高まるなw。 LD >> 千昭が元の世界に帰れないのはなんで? GiGi >> まあそんなところで。ああ、今日はもうよう書かんわ。うーむw。 GiGi >> 帰還するために必要なエネルギーが足りないからです。 LD >> ああ、あくまで身体の中のチャージを真琴に乗せかえたって話かな? GiGi >> 帰還するためのエネルギーの足しにする分を、真琴が歴史改変をする分に当ててしまったから。 GiGi >> いや、胡桃が空になった時点で、実は千昭はもうエネルギーが足りてない可能性が。 GiGi >> 千昭Cが消えたとき、もう元の世界には戻れないみたいな事言ってるけど、正確にはどうゆう言い回しでしたっけ? LD >> ああっ なんか分かったけどそうは考えなくてもいいんじゃない? GiGi >> 千昭Aは自分が帰れなくなるのを承知で、真琴に胡桃を与えた。千昭Bは、その予感を感じつつ、とりあえず胡桃を探していた GiGi >> じゃあ千昭Dは?というところで頭が回らんなw。 GiGi >> エネルギー保存則の破れがない説明が出来れば私としては全部納得しそうですw。 LD >> 「コースケが乗るはずだったお前の自転車をかっぱらってきた分で、オレにチャージされていた分は無くなっちまった」ですね。 LD >> うん。僕が「言葉上の設定」だけで安易に納得しているのは分かったw GiGi >> ………!「乗るはずだった」ということは、乗る前にかっぱらった?つまり、学校の駐輪場にある状態。 LD >> 千昭(や他の時間渡航者)にとって最後の一回は、自分の未来を作る分だったわけですね。真琴は元々この時代の住人だから使い切る事を気にしなくていいけど、千昭の最後の一回はこの時代で未来を作る事に固定されてしまったと。 GiGi >> うーん、かなり、変な解釈になっていることだけはわかるw。これ。全部説明できても多分誰の賛同も得られそうにねーなw GiGi >> あーなるほど。改変が起きたときだけエネルギー消費があると。あ、なんか急にシンプルになった気がするぞ(たぶん気のせい LD >> うん。シンプルな方が、笑ったり、納得してもらえたりするよねw まあ、それと自分の中の楽しさとは別だと思うけどねw GiGi >> やはりチャート書いて、消去されている部分がどこかをキチンと識別する必要がありそうだな。書けばスッと解けてしまうかもしれん。 LD >> ああ、僕はGiGiさんが言ったときからそのつもりだよ。>改変が起きた時だけ LD >> うん。では落ちます。いや、何か「面白かった」です。 LD >> 「時かけ」再度観直しました。…「コントローラ片手にあんたがタイムリープしまくりなんだよ!?」という幻聴聞こえまくりでしたが、大体良さそうです。チャージの問題も多少強引ですが……何とかなりそ……なるのかなあ?(汗) LD >> しかし、最後の理科室の問題がまだ残っていましたね。自然と解決する部類の問題かと思っていたらこれが残ってしまった。…あそこは一体「どこ」なんだろう?!(滝汗)w LD >> 一応、僕の説の(5)の段階に至る「どこか」と考える事にしましたが…それで、いいんだろうか? LD >> あ、大丈夫かな?オリジナル・タイムではあるんだ。…あの後、友梨に助けられたんだ。 |
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#199 アニメ「時をかける少女」:Time waits for no one. 投稿者:LD <2007/07/10 22:04>
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さて長々やっきました「時かけ」ですが。何か段々、何かの数理予想をいかに美しく解くか?といような感覚になって来てしまったりしていますwしかし一応、自分としてはそれ程強引さもなく纏められたかな?という感触になって来ましたので、まとめてみたいと思います。はっきり言って、要所、要所はほとんどGiGiさんの説(アイデア)に乗っています。でも、まあ自分でも一生懸命考えましたしw認識や解釈の違う部分で自分を出して行ければなと考えています。 |
