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電視の部屋

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#405 Re:反逆のルルーシュ STAGE14「ギアス対ギアス」 (#403) 投稿者:ルイ [2007/01/23_16:49]
全く同意!相当に面白いと思います。
いや、面白いというより相応しい言葉があると思っていて、それはLDさんも同じ言葉を使っていますが「器がある」に尽きる。様々な見方に堪えうる作品でしょう。僕個人の感覚で言えば、年齢上リアルタイムでは体験していませんが(精子にもなってないよ)「ファーストガンダムをリアルタイムで観ていたら、こんな気分で翌週を待ってるかな?」というように感じています・・・ね?凄い期待値高いでしょ?いくら他者の期待処理が上手い人でもコレは流石に期待負けするから(断言)、これは自称期待処理の達人であるルイだけって事で放っておいてくださいね(笑)?

STAGE14もBパート終盤、挿入歌が入ってからのセリフ・表情には悶絶。恐らくこの話を現在までのルルーシュ・ベストに挙げる人もいるでしょうね。それくらいの完成度でした。この作品、スタート当時から「キャラが多いな」という印象を多くの人が持たれたと思います(僕もです)が、どのキャラも使い道がハッキリしていて、それをまるで貯金のように「困った時に使う言い訳の道具」にしていないんですね。出し惜しみしていない。ゆえに、テンポ阻害にも全く繋がらないし、ルルーシュとスザクを軸にした本ラインにはブレがないから、NPC劇場にもならない。・・とベタ褒めですが、例えばカレンの兄貴あたりは「設定で組んだものの、あんまり活かしどころがなかった」典型という気もします。まあ、それ(活かせない)をはやめに判断するのも力だなと。とにかく手を休めない事が心地いい作品です。状況を止めない。

僕もLDさん同様・・というか若さによる経験の少なさゆえか、恐ろしい「比較対象」の固有名詞を使えちゃった時点で期待値は更に上(笑)?・・で、ここまでほぼ全ての話が好きなのですが、特に

この作品としては異端である、全編ライトなノリを持っていた「奪われた仮面」。全員が「はず」「なら」など信念と推測で動く中、ランスロットがヴァリスを使って地形効果を全無視・突貫をかける、燃えるな!と言われて無理なくらい演出が「そこ」に集約された「ナリタ攻防戦」、カレンというチェスでいうクィーン(最重要)をクィーンとして認めさせる為の舞台設置を一話の中で「起」から「結」まで完璧に済ませた、職人度ではナムバーワン!?な「リフレイン」(またクスリの特性と、ルルーシュと近似の状況をカレンに「仕込む」事自体がリフレインという言葉で繋がっているあたり、相当ニヤリ度高しです。カレンに平手打ちされた後のルルーシュの表情が白眉!)あたりが大好物なのですが、この話も確実にコレに並ぶと思います。おっさん臭い、わざとらしいくらい用意周到な脚本が好きなので、「リフレイン」と「シャーリーの銃口」がルイ属性かなー(笑)。

次回推測するのもまた楽しみで、シャーリーにかけたギアスの質によって全然状況が変わってきます。いずれにせよ生徒会長が予言した通り、モラトリアムな居心地のいい学園生活は終わりを迎える事でしょう。「エヴァンゲリオン」(また大きい喩えデター!)だと、「男の戦い」かな。あの後は、どうやっても同人視点の介入できない世界に「踏み出し」ましたよね?そういう一手かもしれないなと。

・・一番どうでもいいのって、一話だったかも(笑)?

あ、そういえば新OPに凄まじい不評が集まっていますし、個人的にも声質が嫌いなんですが・・かといってEDの泣かせメロディラインなんて腐るほど聴いてきたパターンですし(でも、こっちにの不満は聞かない)些事だなぁ、と思っています。歌詞を聞き取ろうとするから疲れるんだよ!諦めようよ(笑)!

