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今週の一番

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#451 超鈴音の野望 投稿者:LD [2007/01/23_01:51]
少年マガジン2007年7号
※ 「魔法先生ネギま!」162時間目 幸福な未来に再見!!の回で、超編完結とありますが、超編は非常に構成力が高く尚且つ様々なサスペンスが織り交ざったよいシリーズでした。また週刊連載で読む読み応えも充分で、ライブで楽しめて本当よかったと思います。そんな超編にほだされる中、持ち逃げされてしまった超の野望の謎に迫るチャットと付随コメントを掲載しておきます。

GiGi >> いやー改めて冷静になって(162時間目を)読み返しましたが。すっごいですねこの情報量は。赤松スキル全開ですw。何の前置きがなくても普通にパワフルですわ。前置きされたら理性が吹っ飛ぶわけだw。
GiGi >> いやしかし、家系図が偽書である可能性もきっちりフォロー入れて、それもそれに気付くのが、当然思い至るべきゆえっちとかでなくて、わりとどうでも良いポジションの朝倉ってところもおいしいですねw。
いずみの >> よく思うのは、この漫画をして「少年漫画の王道」と呼ぶ人は何を指して王道と言ってるんだろう? と(笑)
GiGi >> それは「少年漫画の王道」というフレームでネギまを読んでいるということでしょうw。そしてそれでも十分に面白さをピックアップできるのがこの作品の懐の深さですw。
GiGi >> この大長編に対するフォローとしてパルにさらっとメタな視点のセリフ言わせてるしw。
いずみの >> 割と作者から、少年漫画の枠で話を描いている様子が感じられないんですよね。確かに懐が「広い」です。
GiGi >> この朝倉、ゆえ、ちうという並び良いですね。同じレベルで事態を理解している3人の受け止め方の違いが如実に出てて。ゆえはちゃんと思いとどまれるけど、本屋ちゃんは好奇心に勝てないとか、まあ、読みどころいろいろありますわw。
LD >> いや、超がこの時代に来て、尚且つあの状況で「私の望みは既に達せられた」状態ってのは何だろうと考えてみるんだけど、なかなか妥当な答えがみつかりません。
いずみの >> ぼくもわかりません
いずみの >> それこそさっき言ったライブ話に繋がりますが、最初から考えてたか、負けてから思いついてたかすら不明ですね>既に達せられた
LD >> もし、今まで出されたデータだけで超の“望み”が推理できるなら、少なくとも「それを明らかにするために戻ってくる」可能性は消えるな?とちょっと一所懸命なんですが…。(←こればっか)
GiGi >> 「我が計画は消えた…だが私はまだ生きている」がポイントだと思っています。まだ具体的に図面は引けてませんが、ここから展開できるはず、という直感ですね。
いずみの >> 最初は死ぬ気だったわけですから、「生きているから達成された」イコール、負けてから思いついた、でいいんですかね?
GiGi >> そうですね。負けた後で気付いた事実がある、ということなのかもしれません。ありふれた不幸に対して、超がどうゆう対処をしたいのかが不透明ですので、断定は結局出来ませんが。
LD >> ほう。>生きているから達成された。 そうすると「ふ…御先祖様を殺すわけにはいかないからな」って言葉も大分深くなりますね。……いや、というかそこまでは考えたんだけど、なんちゅーかこそらへんの未来改変でネギの時代じゃないといけないポイントとか難しくって。
GiGi >> やーほんと熱が醒めないうちに人気投票やって欲しいなぁw。定期的なものでしたっけ?次はいつなんだろ?
LD >> 相当深い謎だとして存置させてしまうと「ネギま・アポカリプス編」が来てしまうw
いずみの >> (あ、手に持ってるカシオペアで連続移動すれば飛行船まで戻れたのでは……)
LD >> カシオペアの動作には魔法力がりましたっけ?
いずみの >> 最終日は世界樹の魔力のみで動いたはずですよ。一回で10mジャンプできます
LD >> じゃ、まあ持ってなかったんかな?ハカセの緊急避難用とか。
GiGi >> 戦いそのものをなくす<当初の目的。これが失敗して、戦いに勝利するために帰る<今。という理解をとりあえずはしていますが。
いずみの >> 渋いのは「ネギの言葉を聞いて覚悟ができたから」かな? 個人的にはあんまり納得いかないですが
GiGi >> どちらも共通項は「未来を切り開く」ということなんですね。基本的にはそのラインの理解で間違えてないと思っていますが、まあ、断定できる材料はないですねw。
LD >> 火星大戦?…妥当くさいね。というより、この時代に魔法使いの存在が認識されて、科学VS魔法の最終大戦が行われたとか?
GiGi >> だから超の別れの言葉「また会おう!」が強いですよね。強い。うん。
LD >> やあ、このチャットでそこそこいいとこ着けたような気がするぞw これで少しだけでも超の成仏度が上がってくれれば…w
GiGi >> 成仏度ってw。いや、来週普通に教室にいるかもですよ?w
LD >> いや、超は強い霊なんで、こんなもんで封印しきれるとは思ってませんよ。しかし、少しだけでも確率を上げるというか…自分の好みとしては卒業式の出席する以外は出ないでいてくれる事なんだわ。超のギミックの変わりはチーム・超の人たちが実はほとんど肩代わりできるじゃん?w
GiGi >> 超の変わりはチーム超で肩代わりできる<いい読みだと思います。ハカセやサツキという今までビルドしていないキャラをうまく再構築していて。
LD >> 「また会おう!」もいいね。……深けえええええ!orz
いずみの >> 流石にその予言は反故にできないですよね?>また会おう
GiGi >> ネギま完結後に「ネギま外伝:火星大戦」やるのはあるかもしれませんねwww.


