■[アニメ諸評][宇宙をかける少女] ルイ >> ★★☆:(3話まで)キャラクターが滅茶苦茶多い上に似たデザインが多く、しかも主人公自体が「目標がない」事自体を個性とした、巻き込まれ型なんですよね。主人公が巻き込まれ型で周りの状況も煩雑となると、どこを観れば視点が落ち着くかがサッパリわからない(笑)。どっちかをあやふやにするなら、どっちかを明確にして欲しい・・・しょうがないから、その辺の状況は暫くスルーして、とにかく少女と自律コロニーとの交感を軸とした、ジュブナイルSF(ETみたいな)として観ておけばいい、っていうかそう観ない事にはホントに視点の「無い」作品ですよねw福山潤がルルーシュ声で演じるコロニー「レオパルド」が、ありとあらゆる所で男根のメタファーを強調してきたり(レーザー発射の為に金の玉2つ、ってやりすぎだろ・・・)20世紀文化をよくわからない基準で抜き出してロスト・テクノロジー、というか「宇宙時代前の遺物」として括っているあたりが見所でしょうか。2話冒頭で出てきたジャズのレコード、チャーリー・ミンガスの直立猿人から始まってチャーリー・パーカーにアートブレイキー&ジャズメッセンジャーズ…モダンジャズの名レコードだけをえり抜いてるんですが、モダンジャズ縛りに何か設定的な意味があるとは思えないw単に作り手にとって、「そこ」が音楽的な面での、「前・宇宙時代」なんでしょう。何か全体的にそういった、作り手の半端なノスタルジーに乗っかって愉しむものなのかな?とか。 <2009/01/23 04:51> [返] [削] |
■[アニメ諸評][まりあ†ほりっく] ルイ >> ★★★☆:(2話まで)百合趣味を隠す少女と、女装を隠す美少年との、女学院での波乱万丈なスクール・ライフコメディ。一話がかなり面白くて「あれえ!?キャラクターが立ちまくってる場合、新房監督の視覚的に多少五月蝿い演出も気にならない寧ろ香辛料状態!?とかなり高評価だったんですが、何か2話観たらフッツーに「新房作品」だったので、バランスとって現時点ではこの評価(笑)。キャラクター性と演技で押し切れば、多分演出のアクとうまいことつりあいがとれるはずだと思うし、その点で一話は僕にとっては「ちょっと新鮮な新房作品」だったんですけどねえ・・・まあ、今後に期待。やっぱり真田アサミさんが演じる主人公の、大車輪の受け演技が作品の肝でしょう。相手役の小林ゆうさんは、彼女の為にあてがきしたかのようなドはまりっぷり。この方、ぶんまわし系のホームランバッターの香りがします・・・w小林さんの声質を考えて、その召使が井上麻里奈さんというのはちょおっと気に入らないんですが(結構かぶると思うので)まあ、とにかくアサミさんの1人受けが問われる作品です。頑張るにょ!←? <2009/01/23 04:37> [返] [削] |
■[アニメ諸評][さすが「瀬戸の花嫁」!] ルイ >> ★★★★☆ 観ました。さすがの面白さですねえ。当時観ていた頃よりコンテ演出方面に意識が進んでいるので、また別の発見がありました。新キャラも・・・ハイテンション瀬戸の花嫁+金朋地獄というのは、キャスティングわかってるなと。まあ、一話目の職人的なリズム感が大好きですね。久々に「瀬戸」を観て、しかも唐突な流れなのに「回避は大丈夫!あとはドラゴン・・・ドラゴンさえ現れれば・・・!」とか、ワケのわからない「観方」をできてしまのも…w 理想を言えば、柿原優子脚本が観たい!!orzってのもあるんですけど、それ以外では大満足です。特にルナ役の野川さくらさんは快演というか・・・怪演というか・・・w喉大丈夫なんでしょうか、あのテンション?w <2009/01/22 05:58> [返] [削] |