#404 Re:ノエイン&まじかるぽか〜ん (#398) 投稿者:ルイ [2007/01/23_16:18]
一応両方観終えたので、前回の途中感想に対してのゴールを。
まじかるぽか〜んの方は、ラスト3ぽか〜ん分くらい「収束」に当てていまして。これまでが投げ捨てオチ全開だったのに、こんな所で「大人」になってどうするんだようう!!・・と、少々残念だったというのが本音です。特にらすとぽか〜ん・・何、いい話してるんだ?(※いや、ベタなイイ話自体は好きなんですよ?)と。しかもいい話はいい話でも、無理やり花粉症になろうとするような「泣ける」話だと思って身構えてたんですけどね(笑)?いい話としても、特段…まあ、過度の続編期待などを封じ込めた格好なのかもしれません。実際僕も観ていて、何か最後の3ぽか〜んを観る前の反応は「続編!続編!」だったのが、最後見終えてどうでもよくなった〜みたいな〜(酷い)。

ノエインの方は、多世界解釈SFとしては凡庸…というと言葉が悪いな?こちらのイメージを超える展開は何一つなかった作品で、特に終盤、ストーリー処理に追われ、見所が減っていったのが悔やまれます。ノエインの正体はちょっとガッカリだったなぁ〜?…と、いいつつも。僕はこの作品結構好きで、出会えた事に軽く感謝しています。特に前半の、小学6年生という時間のもつ切なさ(時間がもつ、というより、その時間に対して我々が抱く、ですね)と、シナリオが本来持っている儚さとが融合した間。これは結構得がたいもので、僕はなんか大概目をうるませていた気がします(笑)。メインシナリオには特別思う所はないのに、細かい演出に泣き所が多かったですね。昔のビデオカメラに映ったお婆ちゃん(故人)をハルカが観て、顔や声を思い出せなくなってきている事に気付くシーンなんかは、ぼかぁもう全体のヤマ無関係にボロ泣きでした。既に画面を見ながら、実際のところ目は自分の過去を見ていた気がします。

どちらも最後まで大絶賛!とまではいきませんでしたが、非常に見所があり・・やっぱりキッズステーションにリクエストしてくれたビッグキッズの皆さん、ありがとうございました!と。これからも初心者の私にいいリクエストお願いします、ビッグ(略)。

#403 反逆のルルーシュ STAGE14「ギアス対ギアス」 投稿者:LD [2007/01/22_10:06]
いや〜。先に申し上げて起きますと「反逆のルルーシュ」観ないと損します!以前のお気に入り「ゼーガペイン」も観ないと損すると思っていますが、それとは次元が違うと言うか、あれは個人的な「お気に入り」としての側面(勿論、充分な人気を獲得しているはずだけど)が大きかったのですが、「ルルーシュ」は世間の盛り上がり方を観ても、たとえば「エヴァ」のようなこの後何年かは共通言語化するんじゃないかという予感があります。
勿論、僕が推すのは面白いからですが、そういう世間の期待を受けきるだけの「器を感じる」と言いたい。別の言い方をすると「面白いから観ろ!」と言われ“期待”が付加されると、どうしてもそれを促された方は「目減り」を持ってしまうのですが「ルルーシュ」はこの目減りはほとんど無いのではないか?あるいは僕が熱っぽく語る部分とは別の部分に面白さを見出したりできるはずなので(テクニカルな話ではなく、ごく普通の観客として、です)そういう心配が少ない気がします。

今までで14話(15話?)ですが、ほぼ全ての話に満足しています。また今回の「あの件」は僕はこの手のハード・ドラマで「やって欲しい。やればいいのに…」と言っている事を実行してくれていて胸の好く(?)「虚無感」を感じさせてもらいましたw
ギアスを一度かけた者に二度目のギアスは効かない…ということは、この後ルルーシュが後悔して、シャーリーを元に戻そうと思ってももう戻らない(あれって学校生活が送れないレベルに記憶を奪ったんですかね?あのままシャーリーが学校に通ってルルーシュだけを無視するのは変過ぎますし)ワケで、生きているけど二度と会えない「永遠の別れ」がここで出現していますね。…でも、ギアスは継続期間があるはずで、どこかでシャーリーの記憶が戻る可能性もありますよね?しかし、ギアスの中で「忘れろ」という記憶操作は、元々あらゆる命令に前後して副次的についてくる事もあり、他の人に「忘れろ」をかけた時を考えると、これは継続期間が除外される…?とか現時点でもいろいろ考えています。
いずれにせよ、ストーリー構成、演出、作動画、などいずれも一級品で、4クール放送するなら2007年の一押しは間違いない作品です。

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