戻る

電視の部屋

アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
ご覧になった番組の感想にお使いください。


表紙 投稿 コメント一覧 過去ログ
[新しい記事へ]
#471 作画チェック:しゅごキャラ 第9話 藤咲家の七不思議!? 投稿者:LD [2007/12/13_00:41]




脚本:きんげつりゅうのすけ
絵コンテ・演出:金澤洪充
作画監督:サテライト大阪、井元一彰
作画監督補佐:見嶋梨香
原画:サテライト大阪、石森愛、井元一彰、内田孝行、金澤英美、神山裕子、杉生祐一、矢野雄太、松下郁子、山岸徹一


もともと「しゅごキャラ」はかなり高いレベルで作画されているのですが、今回それは象徴的というか、なでしこ+てまり話という事で動きの少ない一枚画で決めるカットはなでしこ、アクションはてまり(姐御Ver)という分かりやすい構成を成していましたね。どちらも高いレベルで決まっていました。「なでしこが踊るパート」、「てまりが暴走するパート」はそれぞれ何シーンかに分かれているのですが、それぞれ同一の方が描いているんじゃないかと思いますね。他のシーンでの作画も良かったんですが、この二つのパート部分はかなり目立っていました。
なでしこパートはまた背景とか服の模様とかが凄まじくってw……(汗)これは背景さんでいいのかな?和服は描く人が描かないとビシッとしない。ボデッとした感じになっちゃうんですよね。そこらへん気合い入れて仕上げてくれています。また、てまりパートも素晴らしい。和服+ディフォルメ+アクションという三重のハードルをキッチリこなしている。ミキが「おやびん、追いやすかい?」→てまり「おうさ!」って着地するカットとかすんげえ好きw…誰ですかねえ?作監・原画をこなしている井元一彰さんて人かな??

ちなみにキャラチェンジはなし。エピソードというより、ビジュアルでなでしこ+てまりのキャラを分かってもらうというなかなかよい構成の一回でした。

#470 作画チェック:みなみけ 第8話「ほさか」 (#463) 投稿者:LD [2007/12/06_03:31]



脚本:鴻野貴光
絵コンテ:アミノテツロ、黒柳トシマサ
演出:布施康之、黒柳トシマサ
作画監督:菊地勉、松村康功、松尾亜希子、高柳佳幸
原画:飯泉俊臣、千葉孝幸、高柳佳幸、武藤健、高山正宏、神谷智大、伊佐英朗、青木康哲、國安真一、松尾亜希子、宮暁秀、大石武史、津久井瞳、高木晴美、長田伸二、工藤利春、スタジオワンパック、東野貴臣、山内あき、熊田亜輝、アニメ・スポット、一居一平、プロダクションリード、大藪恭平、ウォンバット


保坂先輩って何で微妙に女子から敬遠されているの?あんなにいい男なのに…もしかして保坂先輩の“容姿”って“本人ビジョン”であって、実はすっげえブサイクだったりするのかな?そんな哀しくも強い物語なのかな?…っと思って観ていたのですが今回、一応「黙っていると割と見れる」発言があり一安心しました。どうやら奇行を敬遠されてるって事のようです(^−^)しかし、マキちゃん、そこまで嫌わんでも…とは思うんですが(汗)
まあ、それはそれとして、この回、日常のさりげない動き、所作に気が配られていて良かったです。妙なところで妙に動いていた…ともいいますがwいや、普通に立って歩く動作だけでもけっこう様になっていて全体的にかなりクオリティ高い作品だと思います。
…で、ですね。ここで少し詰めて分析をして見たいと思います。まずOP・EDのスタッフ。

■オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:太田雅彦
作画監督:越智信次
原画:ふくだのりゆき、谷川政輝、菊地勉、高山正宏、中村基、高野和史、小林俊昭、村上龍一、飯泉俊臣、大石武史、國安真一、
■エンディングアニメーション
絵コンテ・演出:太田雅彦
作画監督:越智信次
原画:渡辺義弘、黒柳トシマサ、竹膳充保、飯泉俊臣