■「時をかける少女」の謎 「ときかけ」は色々と謎の多い作品ですが、大きなところではこの3つに要約されるような気がします。まあ、これはあ論を進めるうちに別の謎が生まれたりするので、そこらへんも追って行く事になるかとも思います。また、これらの謎を解くにあたってタイムマシンの機能とシステムを先に説明する必要があります。 1.最初の理科実験室で見た千昭は「どこ」から来た千昭なのか? 2.停止した時間で二人の時間渡航者が「どうやって」会ったのか? 3.真琴のチャージは「なぜ」回復したのか? ■タイムマシンの機能 1.リープ、2.リターン、3.リープ・アンド・ストップ、の三つです。まず1番目の機能。これは特に説明の必要はないでしょう。2番目の機能。これは跳躍した場所にアンカーがあり、そこに戻ってくる機能です。真琴がプリンを手にした時の機能で他者と接触すると自動的にアンカー地点に戻ります。極力過去改変を避けたい時間渡航者はこの機能を多用していたと思います。 3番目の機能はモロに「踏切」での時間停止を解釈するためのものです。ただし他のシーンからもこのマシンが時間を止める能力を持っている事は読み取れると思います。あとリターンも正しくはリープ・アンド・リターンですね。とにかく1回の起動でこれだけの動作が行えるとしたいです。 ■タイムマシンのシステム カウントについて、真琴は「タイムリ―プ」の回数と考えましたが、これは正しくなく「歴史を改変できる」回数とします。正確には「未来を作る」回数です。詳しくは後述しますがリ―プはカウントゼロでも使えます。ただし、自分が生きた時間軸以上の跳躍がない真琴はこのカウントをゼロにしても日常に復帰するだけですが、千昭がカウントをゼロにする事は自分の時代に戻って自分の「未来を作る」権利を失う事を意味します。即ち「帰れなくなった」となります。 また、どうもタイムマシンは、自分が改変してきたログもアーカイブ(れいの時間渡航空間にある?)に残っており、好きな改変地点での「やり直し」が可能のようです。真琴はそれを意識せず、ほとんどは直前のログだけ参照していたみたいですが。少なくともこのカウントシステムはチャージした際のオリジナル・タイムにアンカーが付いていなければ始まらないシステムですし、他のカウントもアンカーを参照して取られていると考えられます。(直前を超えて戻れるのはオリジナル・タイムのみでもいいかもしれません) あるいはある行動の原因となる行動に別の行動の上書きをかけても以前の記憶と経験そして結果が引き継がれているのは、全てアーカイブに以前から継続する状況がいわば「保存」されているからと考えられます。(真琴は理科実験室でのチャージの瞬間を再現せず差換えしてしまっても、チャージ状態が残るのはこの為です)逆に外部(他者)から、このアーカイブの持っているアンカーを全て差換えられてしまったらこの保存状態は無かった事にされてしまいますが、これは後述します。 ちなみにこのアーカイブは個人毎のものであって基本的に他者のアーカイブは参照できません。 このシステムは、あくまで未来人が設定したルールで、タイムマシン本来のスペックは「無制限的」とします。従ってこのシステム・ルールの抜け道を通ればタイムマシンは問答無用に動作し様々な裏技が成立すると考えます。 ※以上の機能とシステムを前提にして千昭の行動を追って行く事によって「ときかけ」の全体像を見て行きたいと思います。 ■最初の理科実験室で見た千昭は「どこ」から来た千昭なのか? (0)…千昭の物語も7月13日(ナイスの日)からスタートします。 (1)…千昭は功介とグランドに行く途中か、真琴との野球を終えて別れた後、予備の胡桃を失くした事に気が付きます。「あせり学校に戻って方々を探した」千昭は理科実験室で空の胡桃を発見します。「誰かがチャージしてしまった!」と判断した千昭は、ここで心当たりの時間帯で、尚且つ誰にも見られない時間帯に「リターン」して胡桃を回収する事を決意します。 (2)…ここで千昭は真琴と接触してしまいます。上手い事やり過ごす事に失敗した千昭は、リターンが発動します。元の時間に戻ったところで千昭は「しまった!今ので真琴にチャージされちまった!」と認識します。 ※ここでのポイントは二つ。1.真琴は千昭が現れなくても胡桃がチャージされる「運命」を持っていた。2.現時点では千昭は、真琴が事故死する未来を持っている事を知らない。ですね。 (3)…胡桃を失ったポイントに確信を持った千昭は、今度はハッキリ過去を書き換えるためにリープを敢行して見事胡桃の回収に成功します。これで真琴に胡桃がチャージされてしまう未来は回避されしまいます。 (4)…意気揚々と真琴と功介と野球を楽しみ、真琴が自転車で帰るのを千昭は送り出します。