アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
ご覧になった番組の感想にお使いください。
#479 アニクリ15 投稿者:LD
[2008/01/21_00:14]
アニメータのベテランから新進気鋭まで集め、1分間アニメを作らせて見たみたいです。Flashの中にある動画を観たんですが…面白いですねえ。けっこう不定期に放送していたみたいなんですが…もっと大々的に宣伝して欲しかった。 | …3rdシーズン、アニメージュの新番組情報に入ってなかったし…「オトナアニメ」とか取り上げているのかな? 今週の1/23にBS2で、1/26にBShiで一挙放送との事で、とりあえず観ておいた方がいいんじゃないかという気もします。 http://www.nhk.or.jp/ani-kuri/
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#478 消費されつくした設定のはずの「シゴフミ」が、素晴らしすぎた件。 投稿者:ルイ
[2008/01/17_05:34]
普段から「諸評」に長々書いてますが、さすがに「過ぎる」ので電視にコピペします(笑)。 | ☆☆☆☆☆:(1話・2話)年一本クラスのすっばらしいエピソード。世界中の人がコレを批判しても、僕は擁護し続ける確信がある。 最近作画や脚本という部分に注目する事が多いのですが、シゴフミを観ていると改めて「監督」に意識が戻っていきます。佐藤竜雄監督らしい邦画的なカメラワークや静かな間(ナデシコの人だけど、劇ナデがそうだったように、元々静かな人ですよね)は、フィルムの「基本点」の高さに繋がっていて・・・何度か観直してしまいました。嗚呼、美しい。 物語としてもだけど、物語をアピールする心象演出としての風景(天候含む)・オブジェクトの配置・あり方も大変に美しかっ た(ロケットのシンボルである、天を突く巨大ボーリングピンがとてつもなく美しく、悲しい。20世紀少年の比じゃないw)。「ロケット点火」というクライマックスに向けて物語が収まっていく様が、そのシンボルでもある巨大ボーリングピンの下(場)に綾瀬や刑事達が静かに、当然のように集まっていく事で表現される。点火のカウントダウンが命のカウントダウンを表現している事が、先を観なくてもわかってしまう。カウントダウン開始から残り20秒までは実際フィルムの中の時間も同期していて(老刑事の静かな語り口が、人生最後の1分の、前半30秒を不思議と長く感じる、穏やかな間にしています。でも、ジャスト30秒です)、最後の15秒、その穏やかな間を打ち破るように事態は一瞬加速度的に、そして時は逆にゆっくりと流れる。訪れる0に向かって。・・・嗚呼。綾瀬が撃たれるシーンでBGMが「途切れない」事が、この物語に意外性がない事=必然性に満ちている事を、観る人は「感じているであろう」事を作り手も示しているように思います。この作品の1話終盤、あるいは2話をさして「超展開」だの「露悪的」だのいう反応も見かけたのだけど、僕はちっとも、その感覚には共感できないですね。シゴフミがこの2話で終わったとしても、08年終わりに「シゴフミは素晴らしかったなあ・・・映像表現としてのアニメ『作品』は、ここまで高まるんだよね」と回顧する事と思われます。 放送開始前僕自身揶揄したように(佐藤・大河内両氏への評価は高いので、杞憂とわかっていながらですが)設定自体は最近放映されたアニメに限定しても「しにがみのバラッド。」あたりを想起させる、直裁に言えば「ベタ」そのものな題材なんですよね。じゃあ「バラッド」にオリジナリティがありそれを剽窃したと指摘し、オリジナル礼賛をしたいのかというとそんなワケもなく、「バラッド」を観たときから「ベタ」とは感じていたわけで、それは僕がこの系統の作品に沢山接していたから、というわけでもない。多くの人がそう感じるハズで。つまり、もう、ベッタベタの、パターン化された、面白みのない設定なんですよね、これ。ただ、ここまで記号的に視聴者に「特別な学習」を要求しない題材を使われると、逆に「作り手の力量」がそのまんま出るんだなあ・・という、新鮮な(とはいえ当然な)驚きを『シゴフミ』には貰いました。僕はナデシコやステルヴィアの続編中止の ニュースを聞いた時、ナデシコファンとしてガックリくるとかいう前に、『佐藤竜雄監督がTVアニメへの「意欲」を失ってしまうんじゃないか?』というのが一番心配だった。けれど、重い腰をあげて作ってくれたシゴフミが期待にたがわぬデキで・・・嬉しかったです。 物語としては、これは悲劇と言うのでしょうか。悲恋・・・「悲しい」事は確かだけれど、バッドエンドかどうかは単純に言い切れない物語だったと思います。物語に「たられば」を敢えて持ち出すなら、『この世界に「シゴフミ」が存在しなかったら?』を考えてみてはどうでしょう。 →いずれにせよ翔太くんのロケットは恐らく成功したろう→翔太は綾瀬に告白をしたでしょう。・・・で?その先は? 翔太の相手が「見えていない」恋心は、重たい現実が眼前にあり、既に罪を犯し、疑心深まりきった綾瀬に「真に」伝わったのでしょうか。翔太が上気し興奮しながらロケット打ち上げを予告している電話の先で、綾瀬は妹を案じながら引越しの準備を粛々と行っていた。この携帯電話を隔てた(奇しくも『スクールデイズ』と同じ、携帯電話による表現です。)「認識のギャップ」は、僕には簡単には埋まらないものに思えました。告白は蹴られたか、或いは受け入れられても表層的なものに留まるでしょう。あるいは、翔太の多分に自己完結的で思い込みが強いながらも「純真無垢な」心が、長期的に綾瀬の心を溶かし、2人の心を近づける可能性もないとは言わないですけどね。それは「直ぐ」の事ではないでしょう(父殺しが社会的に露見する前、とは考え にくい)。 ・・・でも、この世界にはシゴフミがある。タラレバはない。