連載中のマンガ雑誌の感想掲示板です!
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#349 「風雲児たち」を読もう! 投稿者:LD
[2005/07/12_00:07]
ルイ >> 風雲児たちの・・というか、すっかりみなもと太郎先生の即席ファン気味なワタシがコンバンハです(変な日本語)。 | ルイ >> ようやっと無印風雲児も読み終えたし、いざ幕末編です!「ギャグ註」ないのが結構切ないです!・・それにしても「高野長英FOREEVER」は泣けたなぁ。 LD >> こんばんは。「風雲児たち」読み終えましたか。いよいよ「幕末編」で泣く準備が整いましたね(笑) ルイ >> てか、ワイド18巻頃でイネかわいいよイネとか言ってたのに、幕末編一巻でもうそんな軽率なこと言えなくなってしまったwヒドイよジャップ・・ LD >> 矢部定謙、憤死の件がまた泣ける。遠山の金さんは、何と言うか別の角度から好きになりましたね。 ルイ >> 金さんの描写って、結構みなもと先生も悩んだのかな?とも思えるのですが・・風雲児たちの中にあって、唯一というか圧倒的に「現代的」ですよね。自分の手の届く範囲内の平和が全てというか。ミクロな平和が何億あってマクロ平和だ、みたいなピンフジャパニーズとしては、とても納得できますw LD >> 現代的といいますと? ルイ >> 少なくとも、己の力は国家を変える為だ!という基本土壌には全く立っていない。この点のみでも、ほとんど宇宙人です。フィクション部分も考慮しての位置なのかもしれませんが・・>金さん それゆえに影がなくて、シンプルに好きなキャラですねー。 ルイ >> まぁしかし、「風雲児たち」通して偉人ランク作ると・・最上徳内センセイかなぁw LD >> やっぱり(笑)>最上徳内 ルイ >> いやぁだって、名前からして凄いですよw>最上徳内センセイ 他は林子平あたりでしょうか・・ LD >> かつて戦国時代好きだった僕はこの世は覇道で成り立っていると思っていましたが、最上先生は本当に王道の人ですよね。 GiGi >> お待たせしましたー ルイ >> そうですね。最上先生はちょっと綺麗すぎて、逆に「風雲児たち」にしてはギャグも飛ばしてない?w LD >> 後は江川。いやもう本当に、日本人のいい所を凝縮したような人です(笑) GiGi >> 為政者としての江川太郎左衛門、学者としては最上徳内先生でしょうねぇ ルイ >> おお、江川先生も!!ていうか「駆け足部分」で色々端折らされた風雲児たちも結構不憫ですね・・ LD >> 後は端折られてしまいましたが高田屋嘉平とかね。いや何かどうしてそんな凄い人がポロポロ出てくるんだろう?って感じですが(笑) ルイ >> 今回読んでてつくづく思ったんですが・・漫画って、せっつかれた方が良くなる場合もありますよね。速度出たり。・・でも風雲児たち、急いだらもれなく面白さが減じるというw GiGi >> いやー、もうもの凄くせっつかれてますよ実はw。まあ、作品内でも編集とのやりとりはたまに出ますがw ルイ >> ワイドでいう15巻あたりかな?あのあたりが勿体なくて勿体なくて・・高田屋嘉平も勿論ですが、例えば解体新書、例えば光太夫・・長くエピソード描いたところはもれなく面白いのに!!くそう、編集!!!w GiGi >> 端折ったエピソードはきっと完結後にフォローしてくれますよ。あるいは同人誌でw ルイ >> ・・まあ、マトモに腰落ち着けてたら、まだ蛮社の獄あたりかもしれないですしねw LD >> 頼山陽のことをねっちり描いてますよきっと(笑) ルイ >> そうそう、頼山陽がどう考えても可哀相だなとw ルイ >> って、獄といえば!いやあ、鳥居某には参りましたねw LD >> と・り・い・は・ね・〜・! ルイ >> アレの一番参るのは、悪役らしいスケール感もない所。小役人気質のまま国家を揺るがす悪事を首謀しているという、その適当さすら許せないw LD >> そう、確かにその意味では松平定信(や、そのバック)はまだ巨悪感があるから許せるというか、つまり王道が覇道に負けてるんですよね。しかし鳥居は…(泣) LD >> …ただ、僕が風雲児たちの中で一番笑ったギャグが金さんの「…ちょ、ちょっと!