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電視の部屋

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#407 「まなびストレート」の夢カメラ (#406) 投稿者:LD [2007/02/08_02:01]
「まなびストレート」第5話
さて、前回は、まなびやみかんの丸っきり小学生の、高校生とは思えぬ風貌にすっかり取り乱してしまったLDですが…。つか!第五話!普通の風邪で寝込んでいればいいのに“おたふく”て!?高校生でおたふくは逆に危ないだろ!つか絶っ対わざとだろ!!…などと大騒ぎしつつ「まなびストレート」を楽しんでいるワケです。しかし、さすがに彼女たちを「侵略者」と考えるのは無理だと気がつき、また別の“丸め方”を考えてみました。

考察に当たって、いずみのさんの書評「そのコマは誰から見たコマなのか?」を参考にさせて頂きました。

いずみのさんの書評は、そもそもマンガ表現はマンガ表現の時点で写実の世界を投影するものではなく、多かれ少なかれ作者、キャラクター、読者などの主観の影響が投影された表現となる(これが顕著な作品とそうでない作品がある)…と僕は解していますが「まなびストレート」をこれに当てはめてみます。

「まなびストレート」第1話
というより元々「まなびストレート」はキャラクターの心象がそのまま画面に表現されます。この論で重要なポイントになりますが、かなり確信的に「まなびストレート」で使われているカメラは実写感覚を標榜していないんですね。第1話でのまなびの校歌斉唱で桜散る風景を全校生徒が共有する。第4話でメイの机が高速でまなび達から離れて行く。時にその描写はキャラクターの心象風景に留まらず、他者への影響を与えています。
しかし、これらの効果は、要所要所の演出効果であり、ある一点のメッセージを効果的に観客に伝えるものであり、それは別の、要所でない部分では鳴りを潜めていると思うのが普通です。つまり、心象風景を投影をしない部分〜物語の大部分においては、やはり「まなびストレート」のカメラといえど、実写に近いもの(もしくはそれを模したもの)が投影されている…となるわけです。
しかし、ここで僕が考えたのは「まなびストレート」においてはそもそも人間で実写の部分などほとんどなく、仮に実写的なものが残っているとしても、それは物語から隔絶した風景レベルのもので、ある種その演出効果などお構い無しに常にに心象風景のフィルターが掛かった世界が投影されているのではないか?という事でした。
つまり、なまなびちゃんと、みかんちゃんの頭身が妙〜に不自然(高校生に見えない!)なのはその効果が恒常的に働いているからではないかと考えたわけです。
「まなびストレート」第3話「まなびストレート」第4話
もう一つのポイントはメイちゃんです。過去のトラウマから友達を作りたいと思っていても作れない彼女は、作中の中で一番、心象の変化が激しく、またデザインが変化しています。参考画像として第3話と第4話を上げます。彼女はまなびたちの傍にいると“子供っぽく”なり、傍から離れると“大人(?)っぽく”なります。まあ、人によって感じ方は違うでしょうけど、画像左中左から二番目は、よくって中学生ってところですが、画像右は高校生以上でしょう…と僕は思っているわけです。

これらのポイントを押えて「まなびストレート」で使われているカメラの性能を考察します。まず、先程述べたようにこのカメラは心象風景を映し出します。それに影響を受けた人もそのように映し出されます。ただ、その心象には基準があって、子供心というか“童心”が基点になります。“童心”の顕れているキャラクターは、全体的に頭身が下がり体つきが丸みを帯びます。常に“童心”を持ったキャラクターは常にこの投影を受けてゆきます。
つまり、天宮学美(まなび)や、稲森光香(みかん)は身体全部が“童心”で包まれた正に童心の化身なのです!(「ハチクロ」で青春スーツというのが出てきますが、あれの童心バージョンで、なおかつ件のカメラはそれをばっちり具現化して写します)
まなびやみかん以外にも“童心度”の高い背景キャラはいます。故に各キャラがその度合いに合わせて丸みに違いが出ます。最初に元々この作品は実写感覚を標榜していないと言いましたが、逆に、この作品の映像が歪曲するのはこの基点のみになります。これが他の様々な要素によってヴィジュアルを変化させる一般的な演出投影作品に比しての「まなびストレート」の特徴という事になってくると思います。
また、この“童心”は伝染します。メイは伝染がないと投影度が下がってしまい、普通の女子高生に映ってしまいます。“童心”が無くなれば大人になる…というわけではないのですけどね、メイはちょうどこういう状態です。
「まなびストレート」第3話
大人になってしまうと、この“童心”は伝染しません。(第1話の校歌斉唱の時、その影響を受けていない疑いもあり)つまり教員に伝染する事はありません。また愛光学園の生徒会長にも伝染しなくなっています。彼女は既に大人なのです。
まあ要するに子供の世界の心の伝染がそのままヴィジュアルで映し出されているという事なんです。


これでどうだ!大体丸く収まるはずだぁ〜!!