シゴフミがあるから、綾瀬の親父は残忍な復讐心を人間らしい・「純粋に」嫌らしい形で翔太にぶつけたし(綾瀬は男なんていないと言ったのに、そしてそれは事実であったのに、彼は結局、死してもそれしか理由を見出せなかったんですねえ・・)、だからこそ彼女にとって「知りすぎた」そして夢見がちで自分の世界を見てくれない翔太は、綾瀬に殺されてしまう。でも、けれども、シゴフミがあるからこそ、翔太は死んだ後も綾瀬に想いを伝える手紙を送る事ができた。「大好きな綾瀬へ」から書き出す手紙を。・・・殺した相手への書き出しが「大好きな」。これは強い。 古今、死の際にある発言は重みを持つものですが、文字通り「死の際を過ぎて」尚純粋な気持ちをぶつけてきた翔太のシゴフミを見て、厭世観と絶望感と猜疑心に彩られた綾瀬は、ようやく、真に彼の「真意」を信じられた、と僕は思います。勿論綾瀬は父殺しという反社会的な行動を犯してしまっているわけで、それには社会的な制裁=悲しい結末が待っていた。でも、だから酷い・不幸ってのは短絡的で、そんな中でも「シゴフミがある世界観だからこそ(「す」の文字一つによる、万の言葉より雄弁な説得力も美しい)」な救済を、彼女は既に得ていた。その事は、決して意識から外してはいけないと思います。綾瀬の最後に、「翔太を殺しといて」的なツッコミをする視聴者は浅はかだと思います。彼女は「殺してしまった」事を執拗に悔いる必要はない。殺された本人が、殺されてなお彼女を信じてくれたのだから。 ・・・まあ、大変に悲しくも美しい、綺麗な物語で。「こういう設定だから、こういう物語」という、設定ありきの作劇というよりは(実際はそうなんでしょうけど)、僕らの世界のどこかにも転がっているような物語を、「こういう設定だからこそありうる線」で引きなおした作品、という風に感じました。・・・また観直したくなるなあ。今期一本しか見ちゃダメと言われたら、僕はシゴフミ以外捨て去る自信がありますし。それどころかこの2話だけでも俺満足、な気がします。これは観て良かった。え?残り10話?いや、俺もうホント、お腹一杯だよ?w ↑ってな感じに書きなぐってたんですけどね?流石に長いですねwいや、何かパッと目にした感想はそんな「絶賛一辺倒!」みたいな感じでもなかったんですが、僕の中では大・絶・賛!なエピソードでした。これほどの話がまた出るかわからないけれど、(全話ここまで映像作品として管理徹底できたら、バケモノです)とりあえず皆「シゴフミ」を観ましょう!
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#477 声優チェック:バンブーブレード 第13話 先生たちと生徒たち (#473) 投稿者:LD
[2008/01/15_03:51]
| 脚本:倉田英之 コンテ・演出:五十嵐達也 作画監督:山根理宏、松原豊 原画:永田正美、森悦史、和田伸一、中西修史、萩尾圭太、坂井寛幸、佐々木一浩、渡部ゆかり、岡本秀康、榊原智次、兵頭敬、亀山進矢、中野彰子、津熊健徳、鷲北恭太、百瀬恵美子 声の出演:川添珠姫=広橋涼、千葉紀梨乃=豊口めぐみ、桑原鞘子=小島幸子、宮崎都=桑島法子、東聡莉=佐藤利奈、(省略)、小田島礼美=中原麻衣、小川芽衣=名塚佳織 元々、この作品、キャスティングはかなりいい人達を集めているんのですが、今回、特にそれが分かりやすいというか、それぞれのキャラが演技的ミッションみたいなものを一つ抱えている様な状態で、それぞれに楽しめました。他校の侵入部員=名塚佳織→気が弱く部を辞めようとしていた娘だったがタマちゃんの技倆に感動して剣道を続けようと思うようになる。東聡莉=佐藤利奈→剣道を辞めると決めていたが、キリノたちのノリや、タマちゃんの演武で気持ちが昂ぶってくる(でもすぐに我に返る)。小田島礼美=中原麻衣→ミヤミヤ大好きっ娘で、ひたすら恍惚として写真を撮り続ける。宮崎都=桑島法子→小田島礼美を恐れ(?)ていて魂抜けた状態で竹刀を降り続ける。これにシャフトする形で、タマちゃん=広橋涼と、キリノ=豊口めぐみ、の動作が入るんですが、いや、その回キャラクターが持ったミッション的に考えるとやはりかなりのボリュームだと思います。 …で、まあ僕は主にファンって事もあって中原さんの演技を堪能していたのですが(汗)基本線はアズマさんの佐藤利奈さんの演技と、それに並走させているキャラの名塚さんの演技ですね。(むしろ、そのテンポにアクセントをつける形で中原さんが強烈に割って入っている)やはりこの回、佐藤利奈さんが主軸ですね。燃えて→冷静になって→というアップ・ダウンの激しい心象をキレイに演じてくれています。……ふ〜ん。ネギ先生とか「ラガン」のキヨウとかやっている人なのかあ。いい役やっているなあ。いや「みなみけ」の春香もだけど。 無論、タマちゃんの広橋さんの演技もいい。それからキリノ=豊口さんですね。…それ程、印象にない人だったんですがキリノの役はよいですね。やりがいのある役だと思います。この作品、何だかんだ言ってキリノの「剣道大好き!」って気持ちが全てを回している感があるんですが、そのイメージを見事に受けきっていてくれます。 (※絵コンテ的にもかなり良い回だったのですが、それはまた機会があれば…)
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#476 脚本チェック:ef−a tale of memories. 投稿者:LD
[2008/01/11_03:44]