それから、ちょっと評価し損ねてしまいましたがバレーのアタックや、夕方小走りに下校する春香姉さんが印象に残る(他の動きもよいのだけどね!)第4話のスタッフ

■第4話「恋もよう」
脚本:鴻野貴光
絵コンテ:アミノテツロ、山崎たかし
演出:布施康之、黒柳トシマサ
作画監督:谷川正輝、高柳佳幸
原画:千葉孝幸、菊地勉、武藤健、松村康功、青井小夜、宮島仁志、神谷智大、青木康哲、松尾亜希子、工藤利春、高山正宏、大石武史、長田伸二、鹿闍M裕、津久井瞳、高木晴美、國安真一、宮暁秀、伊佐英朗、ウォンバット、遊歩堂

8話まで調べたところ「みなみけ」の製作は大雑把に分けて1〜3チームの製作と外注回(?)に大別されるようです。その中で4話、8話は確かにOP・EDを描いた強力なメンツが揃っているようです。恐らくここがメインチーム。またスタッフの掲載順はアイウエオ順ではないので「多くカットを描いた人順」(あるいは一定のメンツまでは時間帯順?)かと思われます。そうすると……千葉孝幸という名前が一番に上がって来ますね?OP・EDには参加していないのですが。あと菊地勉、武藤健…(たくさん)…こうやって見ると4話を描いたチームがレベルアップして8話に臨んでいるようにも思えますね。(とはいえ作動画は1話が飛び抜けて良いんですけどね)個人的にはOP・EDを手掛け、8話の筆頭原画に出ている飯泉俊臣さんという人が気になります。8話で動きのあるカットはこの人かもしれません(OP・EDを任されるのは相応の実力があるという見方で)。ただ4話と8話での幾つかの「普通の動きが」僕は気に入っていて、これは誰なんだろう?とも思ってます。……単純にアミノさんの絵コンテが「利いている」だけかな?w4話だと「夕方小走りに下校する春香姉さん」、8話だと「俯瞰カメラでおにぎりを春香に差し出すアツコ」あたりの画とか好きなんですけどね。…妙にw


#469 作画チェック:もやしもん 第7話「農大正門攻略戦」 投稿者:LD [2007/12/03_03:54]



脚本:高橋ナツコ
絵コンテ:矢野雄一郎
演出:小山田桂子
作画監督:森光恵、末永宏一、野口賢朗、古俣太一
原画:横堀久雄、白井裕美子、友永和秀、滝口禎一、道籏義宣、高田洋一、森下省吾、中路景子、田中裕介、鈴木孝典、池下博紀、門智昭、藤岡正宣、山内尚樹、榊原智次


「もやしもん」は全体的に作画が楽しいです。というかCGで製作されているOPとEDがかなりよいんですけどね。
…で今回は正門前の攻防戦が見所だったわけですが「かわはま〜!あとは頼んだ〜!!!」の辺りは是非、コマ送りで見て欲しいでwなかなか凄いカメラアングルで走っていますwこのあと「まかされた」川浜のがんばりとか、バックだけで飛び跳ねる沢木くんのがんばりとかもよかったんですけどねえ〜。攻防戦のあたり誰が描いているのでしょう……「クレヨンしんちゃん」というか湯浅さん系?の匂いがするんですけどね(黒装束の戦闘員みて劇場版を思い出しているだけか?)。…って作画監督多いなあ…場面の調子に合わせてパートを分けているのかな?

