娯楽のハイエナ

議論用のツリー式掲示板です!
日頃疑問に思うこと不満に思うことの
書き込みにお使いください。



表紙 ツリー作成
#152 新ルパン三世セレクト
投稿者:LD <2006/11/20 02:11>
ちょっと昔「新ルパン三世」のLDボックス(1〜2)が出たときに、これを僕は購入して一気に全話鑑賞しまして、その全155話の中から優れた物を26話分抽出し、ルパンセレクト…というか自分的には「もし新ルパンを26話分に制限して放送しなければならなかったら、自分はこのサブタイトルをこの順で放送する」というようなテープ(VHS)を作りました。まあレギュラーと打順を考えるみたいなモンですがw
それを思い出しましたので、記憶を頼りに確かこんな並びだったかなあ〜??と書き出してみます。

■疾風編
01 ルパン三世颯爽登場(1)
 (言わずと知れた第一話)
02 ターゲットは555M(148)
 (超硬質防弾ガラスを次元が狙撃する)
03 射殺命令!(66)
 (ルパンがダムダム弾に狙われる)
04 最も危険な黄金ベット(104)
 (獲物は硫酸の中の黄金ベット)
05 カジノ島逆転また逆転(68)
 (カジノ島に隠された金庫を盗む)
06 必殺鉄トカゲ見参(25)
 (脱獄者を死ぬまで追い詰める鉄トカゲ)
07 バラとピストル(26)
 (ルパンVS次元)
08 十年金庫は破れるか(19)
 (ルパンのために職を断たれた金庫師の復讐)
09 ルパン葬送曲(79)
 (キョーランスキーの操る殺しの指揮棒)
10 白夜に消えた人魚(147)
 (不二子の裸婦人魚像を盗め!)
11 国境は別れの顔(58)
 (次元とプリマの逃避行)
12 モナリザは二度笑う(115)
 (モナリザの贋作に取り付かれた男)
13 モロッコの風は熱く(30)
 (ルパンと銭形が鎖で繋がれる砂漠の逃避行)

■怒涛編
14 追いつめられたルパン(20)
 (不二子とルパンが古城で軍隊に包囲される)
15 君はネコぼくはカツオ節(106)
 (エンピツを食う猫をルパンが盗んだ?)
16 ベールをぬいだメッカの秘宝(149)
 (アラビアの油田に守られたメッカの秘宝)
17 荒野に散ったコンバットマグナム(99)
 (バラバラにされたマグナムを組み立てる)
18 五右ェ門危機一髪(112)
 (敵の手に落ちた五右ェ門は拷問を受ける)
19 ルパン逮捕頂上作戦(134)
 (銭形、渾身のルパン包囲戦)
20 次元に男心の優しさを見た(129)
 (次元が戦乱の国で出会った女と宙に浮く裸婦画)
21 1999年ポップコーンの旅(124)
 (ポップコーンロケットで月に行こう!)
22 死の翼アルバトロス(145)
 (超小型原爆と超大型飛行艇アルバトロス)
23 哀しみの斬鉄剣(108)
 (斬鉄剣に挑む刀鍛冶とその孫娘)
24 ヘクサゴンの大いなる遺産(154)
 (六角島に納められた金塊を奪え!)
25 ルパンお高く売ります(46)
 (マッド博士の虜になったルパン)
26 さらば愛しきルパンよ(155)
 (機械兵士ラムダ登場)