| 原作:minori 監督:大沼心 シリーズ構成:高山カツヒコ 「13時間しか記憶を維持できない少女・新藤千尋の物語」は面白かったです。いや、この作品、オムニバスで「宮村みやこの物語」と「新藤景の物語」も交互に進行するのですが、こちらの方は悪くはなかったんですが…割りと平凡というか普通だったんですよね。「千尋の物語」との絡みも少ないし…景は千尋のお姉ちゃんなんですけど、メールで連絡取り合うだけだし…。もっと絡んでも良かったような気がするんですけどねえ…?ただ、ある効果はあって、やっぱり「千尋の物語」だけ追うと重た過ぎるんですよね。それをある程度“和らげる”と同時に(普通な物語との)“落差”も生んでいる…とは思います。 ……こう書いてしまうと僕がバランス悪く楽しんでいるのが丸分かりになってしまうので(汗)かなり座り心地が悪いのですが………ま、いっか。しかし、やっぱり千尋の心象を読むのは飛び抜けて面白いのは確かです。 で、ここからさらにネタバレして喋りますがっ! 「千尋と蓮治くんの物語」ってのは、互いに寄り添う事で互いに傷つけ合っている物語でもあります。ハリネズミのジレンマとはちょっと違いますね。むしろ逆かな?それは、作中、千尋が書いている小説の内容を追って行くと“千尋の視点”が観えて来る事で分かってくるんですが…。 日記の中にいる「昨日の自分」は確かに蓮治くんに好意を持っていた“模様”なんだけど、「今日の自分」はそれを覚えていないワケです。正確にはリフレイン(13時間内の記憶は思い起す事によってさらに13時間分記憶の消滅を遅延させる事ができる)によって好意の“対象者の容貌”と“感情”くらいは維持できるんだけど、その感情の想起や発露によって記憶のフラッシュ・バックや走馬燈は起きないワケです。それは自分の持っている感情に何の裏付けもないって事です。 これは相当不安でしょう。…というか実感が伴わないと言った方がいい。さっきの話に戻ると「日記の中の自分」は蓮治くんとの思い出をどんどん積上げていって「自分と蓮治くんの物語」を構成して行っているのに、自分にはそれが享受されない。(だから小説にある絵の中の少女は勝手に動き出す)好意という感情が0、1の1を指していて、ずっとこの状態から動かない。これが千尋の世界ですね。(…ただし――) 観返してみると、千尋の喋りの中に、細かく細かく記憶の欠損(日記に書き留めていなかった事)がある事が分かります。また、海辺では何度も二人にとって重要な出来事が起きているのに、千尋はそれを覚えていない(または消滅してしまう)ワケです。ここらへん、いちいち切ない。 これが真綿で首を絞めるように蓮治くんを傷つけて行く。……つかw蓮治くんという人は動揺を隠蔽出来なさ過ぎな人で…(汗)それが今度は千尋を傷つける。→原因が自分の障害にある事を知っている千尋はリフレインの効果を使って蓮治くんとあった出来事の全ての記憶を維持しようとする。→記憶すべき要点・要所を超えてリフレインの効果を使えば必然的に体力の限界が来る。→千尋はこの事は蓮治くんには黙っている。だから蓮治くんは千尋の障害が回復に向いつつあるんじゃないか?などと勘違いさえし始める。→限界が訪れる。過労と睡眠不足で千尋昏倒。→リセット。 これが物語の第一フェーズですね。これで千尋と付き合う事がどういう事か理解と覚悟をして千尋と接して行くワケですが。でも千尋も千尋で、一度リセットがかかった事を「日記に書き留めて」蓮治くんとの物語を再び積上げはじめると…。 いや、要するにオススメって事です。このジャンルって「メメント」とか「博士の愛した数式」とか両極ありますけど(←ジャンルなのか?)どっか渦中の人物を遠巻きに眺めている感じがしないでもない。対して、彼女がどういう心象風景を持っているか?って事を繰り返し見せ続けたのは、この素材に対する良いアプローチだったと思います。また「日記の中の自分」と「記憶の無い自分」に乖離が起こる事にポイントを置いた視点は秀逸です。 長々あらすじ書いちゃいましたが(汗)この作品……というか「千尋の物語」としてはストーリー・ライン以上に、記憶の欠損によって起こる千尋のセリフ回しの“ズレ”を堪能して欲しいと思います。けっこう切ないです。観所というか聴き所ですねwあと、いちいち肝っ玉小さく動揺しまくる蓮治くんには多分、ツッコミを入れたくなると思いますw
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#475 作画チェック:みなみけ 第11話 クリスマスとかイブとか (#470) 投稿者:LD
[2008/01/08_02:54]
| 脚本:あおしまたかし 絵コンテ:アミノテツロ、おざわかずひろ 演出:黒柳トシマサ、布施康之 作画監督:工藤利春、高木晴美、松尾亜希子 原画:黒柳トシマサ、千葉孝幸、津久井瞳、國安真一、大石武史、高木晴美、青木康哲、菊池勉、月田文律、神谷智大、工藤利春、南東寿幸、浅輪康治、伊藤大翼、アニメアール、森田岳士、古保里祐子、スタジオバベル、瀬村俊一郎、石井久雄、福田一生、関口敦、斎藤広貴、スタジオワンパック、東野貴臣、熊田亜輝、遊歩堂、ウォンバット さて、世間では既に「おかわり」が始まっているかと思いますが、とりあえず淡々と無印からこなして行きたいと思います。というかアミノ絵コンテのこのローテーションチーム本当に良い感じです。最近、僕が気にかけている「所作」の話をすると、やはり「寝転がっていた夏奈がコタツを揺らしたので、春香が急須を押さえる」シーンとかでしょうか。ここらへんローテーションから考えるに、まあ大抵アミノさんの絵コンテの指定なんでしょうね。今回「南家2の家族会議」→「焼肉屋での食事」→「南家のコタツ」と卓を囲んで何かやりとりしているシーンが多かったのですがロングの動作に無理が無く感じ入ってしまいます。……何かね日本人的指向というかね(汗)小さい事に感心してしまうんですよ。「小さい手が動いていたり」「冬馬がバタつかせている脚だけ見せている」のが可愛いいな!とか思ったりしてしまいますw(っていうか小さくてデッサンが整っているのって普通に凄い事なんですけどね) しかし、作画的にチェックしたいのは、やはり「千秋ラッシュ!」のシーンでしょうか。…誰でしょうねえ?第一候補はやはり黒柳トシマサさんという気がします。次点はアミノ・チームに筆頭格で張り付いている千葉孝幸さんなんですが……このクオリティは、OP、EDの原画を任される人ですよね。 ちなみにあまり動画に気を回していないのですが(正確には気を回すと死ぬ予感がするので意図的に視線を外す)原画描いている人が動画にもかなり回っていますね。今回は浅輪康治さんが動画チェックで他何名か。他の回も多分そんな感じだと思いますね。実際、キャラクターの一人一人のかなり細かい所まで芝居をさせる事に成功していると思います。
