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今週の一番

連載中のマンガ雑誌の感想掲示板です!
週一回『今週の一番』を決めています!
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#384 忘れてたっ! 投稿者:ルイ [2006/01/02_04:48]
>「モテキング」の「スーパーヘルプ」の回
これは忘れてはいけませんね。例えば飲み会の席で「GOOO!!GOOOOO!!」と誰かが騒いだ時。もし「ヤロウ、決めにきたっ!?」と返してくれたら・・もうそれだけで友達確定、みたいな(笑)。読者としての共通意識に深く刷り込まれた回だったと思います。

この「・・ギョウ」の回で思い出しましたが、週刊少年チャンピオンの「もがき」も印象深い傾向でした。他の「ジャンプ」「サンデー」「マガジン」の連載が、当たれば長期連載、しくじれば静かに収束・・という基本二択路線を踏襲しているのに対し、チャンピオンは連載を問答無用で「短期集中連載」との後付けをして切っていくワケですが

「打ち切られる方が、最後に何かをふっきった展開・回をぶつける」

という非常に健全な(笑)展開が用意されていました。「モテキング」は勿論、何故か終盤妙な味わいをみせた「マスターガンマスター」、自転車学校の校長がハジケた「輪道」、だんご三兄弟(人頭)の「ガン×ソード」・・思い出したくもないような名前のオンパレード(笑)!これはチャンピオンという雑誌の特徴を改めて浮き彫りにするものとして、今年も注目していきたい点である・・と同時に。他誌連載も少しは真似れば?という点でもありますね。「トト!」「チェンジングナウ」などの妙に落ち着いた終わり方って、週刊連載として「やりきった」連載以外には必要ないんではものないかとも思うのです。無念な漫画家の皆様、はじけよ!瞬間、閃光の如く!線香花火の如く!GO!GOOO!(ヤロウ決めにきた!?)・・ギョウ。

それにしても
>あの「ギョウ」の回前後は間違いなく輝いていました
「後」はどうだろう(笑)。

#383 明けましておめでとうございます。(あ、2日になっちゃった) 投稿者:LD [2006/01/02_00:15]
明けましておめでとうございます。正月早々気が抜けたのか、風邪をひいているLDでございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、2005年振り返って印象に残る連載というと、やはり「アイシールド21」を挙げざるを得ないと思います。なるべくアイシールドに一番をとらせないように…とフィルターをかけていたにもかかわらず、実に49週中、10週獲得(20%強)という状態!w
多少、それでも甘い点があったかも?と思いつつも今年一年通して強かったのは間違いなく「アイシールド21」(と後「ドールガン」)だったと思います。

ちょっと付け加えておくと前年の2004年は「アイシールド21」は全く一番をとっていません。何度か話題には上げていたはずなので運がなかったとも言えるのですが、特にフィルターをかけていない状態でもあります。
ストーリー的にどこらへんかというとスフィンクス戦編→エイリアンズ戦編→アメリカ遠征・デスマーチ編→大会スタート(賊学戦編?)、という流れで、スフィンクス戦編あたりから“村田画”が(途上ながら)完成される…以前から村田先生は魂を燃やすような画を描き続けられていましたが、ちょうど“筆圧”が“魂の線”へと昇華されてきた頃だと思います。
その間、稲垣先生はず〜〜〜っと“溜め”の話を組んできたワケですね。2004年は。スフィンクス戦編からアメリカ遠征への流れは、ストーリー的にどこへ行くか分からない形で、しかしチームの成長過程は描くという、連載が安定期に入ってから実に1年以上を“溜め”の(それだけではないんですが)話に使っていた事になります。
それが大会編に入って“負けたら終り”(一度負けましたが)というバックボーンを機に、画的にも、ネーム的にもガチッとはまった…という感覚があります。