いや〜何か、答えが出てみると「何で分からなかったんだろう?」という感じがしますが、超鈴音の目的は「歴史上の突然にして急激な魔法文明の露見による、不理解と拒絶反応、そして最終衝突の回避」なんでしょうね。…っていうか何で思い至らなかったんだろう?(←また言ってる)「魔法を世界に認識させ、かつその後の混乱を管理して平和裏に事を納める」事を計画している以上「それ」くらいしか考えられないはずです。
いや、勿論、何かややこしい波乱に満ちたストーリー予想もできない事はないですが、現在出ている情報でシンプルに考えるとここかな?と思うわけです。…こんなん、もう他のサイトとかではビシバシ言い当てまくり?つか、世間一般読者には周知?…ま、いっか。

自分の脳みそがアンポンタンだと認めたくないLDは2つ程、言い訳を考えました(汗)
1.「超の目的は人類存亡に関わる究極的事態の回避か?」という夕映の質問を龍宮「今もこの世界にあるありふれた悲劇と変わりない」と述べた。
2.世界大戦クラスの悲劇の回避については、夕映に「じゃ他の不幸はどうなんだ?」式に散々否定されている。
1については、龍宮なら対象が「世界大戦」であっても「ありふれた悲劇」と断じるでしょうね。しかし、この時はひっかけというか、このセリフでかなり極少な超ローカルの問題に思ってしまい「考えるだけ無駄?(情報不足?)」という気になってしまった。これが大きい。また2ですが、これは夕映が頭っから否定している事象に超の野望がモロに該当するとは思わなかったという事がありますw…しかし、それより何より少年マンガに読みなれ過ぎていた僕は「私はこんなに不幸なんだ〜〜!!!!!!」という超の激白を想定しており、その“お約束”が揺るがない以上、夕映に言い当てられている不幸が超の目的として考えるのは慮外(逆に複雑に考えるハメ)になってしまったって事なんですよ〜wwアンポンタン!!…しかし超は(とりあえず)何も言わずに去ってしまったと……何でしょうね?この異様なカッコよさww