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#474 作画チェック:プリズムアーク 第9話 再会する騎士たち 投稿者:LD
[2007/12/27_01:56]
| 脚本:ほそのゆうじ 画コンテ・演出:山口頼房 作画監督:斉藤良成、野田めぐみ、斎藤寛 原画:佐伯昭志、西垣庄子、大河内忍、後藤望、外山陽介、冨田浩章、池田志乃、川口千里、芳垣祐介、宮下雄次、斉藤良成、雨宮哲、中山勝一、岡村正弘、田中裕介、牟田口裕基、横井将史、村上真紀、大張正己、T&B、GK Entertainment、ビィートレイン いやぁ、ベルカ式だなあ…などと思ってスタッフを確認したら、雨宮哲さんとかもいたんですねえ(汗)それと佐伯昭志さん、この人「グレンラガン」で脚本・演出されていて第10話「アニキっていったい誰ですか?」と第11話「シモン、手をどけて」の脚本は特に印象に残りますね。他にも「グレンラガン」でも見かけたような人がチラほら…? しかし、ちょっとパートに辺りをつけるのは無理ぽでした。今、述べたように「グレン」な人たちがいたので、グレンぽいところでもないか…と言ったアプローチをしたのですが、ちょっとそれっぽいところを見つける事はできませんでした。 ただ今回、僕がマークした所は大まかに分けて3つ「ブリジットが振り返り、ぶつかり林檎が胸に落ちるシーン」「一連の大公とエコー様の対話のシーン」そして「シスター・ヘル大暴れのシーン」です。 それで「シスター・ヘル大暴れのシーン」は、もうあれですね。斉藤良成さんでw巨大十字架剣にガニ股で取り付いているシスター・ヘルの画とか素敵です。全部、斉藤さんが描いたってワケでもないのかもしれませんが、この作画は斉藤さんの支配下という事でいいのでしょうw ただシスター・ヘルの動作は全般に渡ってケレンミが強くってけっこう画コンテ段階でセンスが出ているような気もしました(この人変なポーズとる設定なのかな?) 対してブリジットやエコー様の画は、デッサンが整っていて骨格から崩れ気味のシスターに比べて逆に目立ってましたね。何というか姿勢からいいw…作画的に高いアベレージを出していた「グレン」なんで逆にここらへんに、佐伯さんとか西垣さんとか、あるいは雨宮さんとかが関わっているんじゃないかと考えたりもするんですが…。 ……え?大張監督?さあ……黒騎士ばっか描いてたんでね??
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#473 作画チェック:バンブーブレード 第11話 アニメーションとドリーム (#468) 投稿者:LD
[2007/12/20_00:09]
| 脚本:倉田英之 コンテ:もりたけし 演出:奥野耕太 作画監督:沈宏 原画:永田正美、野村雅史、堀井伸雄、村田憲泰、降旗昌弘、丸岡功治、昆富美子、鈴木奈都子、蜷川貴弘、花水城勇輔、森田岳士、佐藤真史、兵藤敬、木村貴宏、FAI んな!……なんだ!このヤケにカッコいいいい男は!?新キャラか!?…た・に・ぐ・ち・ご・ろ・う・新人!?「あの有名なアニメ監督谷口悟郎さんが昔書いた本があるって聞いたので。来年放送予定のTVシリーズがあるんですけど、それを最後に引退するらしいんです。一線を退いて、若手の育成に力を注ぎたいって」……!!!という怒濤の仕掛けにシビれ切ってしまったこの回ですがw作画やコンテ的にも見所満載の回でもありました。 まずとにかく目につくであろうカットは、Aパートの無駄にエロいアングルで会話するキリノとサヤのシーンですねっ……なんだったんでしょう?あれ?ww個人的にはコンテのもりたけしさん(「ヴァンドレッド」の監督とか)の趣味なのかなあ?とか思いつつ、木村さん用に何か挑発的な“撒餌”のようなカットを散らしたのかなあ?とか妄想しています。そうwこの回、木村貴宏さんが参加しているんですねえw倉田さんがこのシナリオ描くに当たって、AICの「ガンソード」つながりで谷口さんとか木村さんを呼んできたのでしょうね。勢いつけて銀河万丈さんまで呼んでいるというw しかし、僕の目では木村さんの描いた画は見つけられませんでした。…多分、谷口さんの画なんでしょうけどこれも別個に確信を持てるワケではないです。エロパート、木村さんかなあ…違うような気がしています。ちょっと胸の描き方が違う気がする。でもエロパート、達者な人だ?誰だろう?キリノとサヤの会話、吉河先生んとこ、ラストの空を見上げるミヤミヤあたり同じ人だと思う。…………(思考中)。ま、いっか。 あと個人的には雨の中を元気に飛び跳ねていたカエル(原作にもいるんだけどさほど動かす必要は無いのに動かしているところが好き)とか、ファブリージョを二丁拳銃風にして遊ぶダンくんのトコとか、そういう遊びの動き好きですね。
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#472 「ひぐらしのなく頃に解」最終回前チャット 投稿者:LD
[2007/12/15_13:49]