#468 脚本チェック:バンブーブレード 第8話「タマちゃんとアルバイト」 投稿者:LD [2007/11/26_22:51]



脚本:倉田英之
コンテ:二瓶勇一、斎藤久
演出:元永慶太郎
作画監督:植田洋一
原画:秋田学、飯田宏義、伊藤彰、井畑翔太、上田祐平、大谷美里、大坪幸麿、小野重幸、亀山進矢、木元淑恵、後藤みゆき、昆富美子、斎藤里枝、佐原史哲、澤田譲治、渋谷英樹、杉江敏治、中村勇介、中弥幸一、森島範子、李始恩、鷲北恭太、渡部ゆかり、わんだゆう


強烈な神回!…というワケではありませんが総合力がかなり高い一回でした。元々、全話通すであろう倉田英之先生の脚本の密度が相当に高く、あれ?一話分?ってボリュームがAパートに詰まっちゃってるシリーズなんですね。今回もそれは同じ…というか、さらに細かく4コマ系アニメに近い、いくつかのシーンをつなぎ合わせたような印象でした。…というか基本的に全体を通しての起承転結はない回で、バイトをする珠ちゃんの描写に対して順不同に宮×ダンのシーンとか石田先生のシーンとかを出して、ラストに自転車に乗った珠ちゃんが一瞬ぼ〜〜〜〜〜っとして終わるという。…この間が良い!これまでの話かなりのボリュームで押してきたから「この間」はもの凄く映える!!w
こういう間っていうのは脚本だけじゃなくってコンテ、演出に拠るところが大きいと思います。実際、監督(斎藤久)がコンテでメインアニメーター(植田洋一)が直接手をかけた回でした。(んで演出が「スクイズ」の元永慶太郎さん)まあ、この話まったり系の話なんですが、要するに主人公のはずなのにまるで主人公でないかのような振る舞いをする珠ちゃんのために用意された珠ちゃん話なんですよね。そこらへん何でもない話を一生懸命作る気迫がありましたね。作画もキャラの細かい動作を(演出の指定でもあるでしょうけど)しっかり描いていました。
それと声の広橋涼さんもよかったです。元々上手いんですけどね。独り言の多いキャラをメインに置いたこの回で際立ちましたね。

※あと「バンブーブレード」のDVDのCMは保存しておかんとな!

#467 作画チェック:メイプルストーリー 第6話「盗まれたハート」 投稿者:LD [2007/11/22_00:46]



クリエイティブ・ディレクター:DaeHyunKang
脚本:雪室俊一
絵コンテ・演出:いしづかあつこ
作画監督:君塚勝敦
原画:神谷智大、新妻大輔、Cindy H,Yamauchi、武内啓、中路舞子、柴田和子、山本三輪子、遠藤栄一、新川信正、野田卓雄、宮本佐和子、平田かほる、松村正輝、谷口亜希子、Kim Myung−Jin、Jo Yonug−rae、Huh Seung−Ki、いしづかあつこ


うん。やはりこの作品、安定していて楽しいです。作画は神作画連発!…なんて話ではありませんが、なかなか良いセンスを顕しつつ、そのレベルを維持していますね。全体的にバストアップを抑えてロングで全体図を見せる傾向があって、そのカメラワークにけっこう好みだったりしているんですがwこれは何でかって言うと人間型じゃないキャラクターが多くって、全身でキャラ表現(喜怒哀楽含め)を行っているからですね。(←子供向きアニメではすっげえ重要!!)全然表情のないモンスターがいたりして、動作やセリフで「ああ…コイツ今、怒ってるんだなあw」とか「コイツ今きっと悪い顔してるw」とか思ったりして楽しかったりw
特に今回、副監督のいしづかあつこさんが、絵コンテ・演出及び原画を担当しているのですが、細かい動作に出てくる身体の線とかが、かなりいい感じでして…多分この人がセンスある人なんじゃないかと。まあ元々、小さな動作までけっこう気を配っている作品なんですけどね。カートゥーンな線っていうんですかね?鳥山明先生とか、南家こうじさんとかが引いている線に近い感じです。

#466 ウルトラセブンX 第7話 YOUR SONG 投稿者:LD [2007/11/20_21:15]