…そして真琴は踏切の事故で死んでしまいます。 ※ここで初めて千昭は、真琴からタイムマシン・チャージの未来を取り上げると、真琴には死ぬ未来が待っている事を知ります。 ※そしてGiGiさんの言うように胡桃を使わずに未来を変えるトライが何度かあって全て失敗したと見るのが妥当に思われます。ただ、ポイントとしては、この千昭は真琴が無事な未来を既に体験しており、胡桃をチャージさせれば、その未来が返って来る公算が非常に高い事を知っているって事です。 (5)…真琴を救うために予備の胡桃は真琴に差し出す「覚悟」を決めた千昭は、まずタイムリープを得た真琴を見守れるようはるか昔の時代に行きアンカーを打って戻ります。これで真琴がその時代を超えてリ―プし、かつ「差換え」を行わなければ、千昭の「真琴に関する必要な記憶」は残ります。(タイムリ―プは恐らくイメージ操作で、自分の記憶以外の時間軸をイメージする事はそれなりの訓練がいる。同時に自分の記憶範囲内のリ―プは比較的容易なのだと思われる) ※実は真琴が鉄板焼きを食べに戻った時(7月11日以前?)千昭のアーカイブが全て破棄(上書き)されてしまうと、無邪気で、それでいて裏ではどんなに自分のアーカイブを参照しても、抜け殻の胡桃しか見つけられず焦る千昭が出現するのですが…wそれはそれで腑に落ちる所もあるのですが、僕のシナリオでは、「真琴の事故」を知らずその為カウントは1つ以上残る事になるであろう千昭になるのを避けました。 (6)…然る後、もう一度(2)の再現を試みます。真琴にチャージさせた千昭は(1)の時となるたけ差異がないように行動して自転車の真琴を送り出します。この時点で千昭のチャージ回数は残り一回。何事もなければ最後の夏を楽しんで、そして未来に帰る予定だったのでしょう。 ※ここからは映画の本編の時間軸に入って本編通りに経過して行きます。また千昭も(7)に入るまでは無事な真琴に対して告白遊び等をしたり、失敗して友梨ちゃんと付き合う事にしたりしています。 (7)…しかし、この過去は真琴の「功介果穂・ラブ・ミッション」で「差換え」されてしまいますwそうなると(1)を再現するために戻ってきたのに、既にまるで再現性が保持されていない…?おかしい…。あせった千昭は真琴の携帯に電話します。果たして真琴は無事でした。(しかし、別の運命が開始されていました) (8)…「おまえタイムリープしてね?」これは再現できなくなった過去に対して真琴を確実に守る非常措置のために発せられた言葉だと思います。しかし真琴はこの未来を上書きしました。また真琴にチャージがなされていれば変に未来をいじらない方がいいという考えもあった千昭は結果としてあっさり真琴の「差換え」に従ってしまいます。そして… ■停止した時間で二人の時間渡航者が「どうやって」会ったのか? (9)…そして功介と果穂の事故死が起こります。 ※ここでまず真琴の時間軸の説明が必要になります。 (10)…真琴の「止まれ!止まれ!止まれ!」の叫びが通じたかのように時間が止まります。しかしタイムマシンのシステムで述べたように、腕のカウントがゼロになってもタイムマシンは使えます。ただし「改変する権利」は消失しているので、自ずと使用してよい機能は限られてきます。最早リターンもできません。即ち残った機能リ―プ・アンド・ストップのみが作動するワケです。 (11)…ただし、真琴はそこで起こっている事態が把握できなかったと思いますし、無理な「停止解除」か、無理な「改変」を行おうとして、即座に「リターン」が発動し「転んで大怪我している時間」に戻されてしまったはずです。これで真琴は念を押されるように功介の死を二重に体験します。 ※これは劇中で描かれていない未来です。まだ千昭が来て差換わる前の未来ですね。 (12)…ここで千昭が登場して(11)を書き換えます。責任を感じて泣き喚く真琴を前に最後の一回を使って功介の死を回避する跳躍を行います。 ※そして時間渡航者同士が邂逅する可能性が描かれるわけですが、僕はこれは時間の着地点がピタリ同じだと、どちらの記憶も差換りがないと解釈しました。また千昭は着地してみると世界が止まっているので驚いたんだと思います。…で自転車をかっぱらって(この瞬間、千昭の最後のカウント消失)踏切に来てみて「やっぱりお前か…」となります。 同時着地の可能性については確かに奇跡ともいえる偶然が発生しているとも言えますが、千昭も真琴も「踏切の事故」を認識しており、互いに戻りたい着地点が近似になっても全く不思議ではありません。