待ってくれ!あ、頭が…容疑が時空間を超えている〜!?」だったりしますが(笑) ルイ >> ああ、ギャグというか、真理というかねw GiGi >> あれは半分は水野忠邦の罪なんだがな。それにつけてもあまりにあまりすぎてどうしても鳥居に怒りが向いてしまう〜 ルイ >> そう、あのでっちあげもムカつきますね。悪事として捏造するなら、捏造される側の名誉もくんだ(?)見事な捏造をしやがれ!と。安いんだよ、悪事の質が! LD >> 信じられん容疑ですよ。矢部さんを陥れるために必死に探しても、あの時代にそんな髪の毛一分ほどの悪も見つけれない人物がいるという事にも泣けるけど、そんな人に対してあんな無茶苦茶な容疑がまかり通ってしまう悔しさにも泣ける(笑) ルイ >> 確かに矢部さんの清廉潔白さには感動通り越してビビりましたね。凄すぎ・・それにしても日本史不勉強だったもので、南町北町のシステム分かってよかったですw LD >> 水野さんは大老になるために自分の所領を売り渡した定信以上のキチガイですが、それ故に許せる(笑) GiGi >> まあ、確かに、あのエピソードは忠邦ちゃんすげーわと思ったねw ルイ >> そうそう、水野さんは単に時代遅れのキチガイなので、許せるw悪として見当ハズレだけど、おっきいことはおっきいやん?とw GiGi >> 高山彦九郎と並ぶ風雲児二大既知外ですなw ルイ >> んー、でも時代が後から追い風吹かしまくったというか。高山彦九朗のキチガイ部分って、後の尊皇攘夷においてはうまく隠蔽されてるというか、ラッキーマン?w LD >> そうですね。要するに奇人(笑)>彦九郎 時代劇ドラマにするなら「彦九郎あばれ旅」(笑) ルイ >> あっと、光圀公も風雲児ではナカナカ・・扱いが小さいか?w LD >> 「風雲児たち」読んでいると黄門様が幕末の全てを決めたという感じです。現在の司馬史観以上の影響力があったんだろうなあ(笑) GiGi >> まあ、徳川家編纂の大日本史なんていわれた日にゃ普通正史だと思い込みます罠w ルイ >> その部分が、読者のほぼ全てに理詰めで伝わっているというのも、風雲児たちの凄いところですよねー>水戸学 ルイ >> 副将軍のきっかけとか、全部理詰めだw LD >> 黄門様の史観が武士階級に行き渡っているいのが大きいですね。家康があと20〜50年長生きしたら庶民の間にはともかく、武士階級からは尊王思想は根絶やしにしたと思われます。家康はそこまで徹底できる人だけど、秀忠はだめ、保科正之もだめ(笑)人がいいから皇はやっぱり敬うし甘くなる(笑) ルイ >> 保科正之ですね!彼が勤皇色濃厚だったのも大きいですねえ。そこまで徳川の為汲めてたら、最大の忠義モノだったのうw GiGi >> 土佐、薩摩、長州、会津の成り立ちと尊王思想の醸成、まあ、基本的にはこれで全てですよねw。だから江戸中期編はそりゃあ編集からせっつかれますw ルイ >> あ、そうですね。確かに中期は「どれだけ幕府はことなかれだったか」を描写する必要性があったくらいで。あとは偉人たちを描き出したら筆とまらんわ!という感じw LD >> でもねえ。やっぱり「幕末編」読んで、林子平があのペリーから小笠原諸島を守る話を読むと「風雲児たち」のこの成り立ちは正しいと思ってしまいますね。当に死せる孔明生ける仲達を走らす(笑) ルイ >> うんうん。・・いらんかったのは光太夫かやはり!?w(面白かったが、長かった) GiGi >> まあ、いらん頁はないですよ。無事完結さえしてくれれば(^^; LD >> あ!関ヶ原で負けたあとの薩摩の外交交渉が素晴らしかったですね。外交とはこうあるべきという…現代でも学ぶべきです。 ルイ >> おお、あの薩摩外交は感動的でした!!あれ読んだだけで、「うわあこの漫画最高だ!」と思いましたし。 LD >> 負けたのに何のペナルティも受けないなんて…不可能や(笑) ルイ >> やっぱ前につっこむ撤退が(ry LD >> あれを悲壮感なくやってのけるから薩摩は怖い(笑) ルイ >> 説得力MAXですよね。薩摩のほぼ全滅特攻撤退→外交→辛苦に耐える年月→培われた精神→幕末!という、このライン1本あるだけでもう勝ってるこのマンガw |