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#346 曽田マンガ話 投稿者:LD
[2005/06/21_00:25]
| GiGi >> あーところで風雲児全巻セットご注文おめでとうございm巣w GiGi >> 実は「風雲児たち」と「Capeta」には一つ大きな共通点がありまして ルイ >> いつ届くのやらw LD >> ほう。>共通点 ルイ >> ホホウ! GiGi >> どちらも「この物語を完結させる」という強い使命感を持って描かれてるんですよね ルイ >> ああ、そこですか。凄いヘンな事考えちゃったw GiGi >> だから寄り道は一切出来ない。しかしながら端折って手抜きをすることも許されないということでとてつもなく濃密になってますw。特に風雲児たちなんかは、生きているうちに完結まで!という想いがヒシヒシと(^^; ルイ >> 曽田先生はシャカリキの時もそうだけど、着地点決めるタイプの方ですよね。一歩進むたびにドキッとするのはそのせいか。 ルイ >> いやーみなもと先生の「ここは端折れないなぁ」って時は伝わりますねw GiGi >> CapetaはF1の寿命のほうが限界に近づいてるんでその圧力が大きいですねw LD >> 「capeta」の終着点というとシューマッハと対決させるところ? ルイ >> むう、本物のF1のほうが、ホントにモチベーション奪いそうな展開になってます。変な話ですが、F1、F1マンガの足引っ張らないで!w GiGi >> 「Capeta」はF1でチャンピオンになれる日本人を創出する事、でしょうね。 ルイ >> F1到達で終わるのってのは、カペタのステージとしては低すぎるしなー。 GiGi >> んーだからシューマッハに食らいつき、押さえ込む1レースが描ければあとはエピローグで十分かもしれませんね。 ルイ >> うーん、早くて3年?きつきつだなぁ GiGi >> キツキツです。1年後にはおそらくF3あたりでチャンピオン争いしてると予想。 LD >> 「シャカリキ」の時はテルが大怪我する前に監督が「こいついつか破滅するのでは…」と感じるシーンがあって、あれが全体の終着点に思えたんですね。しかしオキナワ戦終ったところではそこまでは行かなかったという思いがあります。 LD >> それって「あしたのジョー」なんだけど。しかしやはり目指しているのはそこかな?という気もします。 GiGi >> ん、曽田先生はジルもセナも敬愛してますけど、Capetaではそれはやらないと思います。 LD >> ただし曽田先生の行き着く先ってのは梶原先生とは根元で違うとも思いますけど。 LD >> いえ、必ずしも死ぬって意味ではありません。 GiGi >> 心神を削りきった戦いという話ですね。それはしかし実はカート編で通過したかもしれません。 ルイ >> カミーユになられても困るしなあw GiGi >> そしてカペタがレースしてるのと同時進行でノブが八面六臂の大活躍ですよ! LD >> いや、カペタが“神人”だとして、まだ別の“神人”には邂逅していないでしょう。カペタはヘラクレスで徐々にレベルを上げてモンスター退治はしているけど、まだ神々と対峙はしていない。 ルイ >> うぐ!!それは震えますね!!「昴」みたいになられてもアレだが。カペタが1人天井人でもいいが・・カペタを最後「追い抜い」ちゃった日には・・読んでる側がジョーになってしまうわw GiGi >> そこですね。私はCapetaの主眼は天才そのものではなくて、天才を見守る”普通の人々”にあると思ってますんで、共に命を賭すライバルというのはひょっとしたら出ないかもしれません。 ルイ >> ええ。カペタを一神で捉えるか多神レベルで捉えるかで、大きく違う所ですね。 LD >> 以前のインタビューで曽田先生が奈臣もいずれは落とす(F1までいかせない)というような発言してて“そこまで”見据えているんだと思って身震いしました。 