僕自身はストーリーを俯瞰して観たとき、スフィンクス戦編はともかくとしても、エイリアンズ戦編にはどれ程の意味があるか疑問なのですが(これが一番を与えれなかった要因かなと思います)、同時に泥門チームをまとめるという問題に対して、単に大会に向けてデス・マーチをするだけでは“詰まらない”上に“積みも足りない”状況になるので、ではやはり一戦、二戦やりながら積むか?という選択だったように、今は思います。
ストーリー的にはそれ以上の意味はなかったと思われますが、結果としてデスマーチを超えて来たのは泥門チームだけではなく村田画伯もまた大会編に向けた準備を整えられたワケでこの“溜め”で一番大きかったのはむしろそこなんじゃないかとw
ここらへんの“結果のハマり方”は「アイシールド21」という作品の持つ“運気”でしょうかねw

あと、今週の一番をやっている大きな価値として「モテキング」の「スーパーヘルプ」の回(「ギョウ…」の回)は挙げておきたいと思います。打ち切り連載に過ぎない作品ですが、あの「ギョウ」の回前後は間違いなく輝いていましたw

#382 今年(2005)の一番!? 投稿者:ルイ [2006/01/01_16:20]
あけましておめでとうございます。思い返してみれば、2005年というのは立ち読みではない、数年ぶり(10年くらい?)の週刊漫画誌回帰という事で、様々な発見がありました。子供の頃はファーストインプレッションばかりを重視し「好き」「嫌い」のみで語っていたものが
・・いえ、それは今も変わらないのですが(笑)
己の内に「何故好き?何故嫌い?」と自問するほどに深まる漫画眼。理由を突き詰め自分を疑う事で、「上手い」「下手」を味わえるようにようやくなれた・・気が、しない、こともない(笑)。

そんな昨年最も印象に残った「今週」というと、やはりアイシールド21「0コンマの決戦」とドールガン「撃て!」あたりでしょうか。アイシールドはとにかく情報の取捨選択が巧みである為
気を抜くと「全部いい気もする」困った連載ですが、前述「0コンマ」でのアイシールドは、技術で読ませるのではなく魂を技術で補完する、という体制だったと思われます。村田画が前面に出て、稲垣脚本が最高のサポート。これは人により、好みの分かれる所かもしれません。両氏の力関係が逆の週も、かなりありましたしね。0コンマは勢いの週でした。ページをめくる手がズアアア!という。

ドールガンは・・鬼平警視の凄まじい見開き週なんかも印象に残っているのですが(笑)とにかくやりたい事を詰め込みつつ、作品としての本線は全く停滞させないというパワーに溢れています。ドールガンの場合「全くの閑話」にこそ出口先生の回転力が活かせている気もするのですが、印象に残ったコマを思い返すと自然と「撃て!」がすぐ浮かびました。他にはその翌週のワルビー&純太の大ゴマであるとか、ドールガンを詰るリンドロイドの顔であるとか・・あれ?美女は(笑)?まあそこは今後の楽しみ、どんどんと格好よくなってきた男たちに負けず、女性たちも色気だけでなく「かっこよく」なっていって貰いたいものです。

とにかく出口先生の過去の作品や、当初近いネームかな?と思っていた「ネギま!」あたりと読み比べるほどに、出口先生の昇り龍ぶりには驚かされます。赤松先生と同じくらいの回転力を維持しつつ、出口先生は顔アップや大ゴマが決まるんですよね。あと、なんだか多少ダサイ言語センスが印象に残ります(笑)。あ、勿論誉めです。技巧にフック・・引っかかりすら足せているのが、今のドールガンだと思いますので。

「アイシールド」は恐らく週刊誌に戻らなくとも、存在さえ知ればハマれたと思います。しかし「ドールガン」に関しては、一巻の表紙の絵柄は苦手ですし(笑)週刊連載で徐々に読んでこそ、と断言できます。とりあえずドールガンを知れてよかった、というのが去年の一番でしょうか。あ、本当の「一番」は、「0コンマ」の方で(笑)。今年もいい漫画に出会えるといいなぁ。

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