■[アニメ諸評][イナズマイレブン] ルイ >> ★★★★☆:(破れ!忍者サッカー!)これが超次元サッカーアニメだ!!…構成が優れているという事なのかな…。当初は個々のスタッフを意識して眺めていたんですけど、それにしては脚本家、演出家・・・特定の人に限らずに、優れた回が多すぎる。構成が掲げるハードルが高く、それに応えようとすると自然とどの脚本も「締まる」、そんな印象を持ち始めています。とはいえ、この回は脚本が凄いんですけどね。この回も紛れもなく傑作と呼べる一話ながら、今回は圧倒的に脚本の貢献だと思います。豊富すぎる面白必殺技を持つ敵を、一話で試合開始から終了まで持っていく。それだけで物凄い速度を感じる一話なんですけど、試合前の壁山の布石、競争エピソードなど、Bパートで結実する布石をしっかり打っておいて、頭と終わりは夏未嬢。情報が詰まりに詰まっていて、Bパートを観ている頃には「あれ?あの布石、今回打たれたんだっけ?」とすら思えてくる。同時に風丸の決意という前回と今回を繋ぐ一回戦のテーマを処理する事で「サッカーの良さ」を謳いあげ、陸上部の後輩が良い客席ポジションを取り、その一方で鬼道がサブ解説ポジションをこなしながら悲しいフラグを撒き散らす。脅威の一話です。面白いセリフまわしも多いし、稲荷明比古さんの素晴らしい脚本回だと思う。・・・てか、戦国伊賀島の必殺技が、それぞれ掘り下げたくなるくらいネタがいいんだ・・・w「でも、それを逐一相手にしない」この贅沢な切捨てが、作品の速度とエネルギーに直に繋がっています。 <2009/01/19 19:47> [返] [削] |
■[娯楽のハイエナ][作画チェック][演出チェック][ サブタイトルのハイエナ RIDEBACK第1話「深紅の鉄馬」] ルイ >> 公式サイト=http://www.rideback-anime.jp/rideback.html脚本=高屋敷英夫絵コンテ=高橋敦史演出=高橋敦史、若林漢二作画監督=田崎聡原画=阿比留隆彦・新岡浩美・寺尾洋之・内田信也・鈴木ひろみ・諸貫哲朗・金錦樹・橋本浩一・青野厚司・佐藤利幸・中村光宣・長森佳容・中川雅文・片岡恵美子・神山裕子・斉藤真由・本木久年・小磯由佳・増井直子・松村政輝・谷口亜希子・李胛胶・小野重幸・動画工房・スタジオ・マーク アニメ第一話は、とにかく事前情報なしで観るのを好みます。とりあえず大体の番組を… <2009/01/18 10:58> [返] [削] |
■[娯楽のハイエナ][ラストです] ルイ >> 全て観終えました。喰霊等を観る事ができていないのは、本当に痛いんですがまぁ今年中に観るとして 【作品選考(候補)】 ・「ソウルイーター」 ・「とらドラ」 ・「ミチコとハッチン」 ・「イナズマイレブン」 ・「カードライバー翔」 ・「今日の5の2」 ・「まかでみWAっしょい!」 ・「喰霊−零−」 ・「ガンダム00」 ・「カオスヘッド」 【サブタイトル選考(候補)】 ・「とらドラ」第1話「虎と竜」 ・「少年突破バシン」第14話「初ファイナルはナミダのちスマイル」 ・「イナズマイ… <2009/01/18 10:37> [返] [削] |
■[娯楽のハイエナ][作画チェック][演出チェック][OPチェック][ OPEDのハイエナ 続夏目友人帳 OP] ルイ >> 公式サイト=http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/zokunatsume/絵コンテ・演出=竹内哲也原画=奥野治男・川添雅和・小林美由紀・高田真美恵・竹内哲也・田中織枝・松野笑美子・山田起生 「夏目友人長」は1期目も合わせて、OP・EDが非常に上手く作られています。以前一期EDを紹介しましてhttp://www.tsphinx.net/manken/hyen/hyen0246.html今回もEDは岸田隆宏さんによる美観溢れるもの。そちらも良いのですが、今回はこっち(OP)でしょう。現代のアニメーターの中でも、おそらくはかなりの重要人物である竹内哲也さん… <2009/01/15 00:12> [返] [削] |