ルイ >> ナオミはF3が限界だろうな・・ GiGi >> 逆にナオミがだからジョーになる可能性はありますね。そうゆうものも全部ひっくるめて上のステージに登っていく、と。 LD >> GiGiさんが今言った視点が「シャカリキ」と「カペタ」の大きな違いですね。でもこれは結末を見るまでは個人の願望と言っていいと思いますが、主眼はやはり“天才”だと思いますよ。曽田先生があれほど追いかけてきた素材で、まだ完結できていないんだもの。 ルイ >> 本当の天才に巻き込まれてしまったものの恍惚と不安・・ここをメインに据える場合、ライバルはいらないか。 ルイ >> んーLDさん、ギギさんの方式でも「天才」は出ると思いますが。圧倒的な対比として、ですが。 GiGi >> あーあれですね。「スプリンター」の天才像が一番近いかもしれませんw GiGi >> それくらいでないと、F1ドライバーの完成型、君臨者たるシューマッハと肩を並べるのは不可能という気もしますし。 ルイ >> はぁ。だから、シューマッハが名を落とす前に完結をばーw LD >> ルイさんが言っているのは“神々”か“一神”かって事ですよね。僕は曽田先生はF1に限って“神々”だと思います。 GiGi >> 今のところ一番の恍惚の瞬間として「前に誰もいない」空間を一人で走る事が提示されてますけど、それがF1というステージに至っては「その空間にカペタとシューマッハしかいない」というのが頂点として描かれるかもしれませんね。あ、ジョーだねw ルイ >> なるほど、F1というステージそのものを「神々」とした場合は着地点は色々考えられるかな GiGi >> まあ、現実に神々は上のステージで待ってますんで。うーん、ミハエル以外の現役ドライバーはまだちょっと神というにははばかられる気もしますがw LD >> ちなみに「あしたのジョー」はホセという一神に挑む、ドン・キホーテというかイカロスというか、そういう話ですね。天才視点で観れば。 GiGi >> カペタをヘラクレスに例えたのは上手いなーと思いましたw>LDさん ルイ >> シューミと2人だけで、残りは(残りでさえも)神でない、という構造も当然アリですが。まあ蹴落としというか追い抜きが一回増えるんで、ますますキツキツかも・・ GiGi >> そうですね。ホセはジョーにとっては崇拝の対象ですから、やっぱりちょっと違うかな、と思います ルイ >> 最終的にカペタがどこにいくか。それを見届けなくてはいけない!・・うーん、やっぱノブで終わる可能性もあるなw GiGi >> ノブは道を作る人なんですよね。そうゆうキャラクターをクローズアップした漫画というのもあまり類例がないかもしれません。ノブがいるからこそ、カペタは王道をまっすぐ進んでいくことができるわけで。 ルイ >> ・・げ。いや、ノブが死ぬ展開とか脳に浮かんでしまったじゃないかギギさん!あーいかんいかん、いかんちゃ!w LD >> 今、モナミが芸能界に誘われててこれで金稼げるようになったら「F」で言うところのユキみたいになるんじゃないかった、勝手にハラハラしています(笑) GiGi >> うん。やっぱり「ギリギリトップに手が届く」という描き方では満足できないかも。正々堂々と、セナプロくらいの並べ方でシューマッハと比肩する天才にしてもらわねば! GiGi >> それをもってこのF1の「失われた10年」を補完させてくれ!w LD >> ああ、そうか「F」が「あしたのジョー」か。むしろ「カペタ」は「がんばれ元気」かな? ルイ >> シューマッハをもって、初めて「独走」に喜びを見出すカペタに「並び走る喜び」が宿る。それは勿論シューミにとっても、セナ以来の・・って、おうい!