監督:梶 研吾
脚本:林壮太郎


…いや、次回予告で仮面ライダーゾルダさん(小田井涼平)が出る事は分かっていたのですが、こっちの女エイリアンの役の人も?どっかでみた気がするなあ?誰だっけ〜?って調べたら…ああ!(ぽんっ)この人(石川紗彩)「ウルトラマンメビウス」のミサキ総監代行でしたか!いや、役柄が随分違うせいかちっとも分かりませんでしたよ!w
しかし「メビウス」の時もこの人が現れると場の雰囲気が変わるな?と思っていたのですが、今回もその“フレーム映え”(あるいは舞台映え)っていうんですかね?健在でした。セリフ読みは必ずしも達者じゃないと思うんですが、その大きな表情の取り方やポーズがとても“画”になる。思わずフレームに収めたくなる。努力もしているのでしょうが、こーゆーのは天賦のものですねえ………ほんとに(しみじみ)
しかし、この人ドラマ出演は「メビウス」と「今回」くらいしかないようです?(汗)ちょっともったいない気がします。まあCM出演とかでほんの十数秒勝負でパッと目を引かせる方が天職なのかもしれませんが、ちょっと長まわしで追っかけたくなったカメラ小僧が現れてくれてもいいんじゃないかな?とも思ったりするわけですw


#465 作画チェック:キャッツアイ[第二期]OP 投稿者:LD [2007/11/15_23:35]





キッズステーションで「キャッツ・アイ」がやっているので録っているのですが…ぬ〜ん。やっぱりこのOPはエロい…。当時(’84年)19時放送っつーと…夕飯食い終わって家族団らんどきに何流してんすか。PTA何やってんの!?弾幕薄いよ!!お茶沼が気まずいだろうがああああああ!!!!!…ウソですw細かく観るとおっぱいのシルエットとか出てきたり、いろいろけしからん画ばかりなのですが、当時の大人はそんなところまで気を回したりしてなかったように思います。(つか、特に問題にならなかった)…で、それはそれとして。今観ても完成度が高いOPです。EDも良いのですけどね。手元の資料だと第一期は、ほんだゆきおさんが手掛けたそうですが、第二期もそうなんですかね?…そうなんでしょうね?
第一期のテーマ・ソングがベストテンに入ったりして、それまでタイトル連呼でマンガマンガしていたアニソンが、ちょっとカッコよさげというかハイティーンでも聴けちゃうよな?そんなエポックになった作品です。…まあ「これで大ぴらにアニソンが聴ける?」みたいに考えたのは、おたくの丸っきりの幻想だったんですがw個人的にはその第一期のOPよりもこの第二期のOPと「デリンジャー」が好きです。繰り返しますけど凄く完成度が高い。
制作会社は違うんですが「シティ・ハンター」もED「GetWild」を始め挿入歌など、その後のアニソンの流れに一石を投じた作品になっていますね。何というか北条司先生の作品にはそういう大人な雰囲気があったのでしょう。…で、このタイアップ傾向が進んでいって「ぐわあああああ!?この作品にその曲はないだろおおおお!?」と苦しみ出す話はまた別の機会にしましょうかw

#464 ULTRASEVEN Xを観た 投稿者:LD [2007/11/12_03:55]
第一話観た時にけっこうこわばった作りに思えて、その後恐くて観てなかったんですが思い切って残りの話数もこなしてみました。けっこうよかったです。2話を録り逃してしまっているんですが残りの話は…。