当然、惜しくも選外となった話もあるんですが、まあこの26話は相当好きですね。また「2話目にいきなり『ターゲットは555M』を出して視聴者の心をガッチリ掴んで…」とか考えながら編集するのが、何か楽しかったですね。…まあ、それだけ。だからなんだっつ〜こともないんですが…。
  • Re:新ルパン三世セレクトpart2 投稿者:ルイ <2007/02/17 01:33>
  • Re:新ルパン三世セレクト 投稿者:ルイ <2007/01/05 23:49>
  • #191 Re:新ルパン三世セレクトpart2
    投稿者:ルイ <2007/02/17 01:33>
    <<<親記事]
    前回は共感度が余りに高いゆえに気付かなかったのですが、今回いくつか「ズレ」を感じた事をきっかけに、とっくに気付いているべき事に、今更気付きまして。
    「僕とLDさんは違う人間である」
    ・・・違(笑)。これはまあ当然の事なんですけど、そうではなくて「LDセレクトは、全話からセレクトしている。ルイは一話ごと追っかけている」。
    つまり、LDさんにはDJがフロアを沸かす為に曲順をセレクトするように。またはジョージ・ハリスンがビートルズの赤盤青盤を選曲する時のように(笑)。意図を持っているわけです。勿論当初から「意図」については意識していましたが、その意図というのはせいぜい「並べる行為」に使われていると思っていたんですね。同じテンションは続けられない、であるとか。
    しかし全話を見た上で「まずセレクトする」場合、ことはそう単純ではないのではないかと。今僕が「●話」を観て、「これは素晴らしい!」と思ったとします。しかしセレクトされていない。何故?・・勿論一番最初の「当然の事」、僕とLDさんは違う人だから、というのは究極の答えではあります。ただ一方で、例えば「この”ノリの”話は他に沢山あるから(あとで、似たフォーマットで優れていると思えたものがあるから)」という答えもありうるわけで。同時に「ええ?なんでこれ選ばれてるの?」の理由に「全話通して観てから考えた場合、このシチュエーションや展開は珍しく、バランス・表現として必要であった」なんてのも。それは今の僕のマナコではチェック不可能なものなわけです。極論「できのいい話ベスト26」ですらないわけですしね。赤盤に「タックスマン」を入れたかったんじゃねえの?とか(笑)青盤に「ヘルター・スケルター」を入れたい、ガチャピンみたいな目の某天才メロディメイカーなメンバーもいたんじゃねえの、とかw(←なんの話だ)

    ↑何が言いたいかと言いますと「曇りなき眼でチェック」とは増長にも程があったなと。いや当初から洒落で言ってたんですが、更にね。「一話の満足度」で語り合う事はできても、全体から26話をセレクトする「意図」には思いを馳せようがないわけです。・・長々書きましたが、いうたら私的な反省です(笑)。ェさてw今回も三話です。

    > 06 必殺鉄トカゲ見参(25)
    >  (脱獄者を死ぬまで追い詰める鉄トカゲ)

    ・・僕はこの話、そんなに好きではないです(こ、こら!それ言う為に長々書いたのか!)w
    所長の「出るのは自由。まあ死ぬけど」という逆転発想自体はとても面白いと思います。アイディアは面白い。のですが、いつにもまして五右ェ門の扱いが酷くないでしょうか、いや、いつも酷い事が多いんですけど(次元の銃と違い、五右ェ門の斬鉄剣自体、この作品では「リリーフ」といいますか、通らぬ道理を通す為の都合いい通行手形みたいになってますよね)w。脱獄囚が車をかっさらう様を、ただ立って見逃す(それでいて慌ててる)あたりから(・・ん?)と思い始め。→「ちょぉっと来てくれぇ?不二子からの手紙だぜぇ?」(台本で次元のセリフだったんじゃね?w)→次元の銃攻撃に「無駄だぁよしな」(やっぱり言語感覚、五右ェ門じゃなくね?wせいぜい「よせ、無駄だ」じゃね?w)→所詮機械よ、フッフッフ(フッフッフwチンピラくせえw)
    とまあ。
    細かい事と言えばそれまでなんですが、五右ェ門の違和感をキッカケに、どうも乗れない一話でした。鉄トカゲ、最初は脱獄囚の車に追いつき、モーターボートの全速をも追い越す癖に、走るルパンたちを追いかける時だけは差を詰められなかったりね。「納得力」に乏しい一話だったとはやはり思います。こういう細かい所ばかり気にして「全体」を楽しめないのは良くないとは思うものの、ここまで違和を感じさせてしまうのは、流石に「作品側」の責任もあるのではないかと。