さて問題の謎のセリフ「我が望みは達せられた」ですが、僕なりに色々考えてみました。ちょっと複雑に考える事もできるのですが、やはりシンプルに、単純化した話をします。要するに予想として超鈴音はネギと同じ迷いを持っていたのではないか?その答えが“望み”の一つだったのではないか?という事です。これは超の野望が「科学・魔法大戦の回避」だろうと仮定できたとき、焦点が定まった気がします。
ネギくんは夕映の言葉を遮り「自分は超を否定できない」としたのですが、実は夕映の主張を遮る事ができないのは超なんです。あれは第三者というか計画当事者じゃないネギくんだから遮る事ができるわけで「じゃ、二次大戦も回避しろよ?一次大戦も回避しろよ?回避する不幸と回避しない不幸はどこで線を引く?数?」と詰め寄られれば何も返す事はできません。計画当事者が「しかし、それでも何割かのありふれた悲劇を…!」などと言ってしまうのはカッコ悪い事この上ありません。
だから超鈴音のネギを誘うセリフは「悪を行い世界に対し僅かながらの正義を成そう」なんですね。

つまり、超は自分の計画が正しいのか?間違っているのか?それを知るのが「望み」だったのではないかと。

…え?今さらそんな悩みを抱えていたら超の格が落ちる?(汗)まあ、そうかも知れないのですが、これがあのセリフに一番しっくりくる……というか、実はこれまでの予想全部ひっくりかえして「超鈴音の野望は実は、ネギのパワーアップ及び精神的成長だった」という予想もあり、あのセリフの一致度はこっちの方が高いのですが、それだと何かモロに思考がタイムパラドックスから抜け出せなくなっちゃうんですよね〜(滝汗)まあ「ネギ先生に負けたら術式差し替え」という決断も、矜持云々というより「超の迷いの産物」と考えるとしっくり来る様な気がします。
そんなわけでネギくんとの戦いの中、超は何らかの答えを出したと。それはネギくんが超との戦いで出した答えのように「善悪」とか「正しい間違っている」といった判定を超えたものだったのでしょう。あるいは「負けたら悪で、勝ったら正義」というものを超えたものだったのでしょう(言葉に直すとどうしても善悪を語っているように見えちゃいますけどね)…え〜っと?とりあえず2つくらい考えられるかな?
1.自分の計画は正しかった…というかやってよいものだったと。計画は潰えたが、また他に自分がやれる事を成すだけだと。
2.やっぱり歴史…自分の生きていない世界は変えちゃいかんね。押し付けちゃいかんね。ありふれた悲劇を振りまくなら自分の時代でね。
僕は…前者かなあという気がしています。ま、なんとなくですが、自分に肯定的な方が超らしいw(…あ、でも確実に同じ計画で再起を図らないのは後者だなあ?)

それともう一つの謎「何故、来たのがネギくんの時代だったのか?」ですが、これも超の野望を仮定する事で、歴史改変のセオリーが見えてきます。それは「歴史改変の影響がなるべく小さく(つまり近過去で)未来の科学技術が圧倒的な戦力差となる時代」である事。そして魔法が世界に認知された時に起こる混乱の沈静化をまる程度見届ける時間がある事ですね。そうすると100年という時間はけっこう妥当な気もしてくるんですが…。ちょっと考えたんですが、もしかすると「ネギま」の物語進行中に世界樹が倒壊する可能性があるんじゃないかと。…無いかな?う〜ん、何だかんだ言ってもなるべく近い未来な方がいいには違いないんですよね。で、この後時を待たず世界樹が倒れ強制認識魔法を使いようが無くなるとしたら、この時代を選んだ理由がジャストになってくるんですね。……まあ、戯言なんですけどねえ…ふふふ(←戯言と思っていない)…というような予想は、もう他のサイトとかではビシバシ言い当てまくり?つか既に否定されまくり?…ま、いっか。

しかし、掲載した画像の「また会おう!!」ですが、この画いいなあ…。振り上げた左手の掌がいい!不格好故に力強さがある。赤松先生、こんな不格好な手描くんだ…。

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