…いや、最初から僕が、まなびとみかんを女子高生と認めればそれが一番丸く収まるんですけどね(汗)
「まなびストレート」第2話
最後にカメラの不具合か、うっかりまなびの実写頭身が映ってしまったかな?と思われるカット(左端)を貼っておきます。(←なんか心霊写真扱い)まあ実はまなびやみかんも“童心”が外れたと思われるシーンがいくつかあります。一人になるときその傾向が無きにしもあらず…かなあ?wそれを探してみるも面白いかと思います。ゼイ!リブ!ゼイ!リブ!心の目なんだ!

#406 「まなびストレート」の恐怖 投稿者:LD [2007/01/23_21:52]
返信:ルイ様

まなびストレート第2話このような場所に返信を打つことお許し下さい。ちょっと長くなるかもしれないのでこちらに書かせていただく事に致しました。「アニメ諸評」でのルイ様の「まなびストレート」の評論を読ませていただきました。大変、共感させていただきました。ちなみにシリーズ構成は「陰からマモル!」「住めば都のコスモス荘」などの金月龍之介さんですね。脚本をこなされている部分は出来がよく、けっこう好きな方です。OPの作りやいくつかの組み立ては、確かに「かみちゅ」を連想させるものですね。まあ、この話はまた別の機会としましょう。僕自身は第一話の校歌を歌う話から、すっかり気に入ってしま……っていたのですね。確かな動画、確かな演出、そして優しい脚本。今期の中で一番、手応えを感じさせてくれる作品であった事は間違いありません……。

さて……ルイ様。(パキポキ←指を鳴らしている)ルイ様はあそこに登場している女の子たちが女子高生だと言う事には気付いておられますでしょうか?……………………………いえ、気付いているのならいいのです。失礼しました。
僕は、友人に言われて、ちょ〜〜〜〜〜〜〜〜っと、驚きました。慌てて見直してみると冒頭で「聖桜学園高等部」と出てきます。つまり、あの娘たちは高校二年生なのです。ええ、そりゃあ「おとぎ銃士赤ずきん」の赤ずきんたちが14歳と知った時にも既について行けなかった僕ですから、ちょ〜〜〜〜〜〜〜〜っと、愕然としました。そりゃあもう、けっこうな衝撃で。これを聞いた瞬間、僕の頭の中の松本メーターは「ぱりーん!」と音を立てて割れてしまいましたよ。ええ。
単純にデザインだけの話ではありません。ちょっと掃除片付けの極意を知っている女の子が「大人びている」などと言われたりします。女子高生がですよ?教師たちの態度も高校生の「見守り」としてはちょっと過ぎたものに思われます。ごはんつぶも付けてますしね。これが少子化社会の影響だ!と言われればそれまでかもしれませんが…。

既に僕の頭の中は「未来社会に何があったんだ!?ホルモン異常か!?」とアラームが鳴りっ放しです。

というか連中、頭身とかおかしいです。特にまなびとみかん。他の大人たちなどのスタイルを見ると同じ人間に思えません。勿論、人間と並んだ時は微妙に身体を変態させて誤魔化していますが、僕の目は騙されません。(←段々おかしくなっている)……先ほどから「V(ビジター)」のテーマが鳴りっ放しです。一体、この社会は本当に少子化なんでしょうか?本当は人類はとっくに繁殖能力を失って、何か人間とは違う生き物を「人間の子供」だと、思い込まされ、育てさせられているのではないでしょうか。まるで、か、か、か、カッコウのヒナを育てるほほホオジロのように……。

……っは!ぼ、僕は一体何を口走ってるんだ?いかん、いかん!制作の設定で「女子高生」となっているんだから、あの娘たちは、間違うかたなき女子高生なんだ!信じるんだ!心の目で見るんだ!ゼイ!リブ!ゼイ!リブ!心の目なんだ!うおおおおおおgじゃkgdjsbfんmbっぎgh:jkplpl………!!!!!

……すみません、これ何の法律対策ですか?orz

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