    とはいえルパン達が「追われ、逃げ、逆襲する」というシチュエーション自体がカタルシスのあるものだ、という事は否定しませんし、やむなく鉄トカゲのスイッチを押す銭形など、美味しい部分もあったんですけどね。

    > 07 バラとピストル(26)
    >  (ルパンVS次元)

    前回「追い詰められたルパン」や「死の翼アルバトロス」に対し「劇場版スケール」と言いましたが、これこそ劇場版なりTVスペシャルで描くべきだったかもしれません。次元がフラメンコダンサーにかぶれ(笑)ていく様をあまりに急速に描写しているので、いくら匠の30分処理スキルをもつ「ルパン2nd」でも、次元の尻軽感がぬぐえていない。勿体ないなと。この話を骨格に2時間スペシャルを作れば、素晴らしいものが生まれたのではないかと。また普段封じていて、それが一話の濃度を上げるメリットもあると(1度アリにすると、しなくていい話まで緩く分ける「シティハンター」みたいになるかもしれないし)思うものの、「前後編」でもいい一話なんじゃないか、と思えたりもしました。ルパンと次元が闘うように仕向けられている!?・・で次週までワクテカを引けるといいますか。まあこれは「速度」的好みの話なんですが、普段速度スキーな僕もそう思った一話ですよ、と。

    ・・といいつつ、こちらのセレクトに関しては特別異論もございません。
    これはもう、とにかく「ルパンと次元が誤解から戦い、相手に気付き、ともに黒幕に反撃する」というシチュエーションを描きたかった一心からくるものでしょう。特にそのシチュエーションが整ってからの演出は余りに美しく、マカロニウェスタンの名画でも見ているかのようでした。終盤が「ルパンと次元の話になる」と見越した上で、前半銭形の見せ場を上手に確保したりね。なにより次元の「いつも思っていた事」は最高ですw

    ところで、この話でも五右ェ門の扱い酷いなぁ(笑)。まあ、「納得度」は先の話より高かったです。

    > 13 モロッコの風は熱く(30)
    >  (ルパンと銭形が鎖で繋がれる砂漠の逃避行)

    これも「鉄トカゲ」同様シチュエーション勝ちの一話とも思います。
    誰もが夢見る展開といいますか・・これのあるなしでは大差が出ますよね。
    ルパンがちょっと「宮崎ルパン」っぽいといいますか、銭形に対して善性を発揮しているのが面白い一話です。それほどの絆という事でしょうか。
    最後ルパンは「ションベンに行く」と言ってオキマリの脱出をし「なんか言いたいでしょ?」といいながら逃げる。追う銭形は「待て待てぇ〜」。ここで僕みたいな臭い演出好きは、ホント言うと銭形に「わかっていて見逃す」役割を担って欲しいんですね。ションベンなんて逃げる為の嘘だなとわかった上で鎖を離す演出、更に言えば最後「待て」と一緒に「ありがとう(命を助けてくれて)」とすら言って欲しい(笑)。・・けどまあ、これ最終回でも劇場版でもないし(笑)あくまでクドイ人の願望だと自覚はしています。この場合、死線をともにくぐるような冒険をしながらも、過ぎ去ればすぐに「待てぇ」「待ちませ〜ん」の関係に戻る事にこそ彼らの間の「強さ」を感じるべきなのかもしれませんね。つかまあ、勿論不満はないですw

    ちなみにこの話も「走っている列車の”中”にルパンがもぐりこむ」という物理法則無視の描写はあるのですが、ここは鉄トカゲのようには引っかかりませんよ?だって、話の本旨じゃないですもんね。鉄トカゲは鉄トカゲの凄さを「納得」したかったわけで。そうでない限り、基本楽しむ事優先ですよ?・・と、言い訳しつつw