少なくとも時間軸の砂漠の中で針一本を見つけるだすが如き偶然ではないと言えると思います。 あるいは千昭の方で功介を死なせてしまった真琴から時間停止のポイントを聞き出せていたかも知れません。ただ、この場合は「やっぱりお前か…」のセリフが謎になってしまいます。 ■真琴のチャージは「なぜ」回復したのか? さて最大の難関です。まず同時刻に着地する事で、この止まった時の時間は二人が共有している状態となる事は上で述べました。ただし、ここで真琴のカウントは以前の状態即ち“01”に戻っていると考えます。 このカウント消費のタイミングはリ―プ使用回数ではなく改変回数だという事で説明がつけれられます。リ―プで逆時間に乗ると、肉体の状態も全て以前の状態に戻っていしまう事は確認されています。なので本来カウントもやっぱりその状態に戻ってしまうと考えられます。ただし、ここで再び時間(あるいは真琴自身)が動き出すとき、つまり「改変可能状態」になると、システムが作動し真琴のアーカイブを参照してカウントの整合性を強制的に取り、そしてカウントを書き直すわけです。 この時、重要なのは参照されるのはあくまで真琴のアーカイブのみでどこかに時間統合的な監視者がいるわけではないという事です。 停止した時間を二人が共有している事は既に述べました。そしてここで千昭が自転車をかっぱらい「改変」カウントを消費します。この瞬間、以後、形成される未来は「千昭が差換えた未来」となります。そして真琴の以前の最後のカウントを使ったというログは、差換えされて真琴のアーカイブからは参照されなくなってしまうわけです。 簡単に言うと千昭(他者)が未来を差換えた場合、真琴がゼロカウントを迎えた未来はアンカーもろとも完全に消失(破棄)されるという事になります。 事故の瞬間にアンカーが残っているようなイメージがあるかもしれませんが「今」を千昭が差換えてしまうと「その後」のフィールドもず〜〜〜〜と、真琴が新たに差換えない限り「千昭の差換えた未来」になるわけです。 本来「時間渡航者にとって自分が記憶していないカウント消費は有り得ない」また同時に時間渡航者は自分のアーカイブが差換えされる瞬間を認識できません。しかし、フィールドを共有し、その操作権を千昭が先取りした結果、真琴は記憶は残して自分のアーカイブが差換わる瞬間に立ち会ってしまったと言ってもいいかもしれません。 ※さらに要約するとアーカイブ参照システムさえ誤魔化せれば、このシーンは成立するという事です。 (13)…未来は千昭が差換えた事にも起因しますが、この停止した共有空間の制御は千昭によって行われて(千昭の動きがちょっとおかしいので、もしかすると高等技術ストップ・イン・ストップといった機能もあるのかも?)そして自分が時間渡航者である事を告げて真琴の前から消えます。 (14)…真琴は悲しみに暮れますが、チャージが残っている事に気が付き、最後の跳躍を行い(着地点はオリジナル・タイムの理科実験室のようです)(6)の千昭と邂逅し全てを差換え始めます。 (15)…最後のお別れ。千昭は言えなかった事「とびだして怪我とかすんなよ?」を言って、最後の1回…つまり自分の未来を書込みに戻ります。 ※ここ以降のシーンは本論で特に言う事はなく、それぞれの解釈にお任せしたいです。 …ああ一つだけ。今の設定だと真琴は「改変」はできないけれどもリ―プ能力が残っている事になりますね。しかしこれもいずれ、遠くない未来……つまり“思春期が終わる頃”には自然消滅すんじゃないかと思うわけですw さて、どうだったでしょうか?できればアニメ「時をかける少女」を先に観てもらって、何か「疑問」を感じだ上で読んでもらえると、何をやっているのか分かってもらえるのかもしれません(汗)僕のこのシナリオは、基本的に劇中千昭は最後の一回だけが残っている状態で通されており、あまりややこしい事は起きない仕掛けになっています。しかし、たとえば僕は「鉄板焼き」の差換えを別時代にアンカーを設ける事で回避してしまったんですが、千昭の本来のキャラクターを考えると、うっかりアンカーを忘れて真琴の差換えを受けてしまった?とした方がしっくる来るかもしれません………それでも同じオチに辿り着くのはどういう経路が有るでしょうか?!ちょっと思考を巡らせて見るのも面白いのではないでしょうか?…どうでしょうか!? …さあ Let’s TRY!! |
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