#3…ホープレスというか職無しの人たちがいい時給のバイトと言われて地球侵略に手を貸している。…というか自分の生態エネルギーを売っていてあんまり出し過ぎると死ぬことまで宇宙人の説明を受けているのにそれでもかまわず売り続けている話。
#4…人間の能力が飛躍的にアップする薬を売っている会社が“怪しい”と判断し、潜入捜査をする話。
#5…連続して亡命してきている超よわのエイリアンたちの追跡調査をする話。エイリアンたちは自分たちを母星から追い出した連中に復讐するためにある物を探しているんですね。…でも地球人に手を出したり侵略したりする気は全くない。
#6…しがないデスクワークをず〜っとやり続けている男が他生物に寄生して永遠の命を生きている宇宙人に魅入られる話。でもその宇宙人が永遠を求めている理由を聞いて、それに共感して我が身を差し出すんですね。

まあ、こんな感じなんですがどれも面白かったです。「ウルトラセブン」との違いはウルトラ警備隊の不在でしょうか?この話にも“ZEUS”という防衛組織があるんですが、その活動内容は隠密、スパイ的に制限されていて、これが警察官=軍隊といった雰囲気で活動がおおっぴらなTDFとは違い、暗い雰囲気を出していますね。極めて楽天的判断で爆破命令、攻撃命令などを下して行くキリヤマ隊長が好きだった僕としてはそこらへん残念ではあるんですが…。
悪くないですねwセブンが地球に降りたって孤独に地球人を守ろうと決意したら、こんな感じの活躍になるんじゃないか?という“雰囲気”があります。実際セブンの中でスパイもの的なシナリオの時はこんな雰囲気だったと思います。
おそらく、特撮がどうにもならないでしょうけど、それはしょうがないですね。そこはまあシナリオが良ければ良しとwその意味において「Qdf」の後継作と言えるのかもしれません。

#463 作画チェック:みなみけ 第1話「南さんちの三姉妹」 投稿者:LD [2007/11/03_22:46]



脚本:あおしまたかし
絵コンテ・演出:太田雅彦
作画監督:清丸悟、定井秀樹、村上龍一
原画:定井秀樹、飯泉俊臣、大石武史、國安真一、松村康功、高柳佳幸、坂本力、千葉孝幸、工藤利春、佐藤陽、越智信次、渡辺義弘、高橋克之、南東寿幸、浅輪康治、城紀史、ウォンバット、スタジオマーク、Wish


放送第一話という事で作画面でもすごく力が入っていました。…正しいですよねw深夜アニメ観ている連中なんて可能なら全部チェックしたがっているおたくばかりでしょうし(…と思うんですが。これだけ毎晩何かやっていると、ある意味夕方4時〜8時くらいまでを再放送含むアニメ作品が席巻していた時代に近く、一般の「何となく観る」潜在的な視聴者は実は相当馬鹿にならない数ではないか?とも思うんですけどね)とにかく第一話で「切る」理由を与えない事は重要です。…重要なんですよ?よ?
で、注目点としてはやはり「夏奈が戯れにキスしようと嫌がる千秋を追いかけるシーン」と「帰宅した夏奈がちゃぶ台にダイビングするシーン」なんかが目を引くんですけど、僕がちょっと目をとめたところが、帰宅した春香が脱ぎっぱなしの夏奈の靴を見て揃えてから内に上がるシーンですね。決して見て見てという強い主張はない、捨て情報なんですが、こういう「所作」っていうんですか?日常系アニメってこういう所作の積み重ねだと思うんですよ。物語のレスポンスを求めていない自立的な動作とでもいいましょうか。そういう積み重ねでそのキャラのそこに居る感が積まれますよね。…まあ、こういうのは作画というより絵コンテの指定の勝利である事が多いと思いますが。