「ひぐらしのなく頃に解」を観ていて現在最終局面にあるワケですが、驚いたのは、この物語に“真犯人”がいたって事ですね。 | 最後には村民全滅のエンドが必ず訪れる物語。そしてそれは古手梨花が殺されるエンドによって(古手梨花にとって)永遠に繰り返されている物語。これが無印の「ひぐらし」で明かされた真相だったのですが、しかし、それは梨花(とそして観客にとって)呪われた世界をイメージさせるものでした。だから「解」で冒頭に提示されたのは「何故だか分からないけど、最悪のエンドを必ずもたらす運命から脱出する」そういうものだったと思います。何千回何万回繰り返してもそのエンドが訪れるのはそれは運命というもので、梨花はその(得体の知れない)運命に勝たなくてはなくてはならないってイメージです。 ここで重要な情報として梨花は雛見沢大災害(村民全滅)の「運命」を知らないって事があります。これは後から分かってくる事なんですが、村民全滅が起こるのは、先に梨花が死亡する事が絶対条件であり、それが無ければ村民全滅は起こり得ない。それは同時に先に死んで新たな世界にリロードをする梨花には知り得ない情報なんですよね。…もしかすると、何らかの羽入のラグなどで知る機会はあったのかもしれませんが、毎回確定的に起こっているという認識は持ち得ない。ランダムな出来事の一つという認識からは上がってこない状況ですね。これは梨花の真相への到達を阻むかなり大きな障害になっていたと思われます。 それまで梨花は不幸はランダムに起こり、そしてその出来事の中で自分は必ず殺される…といったカオスの運命に抗っていた事になるのですが、そうではなくそれら全てを同じ結末に向かわせる「真犯人」がいた事を認識する事によって、物語は最終局面へと向かっています。…って今、23話で次が最終話か!どんな結末が待っているんでしょうねえ…。 LD >> あ、そうそう。「ひぐらし」の22話とか観られました?w ルイ >> 22話というのは、クラウドさんが重たい動きで柔道技仕掛ける回ですか?それとも助けにきた空手君が軽くナルト風味なねりねりアクションで敵をたいらげる回ですか? LD >> 赤坂のアクションが炸裂する話で、けっこう動かしてはいるんですが、こう……ダメでしたね。やっぱりキッチリ動かすにはセンスがいるようです。 ルイ >> ああ、ナルトっぽいトコですか。あくまで「っぽい」どまりなのが限度ですね。頑張りは窺えたので、正直嫌いじゃないんですけど、確かに匠のアクションとは似て非なるもの。 LD >> やあ、気合いは入っていると思うし、あそこ描いた人には悪いんですけど、あれ観るとニコ動画の作画MADで、馬越さんとか憲生さんとかのアクション観て「時間さえあれば俺でも描ける」とかコメントしている人が、やはり失笑モノである事が分かりますね。 ルイ >> それは仰る通りです。>ひぐらしアクション 動かそう!という気は見えたんですよね。動かさないでフィルムに収まるのと、とりあえず動かしてみて平凡なデキなのとどっちが好きかって話でw LD >> 「解」は展開自体もなんか「ぼくらの七日間戦争」みたいになっているなあ…と思っていてw ルイ >> ああ、僕はバトルロワイヤルの終盤を思い出しましたw詩音が診療所にいくって言った時は、ちょ、おま、「相馬に撃たれるぞ!?」などと・・・いや、多分というか絶対この話、メインキャラ全員生き残りますけどねw ルイ >> はにゅ〜とリカが「部活」メンバーに相談して、それへの対案・計画が「これは素晴らしいものだ!」となった時点で、もうこれは来るべきミエミエのカタルシスに向かって走り続けるだけですからね>セブンデイズウォーズ なんちゅか、最近はどこに視点置いていいのかちょっと迷いますw LD >> 鷹野さんも正体が露見してしまうとここまで弱いかという感じになっている。…何か逆転があるといいんですが。 ルイ >> ・・まあ、無印込みで40話以上にも渡る絶望の霧を晴らす光なのですから、おもっくそ眩しくやっちゃうのもアリだと思いますけどね。こういうのは一本の映画の終盤としてやられると多分気にならないのですが、アニメだと毎週三十分なので、ここ最近の俺たちTUEEEE状態がむずがゆいですw LD >> つか、小此木がだらしなかったのが、かなりショックw あいつがしっかりしていればまだ緊迫感が保てたのにw ルイ >> あ、そうそう。俺たちTUEEE兼、案外敵YOEEEE なんですよねw ルイ >> はにゅーが現臨した事で既に王手だった、という風になってますからね現状。多分LDさんの「何か逆転があるといいんですが」はそのへんを指しているんでしょうけど。 LD >> 視点は鷹野に置くのがいいんでしょうね。本来なら、もっと超鈴音のような意志力を示してくれるだけで強烈な展開が望めるとは思うんですが…まあどっからでも逆転はできるキャラだとは思っていますけどね。 ルイ >> 鷹野、電話に突き上げられてイラついてるのがなんかやっすいですw LD >> はいw>逆転 神社で鷹野と羽入がにらみ合ってましたが、今の所羽入のワンサイドで…それはいくらなんでも「不気味」と感じるべきなのかなあ〜?…ここでかなあ?と迷っちゃう展開なのがね(汗)w ルイ >> ああ、なるほど。「うまくいきすぎてる」って思うべきなのかな? LD >> 最初、あんな風に根本から計画の瓦解を狙ってしまうと、鷹野が予想外の動きに走り出して、本当にワンチャンスな戦いになってしまうんじゃないかって予想していたんですけどね。 ルイ >> ・・でも、話のテーマとして、誰も味方は死なないですよね?w強固すぎるテーマゆえに、もう、そういう約束事項があると視聴者全員わかった上で、最後の一ヶ月以上僕らは付き合ってるんですよね。 LD >> 「うまくいきすぎてる」って思いたいんですけど、どうもその視点を支えてくれる情報が手に入らないんですね。…小此木が最後まで前線には出ないで「…オレが行く」とか立ち上がると、おお!とか思う予定だったんですが(汗) ルイ >> ちょw小此木かっこいいw LD >> サトコ「…な!あの男(小此木)何者ですの!?あたくしのトラップがまるで通用しませんわ!」 小此木「ふははははは!!テンションあがってきたZEEEEE!!?」 ルイ >> 小此木「ガキのお遊びじゃねえんだよ!!!」ですねwああ、聞こえる聞こえるw ルイ >> まあ、それはでも、ひぐらし全体からすれば当然なんですよね>うまくいきすぎる 認識戦で話題になった通り、既に世界は変わっていて、あとは現実がその形をなぞる顛末を、これまでの欝分も盛大に、華々しくお見せします!っていうフェイズですもんね、今。ここは素直に観るべきかもしれない。ガッシュの対ブラゴじゃないけどw LD >> 羽入は昇天するんじゃないかな?