    このあたり好きな話も多くて「電撃ハトポッポ作戦」「ルパンは二度死ぬ」は相当好きな一話であります。それも語りたいのですが、流石に文字数オウバーなので失礼しますねw
  • Re:新ルパン三世セレクトpart2 投稿者:LD <2007/02/19 05:38>
  • #192 Re:新ルパン三世セレクトpart2
    投稿者:LD <2007/02/19 05:38>
    <<<親記事]
    >> 06 必殺鉄トカゲ見参(25)
    >> (脱獄者を死ぬまで追い詰める鉄トカゲ)

    > 走るルパンたちを追いかける時だけは差を詰められなかったりね。
    > 「納得力」に乏しい一話だったとはやはり思います。

    …むう。やはり、つついてきた来たか。という感じですね。かも?
    「必殺鉄トカゲ見参」はセレクトを挙げるに当たって、ちょっとボーダーの一本です。ついでに、というか先に前もって挙げておくと、これと「モナリザは二度笑う」が弱いかな?(オチが好きなんだけど)と思っています。そうですね、下に挙げられている「ルパンは二度死ぬ」と交換してもいいくらいです。
    まあ、走っている人を追いつけないのは所長の趣味による設定だと思っているんですけどねw 速攻でガーン!と仕留めてしまうより、ある一定時間は逃亡者に恐怖を与えるというかね。ただ、そうだとしても多少逃亡シーンの部分は冗長な部分はあります。そこは迷いました。
    …でも、やっぱり好きなんですよ、あの鉄トカゲw ルパンVSコンピュータ(?)パターンでも、命狙われ系のパターンでも。この純粋な追跡処刑兵器との対決は好きです。「トムとジェリー」に「人造ネコ」ってエピソードがあって、ジェリー(そしてトムにとっても)最強の敵と思っているんですがあのイメージというかな。子供の頃見た印象が残っているせいもあって、あのチャーミングなジョーズ顔が忘れられなくって、どうしても選考に残ってしまうw(実際、覚えている人は多い)

    > 「ルパンは二度死ぬ」

    好きな話です。上記した「鉄トカゲ」や「モナリザは二度笑う」と入れ替えてもいいかもしれません。ラストシーンがとにかくカッコいい(ただ割りといくつかの話であるパターンだけど)のと、あとルパンが死んだと思って次元や五右衛門が泣くシーンの合わせ技で一本…でもいいんでしょうけどね。ピューマのキャラがちょっと弱かったかな?くらいで。(…で「射殺命令!」のビュティは入れてあると)

    >> 07 バラとピストル(26)
    >>  (ルパンVS次元)

    > 次元の尻軽感がぬぐえていない。

    いや、次元って「惚れっぽい」ですよ?w そこは次元のイメージが違いますかね?「国境は別れの顔」の次元は完璧過で。次元も、五右衛門も普段は「女なんぞ〜」みたいな事を言っているけど、案外コロッと騙されてしまう。逆にルパンは騙される時もあるけど、ギリギリのところで裏をかく事も多いわけで、実はルパンが一番女性不信という観方もできます。だからもう感覚が一周しているというか「さあ、これから騙しますわよ?!」ってていの不二子の方が分かりやすくて可愛いい…って感じになっちゃってるのかもw(子供や老婆に案外弱いのもこの反動的なものかも)…で「バラとピストル」ですが、結局、僕は次元ファンなのでセレクトしました(←え?そんだけ?)。

    >> 13 モロッコの風は熱く(30)
    >>  (ルパンと銭形が鎖で繋がれる砂漠の逃避行)

    以前「追いつめられたルパン」でも話しましたが、僕にとって「ルパンの最も恐るべき敵」って軍隊なんですよね。その意味において鉄トカゲでもピューマでも僕は恐くはないw けどゲリラは恐い…となるわけです。頭を潰せば終わるかと思ったら「関係ねえ」って言われちゃうし、また「新ルパン」で傾向の強い奇想天外な展開もない…これは「ルパン」の中でいや〜な流れなわけですw 何のひねりもなく首の鎖をリベット打ちで止める、脱獄の名人に何のひねりもない風牢に入れて砂嵐に曝す…いや〜な流れですw この状況で銭形と鎖で繋がれる呉越同舟という、僕としては文句なしの一回です。