#462 声優チェック:バッカーノ ラッド・ルッソ(藤原啓治) 投稿者:LD [2007/10/19_07:48]
「バッカーノ」毎週楽しく観ています。この作品、何気に声優さんが僕好みで、特に殺人狂ラッド・ルッソの藤原啓治さんと、脳天気強盗・小野坂昌也さんがよいですね。(この二人の演技聞くために観ていると言ってもいいかも)藤原さんのラッドはかなり逝っちゃってて。思わず聞き惚れてしまいます。そんなワケで僕のお気に入りのシーンをメモ取り。…いや、テキストに起こしてみて、演技のつけ方にますます感動してしまいます。藤原さんの声聞いているだけでラッドがどういう奴かものすごくよく分かるw

http://www.geocities.jp/ldtsugane/mv/ladd20071019-1.mp3
第1話
ラッド「ほう、そいつはさぞかし世の中を楽しんでいるんだろうなあ…一等客室に乗り込んで、自分はさぞかし安全な旅路を楽しんでいると思っているんだろうなあ…。んふ。んふふふふふっ。さっ、いこうぜ。哀れな乗客たちを家畜のように愛でてやろう。ウジ虫のように…ははっ、憎んでやろう…っは、愛をもって、怒りをもって、丁寧に、て・い・ね・い・に!すり潰してやろうじゃないかぁ!」

http://www.geocities.jp/ldtsugane/mv/ladd20071019-2.mp3
第2話
ラッド「ルア!俺は悔しい!俺の夢はよぉ…世の中のおまえより生きたがっている奴をぜ〜んぶ殺して!最後にお前を一生かけてたぁ〜っぷり、殺し尽くしてやる事なんだからよ」
ルア「今、ここで殺してくれてもいいのよ?ラッド」
ラッド「なに言ってやがる。だめだめだめ…。この世の中は、まだまだまだ!殺してならなきゃならない奴で溢れかえってるんだからなあ!お前を殺してやるのは、まだまだまだ先だ!」
ルア「ラッド…」
ラッド「だから、それまで死なねえで、俺についてこいよ。いいな?」

http://www.geocities.jp/ldtsugane/mv/ladd20071019-3.mp3
第3話
ラッド「おうおうおうおうおうおうおうおうおうおう!撃ってるねえ殺ってるねえ!……あん?マシンガン?……それはそれで。おもしろそうじゃん!……やばい、やばい、やばいやばいやばい、やばい、やばい。何だよ?何が起こってるんだよ?食堂車でよぉ?殺せんの?殺されんの?どっちよマジで?おいおい、ドキドキするなあ…。おいおいおいおいおい、おいおいおいおいおい!!」


#461 「地球へ…」最終回(#458) 投稿者:LD [2007/10/05_01:38]



「(新作)地球へ…」が、最終回において原作から改変したポイントは大きく分けて次の3つです。
1.コンピュータ・テラが出現しない
2.地球が崩壊しない
3.トオニイが宇宙の彼方へ去らない

…原作を知っている人は、これら3つの一つ欠けるだけでも原作「地球へ…」という作品の形が大きく変わるものだという事は理解できるでしょう。実際に最終回を観ても人類とミュウが手を取り合ってコンピュータ管理体制を打破する「自由革命もの」という印象が強く「(新作)地球へ…」は原作の物語を「小さな物語」にしてしまった。…とは思うんですよね。ただ、そういう改変が行われていた…という情報だけを僕が聞いたらおそらく激昂していたでしょう。
…でも僕はこの最終回、泣いてしまったんだなあ…(涙)