泣けるじゃないか!w GiGi >> 勝手にシューマッハが待ってる構造だと思い込んでるんでがんばれ元気ともいえますがw、まあ、小山ゆう先生のテイストには近いと思います GiGi >> あーそうするとやっぱりシューマッハとは同じチームになるべきなのか! LD >> がんばれ元気は十何年以上現役で世界王者を保持しつづけている関拳児の元に無敗で上がって行く話。 GiGi >> シューミーとカペタがマクラーレン時代のセナプロの再現のような同チーム内ガチバトルやったらちょっと…いかん、考えただけで身震いしてしまうw ルイ >> で、それを見る他F1ドライバー達の絶望ね。天上に登った自分は特別だと思っていたのに、その中で別のステージを作られてしまう衝撃。テレビでみるナオミ?おうい!w ルイ >> もう何想像しても震えるほど面白いんで、お願いしますとりあえず続けてくれればなんでもいいですw LD >> 対決すべき相手とチームメイトになる悲喜こもごもをやると段々テイストが「モンキーターン」に近くなるような(笑) GiGi >> ということでノブにはウィリーウェーバー(ミハエルのマネージャー)並みのやり手になって貰わねば同チーム内での権力闘争に負けてしまうので死んでる暇はありません!wということでミハエルよ!あと3年!あと3年待ってくれぃw LD >> え?ノブって“そこまで”行くの? ルイ >> ううん?ノブを「切り捨てる」瞬間もあった方が自然に思いますけどね GiGi >> いや、そこまでいかないと! ルイ >> まあそこで「切り捨てざるをえない」で妄想膨らませたのが、死ぬ展開wでもナオミすら置いていくのだから、わざわざそんな回りくどい仕方はいらないかな。 GiGi >> んーどうなんでしょうねぇ。私はノブは捨てない!と思ってます。 ルイ >> だから、どっちでも面白いとw LD >> 3年かあ…厳しいなあ。しかし曽田先生はそんな感じであせっているでしょうね(笑) ルイ >> 焦ってると思います!最新刊のコメントでいつ弱音はくか、ビクビクしてますw LD >> やっぱり「描きたい事は沢山ある。しかし早くここまで辿りつくためにこれらを断腸の思いで切りすれなければ…」とか考えているんですから面白くないワケがない(笑) ルイ >> 巨人の星やジョーに似たスピード巻はあるので、やはり梶原っぽいといえるかも。思想はまるで違うでしょうが。 LD >> ベクトルは同じだと思うのですよ>「ジョー」VS曽田作品。ただ+アルファである天才視点が世界観を変えていますね。 ルイ >> そうですね、破滅思想とか、一瞬の燃焼は生涯に勝る、という人生観とは、曽田天才は全く異なる気がします。そんな比較すらしないというか「真っ白にな・・」とか考えるアタマをもたないというかw GiGi >> 梶原先生は行けるところまで行く!という思想が強いですね。曽田先生は多分それに強い憧れがあったんだとは思います LD >> いえ、テルも、大吾も、昴も、いずれも破滅の影があります。…しかしカペタにはそれは見えない。だた、これは結論ではなくって「今のところ見えていないだけかもしれない」…とそういう見方もできるんですね。いままでの曽田作品の流れで。 ルイ >> あー、結果破滅はありうる作りです。だから、作者自身の比較では結構近いと思います。影響も受けてるハズ。でも、曽田天才と梶原限界は、絶対違う。あと、テルも破滅の影はあろうが、自分でそんなこと考えて「でも」「だから」とは考えないですよね。カペタはそれを徹底した感じかな。ブレイクスルーしそうですねー。 GiGi >> 曽田先生自身がたぶん気付いてなかった可能性はあるんだけど、梶原ヒーローってのは実は天才じゃあないんですよね ルイ >> うん、そうだなw言ってて思ったけどw LD >> 逆に言えば、テルも、大吾も、破滅の影を見せながら結局破滅しなかったともいえるんですけどね。昴は作品が破め…げふん。 ルイ >> 昴ゲフン! GiGi >> 曽田先生はいわゆる「天然の天才」を書きたい人なんだけど、それを梶原フォーマットの破滅型ヒーローに乗っけるとどうしても歪になるというか ルイ >> 天才レベルの活躍はするけど、努力や思い込みが「天才」なんですね。