あと大人で死人が出る可能性くらい? LD >> 葛西とかさ、赤坂、大石さん……大石さんは死んだと見せかけても生き残ってしまう口かw ルイ >> NARUTOのテーマ的には問題ないですけど、ひぐらしのリカの認識としては、それすらも問題あるんじゃね?>オトナで死人 羽入・・・は、どっちに振っても綺麗にオチつけられそうです。昇天する場合、ブチャラティみたいに「梨花・・・お前は(誰w)俺(だから誰w)を『永遠の奴隷』から解放してくれたんだ・・・後悔はない・・・」って言います(←こいつ頭おかしいぞ!?) ルイ >> 何千何万という「失敗の繰り返し」の後選ぶ、完全勝利の為のラスト周回ですからね・・・この辺り、これまで梨花ちゃんが「ロード」を「結構うまくいったけど、もっと上手くいきたい!」というゲーマーみたいな理由で1度も(多分)行ってないじゃないですか。全部是非もなく、ロードする羽目になっている。だから、あんまりテーマとして追求できる土壌がないんですよね>オトナが死んでもハッピーエンド とにかく味方全員無事にならないと、この物語り締まらないんじゃないかな。 LD >> 小此木「羽入……てめ〜の敗因はたった一つだ…たった一つ、てめーは俺を怒らせた…!」 ルイ >> 一番人気キャラかよ、小此木w ルイ >> ってブチャラティっていっちゃったけどw梨花がジョルノだとすると「去ってしまったものから受け継いだものは さらに「先」へ進めなければならない・・・ 」ってなわけで、別に誰か死んでもいいんですがw生憎梨花ちゃんは、この事件で誰も死なないお花畑EDを御所望でして。 LD >> …で、まあ結論から行くと誰も死なないかな。う〜ん、鷹野さんかわいそ……この際ケーイチくらいは死んであげてもいいんじゃまいか。 ルイ >> 羽入「小此木・・・一日に甘いものを食べて合計何カロリー取り込んだかなんて、考えないのですよ?あなたは私にとってちょっとつまんだおはぎなのですよ小此木ィィ!」(意味がわからない) LD >> 「誰も死んではいけない!」って認識を口に出しちゃったからなあw 口にしなければね。梨花の目的は「輪廻から脱する事」でそのための犠牲は黙認……という読みをしてぞくぞくしたりもできたんですがw ルイ >> 鷹野さんは沢山の平行世界で勝利してるからいいんじゃないですかwいや、この世界のSF概念しりませんがw沢山どころか、この未来以外では全勝利!!って、この世界観だと、このルートに未来集束していく悪寒w ルイ >> だから梨花ちゃんは結構ピーカンなんですよね、この期に及んで。正直原作の詰めの甘さなんじゃないか、と思う僕がいるんですけど>梨花の目的は「輪廻から脱する事」 輪廻から脱したけど誰か親しい人が犠牲になる世界 があったらどうなるの?ここ、描いておくと違う方向に広がりますね。 ルイ >> 詰めの甘さというより、敢えて踏み込まなかった、ある意味でKEY作品なんかと同列にある「童話」という事なのかもしれませんね>ひぐらし 0点か100点かだけ、○(全○)か×(ほぼ全×)、という選択しか用意しておかないのは話の筋をわかりやすくするためか。 LD >> ……実は、僕は鷹野さんは、全ての並行世界で最後は消されていたと読んでいます。 ルイ >> ああ、知りすぎてますからね。>鷹野 それはありえる話です。 LD >> だから、今、リカがとっている最終ルートは鷹野の命さえ救うルートなんじゃないかって思っていたんですね。 ルイ >> あ、それは言葉にするととっても綺麗じゃあないですか。素晴らしい。>鷹野を唯一休載するルート ルイ >> ってちょwどこぞの富樫先生のせいで、救済が休載になってるジャマイカw LD >> リカが最終ルートをとるにあたってオールハッピーエンドを目指す場合、一体どういう行動を取りうるか?って話はもっと詰める余地がありそうですね。 ルイ >> 正確に梨花の発言ってどんな具合でしたっけ。「皆」の中に敵を含めるような余裕はあった? LD >> いえ、それは無かったと思います。>「皆」の中に敵を含める だから僕の予想が当たって死ぬはずだった鷹野が生き残ったとしても、それはリカの想定外でしょう。むしろ鷹野に限っては「死ね!」と思っていると思うw ルイ >> あははw>死ね!視ねじゃなく死ね! ルイ >> それは運命の気ィ利かせ方、作者という神の範疇にあるって事になりますかね>鷹野の生死 LD >> だからエンドが全員生きてるは全然良いのですが、そこに至る経過が今の所あまりに安い(汗)そりゃ小此木が「テンションあがってきたZEEE!!」とか言い出さないとやっていられないなとw ルイ >> ガッシュの所でもそういう話を僕らはしていた(と、僕は理解しているつもり)のですし、実際ガッシュはその期待通りに進めてくれたんですが・・・ ルイ >> 「それなら数週、ハリ、ハリ!」という話になりますよね。20話あたりから腰を据えて一ヶ月以上見せられるなら、という条件つきで、ここに安さを感じるし、逆転を求める気持ちが出てくる。 ルイ >> 逆に24話くらいから計画が発動するなら、もう、ご自由にとw LD >> 「解」は多分、2クールは与えられ過ぎましたね。多分、今の構成だと1クール(13話)で全体のキレイな緊張感が保てるのではないでしょうか。(モロに速度論の話) ルイ >> あ、はい。それはすっごく感じます。カミナが死ぬタイミングで最初の計画が失敗して、「シモン、手をどけて」で計画が・・ってなんぞwいやホント、螺旋王までで15話くらいですよね?多分そのあたりがひぐらし解のベストって気がするんですよね。 LD >> …ああ、それもあるなあ。本来、リカは何百回と死線を抜けてきた“怪物”のはずで、だからこそ詩音vs梨花に僕は二度痺れたんですが、この最終ルートでは梨花からはその凄みが消えてしまっている。 ルイ >> カミナが死ぬ回と「手をどけて」の感のシモン焦燥葛藤は、ひぐらしにおいては不要なもの・・というか、どの精神世界でながなが焦燥していればいいのかわからないのでwそこを直通にして、そこから4話でケリ。