ジョミーがトオニイにヘッドフォンを託すシーンを観た時に、ああ……もう何かこの作品はこれをやりたかったんだなあ…と。上に挙げた1〜3以上の改変ポイント「ソルジャー・ブルーがナスカまで生きている」という改変も、瞬間に意志を伝達するという人間の感覚を超えたミュウの「受け継ぎ」をもっと人間に理解できる形に変えるという意味があったのでしょう。実際、監督は「ブルー、ジョミー、トオニイの三世代の邂逅をやりたかった」と言っているそうですが、正にそうしたかったんでしょうね。
原作が「大きな物語」ゆえに、物語にドライな面も目立つんですね。これまでの何百年も続いた抗争の決着を見透かして現れるコンピュータ・テラ(コンピュータ・マザーがチェスの人類側のキングに当たるなら、コンピュータ・テラはチェスの盤上でありルールなんですよね)。遂に人間として報われる事なく、身体を捨て宇宙の彼方に去ってゆくナスカの子供たち(ゆえに彼らは人間のもつ楔の全てから開放されて。スター・シードあるいは神と呼ばれるものになって行くはずです)。悲しい結末ですが「遥か昔にそんな事もあった」と言って幕を閉じてしまうくらいドライなんですよね(汗)
…そこから比べると「(新作)地球へ…」はとにかくウェットです。もう何から何までウェットwでも、それをやりたかったという話はすごく分かります。分かるしそれは原作に対する愛情ゆえというのも分かる。実際、この新作はものすごく丁寧に作られている。SF的には古い要素の集合体としかいいようがない作品なんですが、その古さを古いまま堂々と構築してくれました。そしてやっぱりトオニイにヘッドフォンを渡す事、それからジョミーとキースが共闘する事。それは見たいよねえって思ってしまったら、まあそんなに悪い事は言えないですねw
………マードック大佐〜!!!!(←何かツボだったらしい)


そして新作が「人間の物語」に徹してくれた事で、改めて原作の良さというものも再確認できた気がします。新作が“人間の”物語/歴史であるとしたら、原作は“人類拡散の”伝説/神話なんですよね。
新作の最終回でキースが「奇麗事を言うな!能力的に劣る人類は劣等種に成り下がれというのか!?」と言ったように、もし「あの場での犠牲を最小」でSD体制のみが打倒(無血革命)されれば人類の未来は恐らくそれしか残されていないんですね。百年経つか経たないかの内に人類は駆逐されてしまうでしょうね。ジョミーとキースはこの懸案を「希望」という名の包装紙で包んで送り出してしまいましたが………それはねえっ…コンピュータ・テラが高確率で予測していたミュウが宇宙の全てを取り仕切る世界ですよ?wハリ・セルダンたちの予言はまだ続いているって事です。

キースが壊したのはSD体制のラスボスじゃない。この予言を破棄したんです。新作との対比で「神話」という意識を持ってつくずく分かりましたが、つまりキースは「神」を殺したんだなあ…。
そして大崩壊を起こし、人類は何の準備もなくSD体制に捨てられてしまうから「生き延びた」んです。ラストにジョミーの言葉に逆らってミュウたちは人類を助けようとして大部分のミュウたちが死んで行く様が描写されます。もともと少数のミュウの大部分が死んで、かつ指導者になれるような人材は残っていないなら、もはや人類に対して大きな影響力は示せません。…というかあの大崩壊でおそらくテクノロジーの消失が起こっている。全ての人類とそしてミュウが「一からやり直す」事を余儀なくされているはずです。
そしてナスカの子等は人間として扱われなかったが故に、崩壊した人類を救済指導するような意欲も持たず、宇宙の彼方に消え去るのです。
つまりあのラストは救いはほとんど無く多くの人命を失うだけかのように見えますが実は人間の持つ可能性は全て掬われ、そして飛散しているんです。……そして、SD体制の名残か、それとも別の何かか分かりませんが、飛散した人類たちは一様に「地球へ」の思慕は持ち続けている…。もう容姿は同じ形を留めない人類たちが、それでも同じ思慕の気持ちを共有して語り継ぐ物語…こーゆーのって何かもう「神話」としかいいようがないですよね。ソルジャー・シン(ジョミー)は、拡散した人類にとってジークフリートとか、アーサー王とか、あるいはヤマトタケルとか、そういう存在になるんです。
新作するにあたって竹宮先生が「今、分かりやすく描き直すとしたら全20巻くらいのお話になるかもしれないけど、だからといって描ききれなかったエピソードは一つもない」と言われたそうですけど、本当にすごい完成度の作品です。やはりこの作品は本当の「黄金」です。