それらの過程をひっくるめて作られたのが曽田天才ですね。ひっくるめる過程に意図がないから、こういう造形になるのかな? GiGi >> いやでも、「昴」描いてて、これ、どこまでエスカレーションしても破滅しないな、と気付いた可能性もw ルイ >> ああ、そもそもの題材として相応しくなかったと?気付くのおっせーw>「昴」 GiGi >> イチローや羽生善治とか、誰が見たって天才な訳だけど、彼らが破滅するのは考えられないわけで LD >> 梶原先生は神々の領域には基本的に興味がありませんからねえ(笑) ルイ >> 梶原さんは「生き様」ですよねw GiGi >> セナは結果として渡ってしまったけど、それは別に限界を突き詰めた結果でなく、どうしようもない不運の結果だったわけで、モータースポーツというのがそもそも命の瀬戸際を見せるスポーツなだけに、そのあたりをちょっと混同してた可能性はありますね LD >> え〜っといい話ですね?(笑)ちょっと整理して考えてみましたが梶原先生が興味あるのは“死線”で、曽田先生が興味あるのは“神々の領域”です。これ。たどり着き方は突き詰めるとかなり限りなく近いんですけど、目的地は明らかに違う(笑) ルイ >> うむうむ。最終回は絶対かぶらないですねw GiGi >> 梶原=人間の限界、曽田=人間の可能性ともいえるかな。んー返す返す昴はやはりターニングポイントだw LD >> やくざや特攻隊返りとも親交がある梶原先生は“覚悟”と言ってもいいかな。 ルイ >> 意味ある撤退だったのかーw GiGi >> こんなに命を燃焼してるのに何故昴は人々に愛されないのか!?そうか!俺は人々に愛される天才を描きたかったんだ!みたいなコペルニクス展開があったに違いないw ルイ >> しかし「目的地」は異なるけれど、出発点は「梶原」が大なんでしょうね曽田先生は。だから歪に混ざる・・いや、名残とも言えるのか? LD >> おおお!それはコペルニクス!(笑)福本先生はとっくに愛されない天才アカギを描き、しかし孤高の天才故に死して後も人々に愛されつづける姿を描いてしまっていたわけですが。…八百万の神だねえ(笑) GiGi >> ああ、福本先生の天才はイチロー型ですねぇ GiGi >> 小山ゆう先生以外に実践者がいないと思ってたけどそうでもないかな?>イチロー型 LD >> 昴は天才論にこだわりすぎてアカギに近くなってしまっていたんですよ。それが「自分が描きたかったのは天才が愛される事ではなく、愛される天才なんだ!」と気づいたのならコペルニクス(笑) ルイ >> おおお。昴・・なんて可哀相なんだ!シャカリキは天然でそれが出来ていたんですねえ。 LD >> いえ、イチロー型が小山ゆう先生ですね。福本先生は………ゴッホ?もっと狂人すれすれの人たち。 GiGi >> シャカリキは無心なだけに、曽田先生の素が一番良くでてるんですよね。だからそれに向き合うのが一番の近道だったんだけど ルイ >> そっか、コペルニクス転回で、自分の原点に気付いたんだ。 GiGi >> 確かに福本先生の天才はもっとナチュラルボーンですね LD >> 三島由紀夫?佐久間象山?>福本天才 GiGi >> あー佐久間象山は福本キャラだ(逆だw) LD >> だから、あずみはイチロー(爆) GiGi >> あずみも結城光も堀口元気もイチローですよw。小山先生はあのタイプしかかけないと思うw LD >> そうもう頭脳の構造自体が違っていて、その発露の先を探すと絵画だったり麻雀だったりするのが福本型。 ルイ >> まあ、題材の問題もありますねー。そういえば孫悟空を忘れてたなぁw GiGi >> DBの悟空は福本タイプですねw ルイ >> 福本っぽいイチロー型?w>ゴクウ GiGi >> さて、そろそろ落ちます GiGi >> ではまたー ルイ >> あーおつかれでしたー。 |