■[電視の部屋][作品チェック][OPチェック][機動戦士ガンダム00 第2期後期OP] ルイ >> 絵コンテ=寺岡巌演出=水島精二・角田一樹・北村真咲作画監督=キャラクター 千葉道徳メカニック 中谷誠一原画=木村貴宏・中田栄治・千羽由利子・板垣敦・坂本修司・石田可奈・岡山思奈子・森寛之・佐光幸恵・橋本裕之・小暮昌広・田畑嘉之・波部崇・渡辺義弘・三輪和弘・森賢・斉藤久・ジミーストーン 厳しい現実において、例え今叶わなくても、甘い夢想に過ぎないと思える理想を敢えてふりかざす事の「意味」を問う(主観イメージ)「ガンダム00」、後期OPです。原画に木村貴宏、中田栄治、千羽由利子…と、「コ… <2009/01/12 23:01> [返] [削] |
■[アニメ諸評][ネットゴーストPIPOPA] ルイ >> ★★★★★:(40話・ズット@イッショ)説明台詞が多い回なんですけど、だからこそ正反対に「大切な人がいるから」だけで覚悟してしまえるプーの一言に重みが乗るという演出。また、この1話でDF社秘書に「ジン・・・!(風間社長)」って言わせちゃうのが、ちょっと強烈。構成の山田さん、木村監督ともども、本当にこの作品が最高傑作になるでしょうね。プーの豊崎さんの「敢えて明るい」演技、ピットの白石さんの慟哭、秘書の高垣さんの慟哭&全編を彩る彼女の歌声。素晴らしかった。そして前回書いた事の続きなんですが、「フラグが完成した後の、フラグ外し」の物語が始まります。ハッピーエンドの力学で挑む時間、ですね。残り10話ちょいあって「ここ」。見事な構成。 <2009/01/11 11:05> [返] [削] |
■[アニメ諸評][屍姫 赫 ] ルイ >> ★★★☆:(全13話)うーん・・・星4つだと思ってるんですが、その割にEDの未完成&完成時期による演出の不徹底さであったり(ミナイの消滅後にラストカット完成してどうするんですか・・・そして、折角遅れたなら法衣姿のオーリは13話まで隠そうよ・・・意味強すぎ・・)、作品にまるで貢献してこないキャスティングなどを踏まえた上で、敢えてちょい下げ。そのあたり看過した上でなら、かなり楽しめると思います。大根を更なる大根の来襲で覆い隠す形式がすごいよなあ・・・宮崎アニメを倣って「消費されてないオリジナルな声を」という狙いも含んでいるとは思うんですが、基本的にその考え方って演技に人生かけた人をナメてると思います。作画が強烈なところで安定しているから成立はしてるんですけど、無音慟哭演出ばかり取っているのは妥協に思えますね。あと、堀江由衣さんは別に嫌いではないんですけど、それらヘタ勢を周りで包まなきゃいけない立場と考えると、ちょっと弱い。悪い意味じゃなく、適材適所の問題で・・・声の低さもほしいから、生天目さんなり雪野五月さんなりを配置して欲しかったなあ。藤原さんでギリギリってとこで、彼演じる兄貴が逝った時一番思ったのは「彼が抜けた後の声バランス大丈夫か・・?」だったりするあたり、一部のヘタな人に限らない、キャスティング全体の欠陥を感じます。 と枝葉から触れましたが、最近流行りの「分割クール形式」時代にピッタリ合った物語。所謂「二周目」がこの形式のポイントですね(そういう意味では「バーディ」とか、正直意味がわかってない俺w)。時期を置かず2クール目がそのまま始まってるんですが、1クール開けた方が演出力が高まりそうな気がするくらい、分割クール適正の高い構成を組んでます(だからタイトルが13話までで変わるのでしょう)。 演出や展開はパッチワーク気味、正直ミエミエです(兄貴が成仏できる為の物語、ってのは序盤で気付くよね?)が、その為に必要な積みをかなり計画的に組んでいるので、構成の巧みさを感じます。例えばミナイの契約僧チェンジ選択、明らかに後の為のフリだってのは周知なんだけど、でもそこは踏まえておかないと意味わからなくなっちゃいますからね。最後に兄貴が自らの2つの誓い、その一つを守るために一つを犠牲にしてしまう事の「葛藤」の部分をモノローグなりで押さえてほしかったりもしたんですが、十分だとも思います。面白いです。 <2009/01/10 18:21> [返] [削] |