#460 脚本チェック:桃華月憚 第25話「〆」 (#451) 投稿者:LD [2007/10/04_03:30]


脚本:望月智充
作画監督:浅井昭人
絵コンテ:高本宣弘、山口祐司
演出:吉田俊司
原画:大澤聡、阿部弘樹、昆富美子、八木元喜、小森良、水村良男、清水博明
浅井昭人、河本美代子、ECHO、ヘバラキ、中村プロダクション、リバティ


いよいよ最終回直前(正順第二話)を迎えた「桃華月憚」。今まで様々な謎を抱えて突っ走ってきたこの作品ですが、いよいよ正念場…全ての謎が明らかになって行きます……って全部説明しちゃってるよ!口で!口で言っちゃってるよ!
くっそお…さすが「桃華月憚」だぜえ…(汗)こちらが、それはやるまいと思っていたことを平然とやってのける!そのにシビれる!あこ(ry
……あああああ…orz だから、こっちが苦労して分析してきた事ぜんぶ言っちゃってるよ!口で!…orz この奈落感はいったいなに?分かりやすくっていいねって……んなワケあるかああ!!(←逆にハイになっている)※ぜんぶってのは言葉の綾かな?つか、多分かなりの確率で謎は残ります。
しかし、総集編っぽい体裁をとりつつ全然気が抜けない作りになっているのも確かです。…つか最終回(正順第一話)のネタ、ばらしちゃってるじゃん!口で!分かりやすくっていいねって……んなワケあるかああ!!(←逆にハイになっている)
(暴れまわっている→)…いや、まあこれはこれで楽しかったですね。うん。感想サイトなんかでも「最初は逆順で観ろ!」って意見が散見されますが、それは大賛成です。25話で「参考書の解答欄を突然見せられる」ような目に遇う事を意識しながら、観て行ってもかなりスリリングに楽しめるのではないでしょうか?いや、こう変なのに嵌る人は?wしかし、本当に何も知らないライブ感はかなりよかったですね。…おかしな作品が地上波を出回るようになったもんですw(うんうん)
…というかシリーズ構成の望月先生、インタブーで最終回(正順第1話)をどうするか考えずに書き始めたって明言していますしね(汗)多分、正確には第一話(桃香と桃花がどのように登場するか?)のイメージはあったんでしょうけどね。どの謎をどういうタイミングで明かして行くか、そもそもどういう謎を配置するかのイメージはなし!で始めたんでしょうね。しかも謎を自重するという選択肢はなし。おそらく大抵の視聴者が脱落して行ったと思います。斯く言う僕も元は脱落者で、たまたま録り残してあった映像を見直して「あれ?」ってなってからは正座して観るようになったわけですが……望月先生!そんな際どい事を平然とやってのける!そこにシビれる!あこ(ry

しかし、僕が一番気にしていた、由美子(ああ女神子)さんに昔、女の子供がいたけど死んじゃったのでは?ってのはやっぱりそうでしたねえ…口で説明されちゃったけど。寧々ねえ「由美子様は…それはそれはつらい過去をお持ちで…。かつて、想像妊娠によって生まれた女の子を亡くしてからは…ますます生きがいを失っていたのです」…うんうん、…って想像妊娠で生まれるて!?じゃ、想像じゃないじゃん!つっこませるなよ!さいごまで!(←逆にハイになっている)
…まあ、望月先生が打ってくる難しい球をレシーブ!レシーブ!レシーブ!だけど涙が出ちゃうっ…みたいな作品なんですが(汗)…おそらく試作になっている「ヤミと帽子と本の旅」は押さえてみようとは思っていますね。それからえらくゆ〜〜〜〜っくりした作りで「…なんだこりゃ?」と思って終わった「絶対少年」なんかも再チェックすると発見があるかもしれません。

………………………………あっ!由美子さんは女神様が宿っているから想像だけで妊娠するんだ!!

[
以前の記事]

戻る