    #168 Re:新ルパン三世セレクト
    投稿者:ルイ <2007/01/05 23:49>
    <<<親記事]
    こんにちは。
    映像面への嗜好を復活させたのは、完全にLDさんとGiGiさんに拠る所が大きいルイ君なのですが、それゆえに、お2人の意見にひたすらに追随しちゃあイカンなぁ、自分の目を持たなきゃね!と、日々映像を前に己を戒めている日々なのです。
    まあ柔らかく言えば、日々アニメ観てますって事なんですが(笑)。
    ・・えーと、GiGiさんに母性のカケラも感じられない事から、一応LDさんがこの分野の『母』って事でw

    で、このLDさんの素敵セレクト、以前から気になっていたのですが
    現在丁度いい事に、アニマックスにてルパン三世、二話ごと放映されております。
    (録画が面倒臭いので、もっとも進行している一話ごと放映verはスルーorz)
    で、今のこのくもりなき眼でもって、母のセレクトを冷静にチェックしてみようというこの企画(?)。現在、24話まで観ております。えーと、LDセレクトは三話あるのか。
    > 01 ルパン三世颯爽登場(1)
    >  (言わずと知れた第一話)

    これは当然のチョイスと言えましょうか。
    第一話はただの30分ではなく、視聴者に「スタンスを見せる」役割があるわけで
    他の話とは、必要とする情報の量が違う・・の、ですが。
    見事に主要キャラの個性を出し、銭形まで美味しく使い、1stとの空気の違いも出すという
    (しかも基本ルーティンとも言える構造は、既に成立している!)
    職人的な第一話と言えると思います。脚本的な面白さはあまり感じないんですけどね。
    とりあえず、この一話をDISC1の1に入れるのは「ルパン三世」への敬意を示しつつ
    単なる俺セレクトではない、配慮・目配せ自負してみせたという点で
    流石LDさん・・って何ヨイショしてるんだろう(笑)?

    > 08 十年金庫は破れるか(19)
    >  (ルパンのために職を断たれた金庫師の復讐)

    ・・実はこの書き込み、この一話の所為です。
    観終わった時の感動から、「これが入ってないなんてアリエナイよね!?」と思い
    慌ててLDセレクトを覗いてみたら、あらありましたという安堵感。
    全力で追随してる?しょうがないですよ、面白かったんですものorz
    とにかくこのエピソード、「速度」が素晴らしくて
    Aパートまでで一つの起承転結を全て織り込み
    (銭形の登場〜処理までも!よくまあ、登場に時間を割ける!)
    Bパートはその結までを新たな起・承にして、もう一段話を進め
    最後にはAパートで敗れた金庫師の意地・こだわりを
    本人を出さずして立てるという、鬼のような30分。
    ルパン三世セカンドは、基本的に「美しいAパート」を堪能するものだと思っているのですが
    そういったルパンの「美」を凝縮したような一話だと思います。
    まあBも凄いっすね、この一話は。
    ・・かといって急ぎ足って風にも見せない&見えないんだよなぁ・・凄い。

    > 14 追いつめられたルパン(20)