15(16?)ひく3・・やっぱワンクールですね。 ルイ >> そうか、詩音と闘っていたゴジラ映画みたいな時代もありましたね。 LD >> シリーズ構成・川瀬敏文か……まあ原作をある程度忠実にやろうとすれば限界があるかな? ルイ >> まあそのへん、物語りの綺麗さを評価した方がいいのかも・・つまり、「あの時詩音に勝ったらどうなるか」という事で、その時点で結局ダメなんですよね。怪物梨花は、「正解ルートが見えない」からこその強さがあったけど、解き明かされてみたら、全員ラブ&ピースの不殺ルートが丁度唯一のルート、という事になったんだ。 LD >> 1〜3話で最初の全滅。4〜8ケイイチ覚醒ルートやはり失敗。9〜10鷹野回想。そして鷹野と羽入対峙。11〜13最終ルート。…ってところかな? ルイ >> 鷹野回想に2話だとう!ここで決裂とはな!w LD >> ん?何話欲しいんです?>鷹野回想2話 ルイ >> 1話でお願いしますw LD >> …っち。鷹野幼年をAパート、鷹野成年をBパートだと……それ何て倉田英之? ルイ >> さっきの0点と100点しか(梨花には)ないってのも通じる話で、うまい事「100点しかない」展開にもっていってることは評価できるかもしれない。仲間を信じ、全て打ち明け、助け合う事で勝負にはじめて勝てる・・という方向のテーマですから。お花畑の綺麗事が、少なくとも梨花にとっての「何百何千という失敗と違う、唯一の道」と認識する上で大事なものなのかもしれない。 LD >> まあねえ。「土地勘がある者、武器の扱いに慣れた者、トラップの達人がいれば何とかなる」って言われちゃうからなあw 僕がリカちゃまだったら「土地勘」はともかく、他の条件ではなんともならんと判断して他の方法を考えますw LD >> 内紛の構造を魅音にひらめいてもらったら、はいさよならで、あとは富竹、入江、場合により大石をだまくらかして部活の皆は何としても守ろうかな?>LDルート ルイ >> トラップの達人はちょっとねえ、って思いますよねw LD >> いや、鷹野さん、一応ラスボスなんだからある程度ねっちりやってあげていいと思うんですよw ルイ >> ラスボスちゅか、前LDさんからの話で得心した通り、基本この話の頂上決戦ははにゅう対梨花だと思ってますからw ルイ >> よって、鷹野=ブラゴ説が浮上! LD >> え?認識戦の話ですか?僕、羽入対リカなんて言いましたっけ? ルイ >> いえ、LDさんの話をとっかかりにした、僕独自のものですね。どうしてもテーブルの向かいに鷹野は置けなかった。 LD >> いやいやいやw むしろ突発的に現れて、段々、負けるために出てきた事がばれて行く、クリア・ノートでは?w>鷹野 ルイ >> 羽入はあくまで代表者であって、実際は部活メンバー全員背負ってるともいえますし、逆に梨花はあくまで象徴に過ぎなくて、実際は繰り返される56年という現実そのものかもしれないけど・・ま、2人置くならこれだなと。 LD >> ふむ。ちょっと教えて下さい。羽入vs梨花 ルイ >> でも、クリア・ノート戦で作品テーマは昇華されてるわけですよw当初からブラゴの扱いは最終決戦のつもりで、実際最終の相手でも、そこにもう、新たに語るべき未練はないんですよw・・てなわけでブラゴ!w ルイ >> 先ほど書いた通り、羽入と断定するのもちょっと変なんですけどね。とりあえず梨花が認識を改めるのが最大のポイントだとした場合、その対戦相手は絶対鷹野じゃないですよね。「解」の序盤で圭一をはじめ結構いいヒントも貰いつつも、最終的には足りなかった。では?という所で、その姿勢を体現してみせて、梨花を最終フォームにもっていったのは、間違いなく現実に降り立った羽入の認識ですよね・・と、いう流れですね。直接この2人をフィールドに置くかはともかくとして、このあたりはLDさんに窺った感触のマンマのつもりなんですけど。 LD >> ふむ。まず、対鷹野戦には既にテーマは乗っていないと。 ルイ >> そうですね。それは思ってます。LDさんにとってそうじゃないなら、地味に違いが出ます。・・・まあ、そのあたりも込みで、とてもガッシュっぽいなと感じてるんですけどw ルイ >>現実的な敵は鷹野だけど、認識的な敵は鷹野じゃなくて・・・まあ、これは正確に言うと、羽入なんかじゃなく、向かいに立ってるのは梨花自身なんでしょうけど。それを自覚させたのは羽入という事ですねえ。 LD >> ふ〜む。僕はあそこでリカが鷹野に会った時に認識戦の形ができたと思ったんだけど。…しかし、リカは実は毎回鷹野に殺されるシーンは忘れている? LD >> リカが「全員死んではだめ」という認識を持つことで正解ルートに向かえているって話ですか? LD >> いや、まず現状読むと、鷹野戦にはテーマは乗っていないとしないと、ちょっと苦しいよねw ルイ >> それは先ほど言った「100点」云々の話でちょっと触れたかもしれないんですけど、リカの認識と正解ルートが、幸福な一致を見ている世界観ですねw ルイ >> 確か当時からLDさんが仰っていて「敵がわかった」みたいな発言があったと記憶しているんですけど>リカが鷹野にあった時に認識戦の形ができた LD >> ふむ。成る程。僕は神社の睨み合いで鷹野vs羽入(無論後ろにはリカがいある)と見ているところがあったなあ。 LD >> そう。正にその発言に沿っています。>「敵がわかった」 ルイ >> 倒す相手は鷹野。但し鷹野とは、1つの世界を競って認識を競わす、ご本家=言葉様・世界 のような戦いはしてないですよね?結果的に偶然、敵の位置に鷹野がいるだけで、この物語りの「認識戦」は、梨花の1人相撲・・というと見えにくくなるので、梨花と羽入の戦い、という風には据えてますね。だから転校の回みたとき、LDさんの話から「そうだったのかああ!」と勘違いのままw考えを進めていた身としては、そのまんま過ぎて吐きそうになったんですけどw LD >> だから、あの時の僕の話は「かならず同じ結末が待っているのは鷹野の意志力に拠るもの」という話をしていたと思います。 ルイ >> 羽入と梨花の認識戦で羽入が勝利・・・というか、旧梨花を真梨花にグレードアップさせることに成功したので、後は羽入は梨花の実態型スタンドwとなり、パワーバランスとしても「梨花+羽入」VS鷹野 となる・・って事で、このあたりからLDさんとのズレは結果としてなくなるんですけどね。 ルイ >> 確かに。僕はそれは「梨花の意志力(の不足・欠如に拠るもの」と取っていますね。だから捉え方が違うのに、「敵」の一語でここまで話がかみ合っていたのか。面白すぎるw LD >> (思考中) ルイ >> 認識のフィールドに固執せず、対決のフィールドとして捉えた場合、LDさんの捉え方にも全然異論ないんです。僕が言ってるのは、VS鷹野の前の事実上の決勝戦である準決勝の話ですからw前も言った通り、僕の方が認識戦という言葉について「狭い」というのが、如実に出てますね。 LD >> はあ〜。「梨花の意志力(の不足・欠如に拠るもの」ですか。 ルイ >> 梨花主人公によるセカイ系、というのがひぐらしの形の基本かなとw LD >> あれ?ルイさんの話は梨花の意志力なのかな?羽入の意志力が準決勝で生まれたって話ではない? ルイ >> 羽入の意志力が梨花に注ぎ込まれる格好ですね。だから昇天ルートも案外気持ちいいんですよねw ルイ >> というか梨花と羽入って、ゲンミツに分けるのがちょっと難しくて。さっきから梨花VS梨花だのそれを羽入が〜だのブツブツいってるのは、そのあたりの難しさから来てます。羽入は梨花に先んじて、真梨花のもつべきものをもって、それを現出することで提示しきってみせた、という具合かな。 ルイ >> (ってすっかり僕「おお振り」の”ゲンミツ”が気に入ってるなあw) LD >> ふむ。大体話は理解できたように思います。認識の転換点が認識戦の焦点だと。 LD >> セカイ系とせずに、鷹野のキャラ性に依存しようとするのは、恐らく僕が「悪役好き」だからでしょうねw しかし現実として鷹野は弱く、小此木はヘタレてくれましたねw ルイ >> ああ、だから今わかったんだけど、22話終了時点での僕とLDさんのさっきの感想の差が、いかに自然なものかっていうのが。 ルイ >> LDさんの逆襲を願う気持ちと、それを理解しているつもりの僕の「願う気持ち」は、もう、全然比べ物にならないんでしょうねw>悪役好き そのフレームで観ている以上、必須度は僕の好みによる願望なんかとは比べ物にならないだろうから。 LD >> うん。おそらく最終的な差異は、今ルイさんは最終ルートは超梨花の選択したルートだというビジョンを持っているところかな→ ルイ >> そう感じているので、今の「トントン拍子」に「仕方ないですよね」などとフォロー気味になる僕が生まれるわけですね>認識の転換点が焦点 もう認識が変わっていて、それに現実が追いつく〜みたいな事も書いたはずだし。ここがLDさんだと、最後のヒトヤマ=鷹野との認識勝負が待っている、という解釈になります。この差はやっぱり、認識戦っていう言葉について、なんでか僕が原理気味なんだなw本家以上にw ルイ >> その通りでしょうね>最終的な差異 LD >> →僕は鷹野vs羽入の認識戦というビジョンを強く持っているから、オールハッピーエンドを臨むのは、このギリギリの戦いにおいて自ら「ハンデを負う」選択をしたようにしか見えていない。 ルイ >> ふむ。正直この最終数話を楽しむ上では、そのフレームの方がヤキモキできるし向いてるとも思うんですけどね。僕の「解」全体へのフレームは、いかんせん前述のもので。ま、楽しく観られるなら重ねがけしますがw LD >> →しかし、現実には「梨花」の認識に向かってドミノ倒しに現実は変化して行っているとw ルイ >> なるほどなあ。僕のフレームなら、この終盤は話多すぎるんですよ。LDさんのフレームだと、この終盤梨花たちが順調すぎるんですよね。不安がりたいけど、あんまり不安がれない、と。 ルイ >> まあでも、ここでもう一回逆転を望むLDさんの心理を上辺だけでなく真に理解できて、凄くスッキリしましたwその認識戦フレームなら当然ですね。 LD >> …というか驚く程、キッチリ議論にその差異が現れてますね。鷹野回想も、鷹野に強くあって欲しいと願う僕は2回、鷹野の説明であればよいと考えるルイさんは1回って事ですよねw ルイ >> そういう事になりますw今なら2回って言ったのが理解できるというか、2回すら軽く遠慮気味で、その2回以外にも、各話の節々で鷹野の描写は必要になりますね。 ルイ >> そのへんも、ブラゴを「上手くやる方法」について語っておられたLDさんと、既についたオチだから!なっ!と山男のような豪快さで(?)一周で結果ワープ!ワープ!などと叫んでいた僕との対比がキイていて、やっぱりブラゴだなぁとw LD >> まあ、ちょっと読み込んでいる内に鷹野は好きになったので「鷹野に強くあって欲しい」という僕の願いはちょっと消せないんですけどね。…伊藤美紀だし。しかし、今の流れが梨花の認識が「完成」した事による結果のものだという話は納得できますし、そう読めますね。正しい視点のように思えます。 ルイ >> 伊藤w美紀だしw LD >> そうです。>各話の節々 そして、それについては実際に鷹野は積まれてもいますよね? LD >> …なんで富竹がそんなに好きなのかは僕にはさっぱり分かりませんがw>鷹野 ルイ >> ああ、女神様でも伊藤美紀さんがリンドの声やっておられて、いい演技してましたけど・・・僕この方、イマイチ捕らえきれてないですね。声質とか。強い女性で映える印象はあるんだけど。 ルイ >> ああ、でも確かに鷹野は「単なる敵」にしては描写されすぎている。ここは先ほど仰っていた通り「鷹野の救済」が本格的に見えてきたかな? ルイ >> 殺される事で救われるような作品でもあるまいw
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