    そしてコレ。先ほど書いたとおり、アニマックスでは二話同時放送。
    即ち、最初の30分が「10年金庫」、次が「追い詰められた」だったのです。
    その時の興奮たるや。
    (その後五右衛門の復讐とかオイルダラーとかブラックパンサーとか、現状見事にテンション等価交換の法則が働いてますがorz)
    こちらは「死の翼アルバトロス」などにも通じる、「30分の劇場版」。
    スケールが長大です。
    ・・まあ、ここでルパンを追い詰める総統、国家は、名前こそ違えど
    全力でドイツ(ナチス)を皮肉っている・・ものの、実は既に「ヒトラーの遺産」の話で
    実名登場させちゃってるので、そこだけ違和感あるなぁ?てトコはあるのですが(笑)
    視聴者全体が「瞬間で」元に気付き、笑って済ませられる題材をチョイスするという意味で
    ヒトラー(ヒューラー)に再登場願ったのでしょう。
    これも30分のテクニックですね。
    敵に時間を割けない、という判断からだと思います。
    そんな中、ルパンと不二子の美学が大爆発。次元と五右衛門との絆も描き
    銭形のとっつぁんも泣かせる泣かせる。
    最後には銭形のとっつぁんが敵側にあって敵を笑う、というあたり、もうどこからどう見ても劇場版スケール!凄い30分キター!
    この密度にあっては、前述のナチス引用だの、オチがちょっと弱い皮肉だったりするのは
    些事も些事。この一話が選ばれていたのも、嬉しかったのですよ。

    というワケで、まだまだ3話。
    これからも面白い話があるという事で(で、大体忘れてる・・ワケじゃないが、ちゃんと観直してないので)楽しみです。
    1度くらい、全力でLDセレクトを批判したくなるような一話があると面白いんですけどね?望み薄かな(笑)。
  • Re:新ルパン三世セレクト 投稿者:LD <2007/01/08 08:06>
  • #165 Re:新ルパン三世セレクト
    投稿者:LD <2007/01/08 08:06>
    <<<親記事]
    親記事で26話セレクトをしたワケですが、その選定理由のようなものを書いてなかったので、ちょっとルイさんのコメントに合わせる形で捕捉しますw

    > > 08 十年金庫は破れるか(19)
    > >  (ルパンのために職を断たれた金庫師の復讐)

    オチが弱いと言えば、この話のオチも少し弱いとも言えるかも…w まあ、これは逆に下らなければ下らない程いいんでしょうね。
    「ルパンが負けを認める」という点において近似の話で「モナリザは二度笑う(115) 」というのもあって、こちらはオチが良くって選に入れてあります。
    後はルイさんの評通りで、Bパートに10年金庫の金庫師が全く出てこない事で逆に、金庫師の凄さが際立ってるんですねw 他にも演出的にいい面が沢山あって好きな一本です。

    > > 14 追いつめられたルパン(20)
    (不二子とルパンが古城で軍隊に包囲される)

    「新ルパン」においてルパン最大のピンチがこの話だと思っています。ピンチという系統では「ルパン逮捕頂上作戦」ってのもありますが、こっちは銭形警部が指揮をとっているので、最後は逃げ切れるんだろうなっていうのがあって。あるいは超人に命を狙われる事態でもルパンは何とかしてしまうのでしょう。しかし、あの回の敵は国軍という洒落の全くない連中だったからこその“恐さ”ってのがあります。

    …何が言いたいかと言うと、あの話最後はワリと簡単に助かってしまうのですが、もし“アレ”がなかったらそれは「ルパン三世」の最終回だったろうな…というのがあります。
    つまり、助からない話なら「明日に向かって撃て!」とか「ドラゴン怒りの鉄拳」のラストのような幕引きになってしまったであろうという予感とイメージを僕が持っていて、それは「ルパン三世」の最終回として僕の中ではアリな話だったんですね。
    ある日、ルパンらしくない、下らないミスで正規の国軍に囲まれるハメになって、でもルパンは「ま、しゃーねーわなw(声:山田康雄)」と笑って逝ってしまう。そんな終わり方もルパンには相応しいかもしれない。

    「でも、今日のところは助かった」そういう思いが選に入っています。

    (※あと逃走成功したルパンを兵士たちが笑って見送ってるカットなんかもあってそれも好きです)

    > 1度くらい、全力でLDセレクトを批判したくなるような一話があると面白いんですけどね?望み薄かな(笑)。

    「ええ!?何でこれは選に入っていないの?」ってのがあったらお願いしますw また改めて26話組みなおしても面白いしw